2013年11月3日日曜日

Review of the Week.(Oct.28th - Nov.1st. 2013)

10月28日(月)~11月1日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①北米(米国、カナダ)
  ・10月消費者信頼感指数⇒71.2に低下(予想75.0)。
  ・Case-Shiller⇒20都市住宅価格12.8%上昇(予想12.4%yoy)。
   (2006年以来最高値)
  ・9月PPI⇒+0.3%に低下(yoy)。
   コアは+1.2%(yoy)に微増。
  ・9月小売売上高⇒▲0.1%。
   除く自動車で+0.4%も予期せぬ下落。
  ・9月CPI⇒+1.2%に減速。コア+1.7%(yoy)。
  ・10月ADP雇用者数⇒+130千人(予想+148千人)。
  ・10月FOMC⇒政策金利据置き。資産購入規模据置き。
   ⇒12月のTapering開始可能性を否定せず。
  ・カナダ10月RBC PMI⇒55.6に上昇。2011年4月来高水準。

 ②英国
  ・9月Mortgage Approval⇒66.7千に増加。
  ・10月GFK消費者センチメント⇒▲11に低下。
  ・10月PMI製造業⇒56.0に低下。

 ③日本
  ・9月家計消費⇒+3.7%(yoy)。9月小売売上高⇒+3.1%
  ・9月失業率⇒4.0%に低下。
  ・9月鉱工業生産⇒+1.5%。
  ・9月住宅着工⇒+19.4%に上昇(yoy)。
  ・10月日銀政策決定会合⇒金融政策据置き。
   2014年GDP成長予想1.3%⇒1.5%に引上げ。
   2015年は1.5%に据置き。
   コアCPI予想2014年1.3%、2015年1.9%に据置き。

 ④欧州
  ・独10月失業率⇒6.9%。
  ・スペイン第三四半期GDP⇒+0.1%(予想通り)。
  ・スイス10月KOF指数⇒1.72に上昇。
  ・スイス10月SVME PMI⇒54.2に低下(予想55.3)。
  ・欧州圏10月CPI⇒+0.7%(予想+1.1%)。
   ⇒2009年11月以来の低水準。
  ・欧州圏9月失業率⇒12.2%に高止まり。
  ・イタリア9月失業率⇒12.5%。
  ・独9月小売売上高⇒▲0.4%(mom)。

 ⑤南半球(豪州、NZ)
  ・10月RBNZ会合⇒OCR2.5%に据置き。
   諸先進経済圏の景気動向に懸念。
   自国経済の継続的回復は将来の引締め要因。
   通貨高は引締め時期の延期要因。
  ・9月NZ建設許可件数⇒+1.4%。
  ・豪州9月建設許可⇒+14.4%(mom)に急騰。
  ・豪州第三四半期PPI⇒+1.3%、1.9%(yoy)に上昇。

 ⑥中国
  ・10月PMI⇒51.4に上昇。18ヶ月ぶり高水準。

2 金融市場

 ①株式市場
  ・世界的な製造業関連指標の好調を背景に上昇。
  ・米S&P500⇒$1,761.64、Dow⇒$15,615.55まで上昇し、
   共に史上最高値更新。

 ②債券市場
  ・世界的な製造業関連指標の好調、株式市場の堅調を
   背景に価格低下、利回りは反発バイアス。
  ・米10年債利回りは2.62%、30年債は3.63%で越週。

 ③商品市場
  ・全般に低下。
  ・原油、エネルギー、貴金属も大き目の反落。

 ④為替市場
  ・米ドルが予想外の大幅反発。
  ・カナダドルも堅調な製造業データ、GDP予想を背景に
   上昇。
  ・ECBに利下げ観測再台頭でユーロが大きく反落。
   他の欧州通貨(GBP,CHF)にも売りが波及。
  ・南半球、日本円は欧州通貨比で堅調だが対北米通貨で軟調。