10月28日(月)~11月1日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①北米(米国、カナダ)
・10月消費者信頼感指数⇒71.2に低下(予想75.0)。
・Case-Shiller⇒20都市住宅価格12.8%上昇(予想12.4%yoy)。
(2006年以来最高値)
・9月PPI⇒+0.3%に低下(yoy)。
コアは+1.2%(yoy)に微増。
・9月小売売上高⇒▲0.1%。
除く自動車で+0.4%も予期せぬ下落。
・9月CPI⇒+1.2%に減速。コア+1.7%(yoy)。
・10月ADP雇用者数⇒+130千人(予想+148千人)。
・10月FOMC⇒政策金利据置き。資産購入規模据置き。
⇒12月のTapering開始可能性を否定せず。
・カナダ10月RBC PMI⇒55.6に上昇。2011年4月来高水準。
②英国
・9月Mortgage Approval⇒66.7千に増加。
・10月GFK消費者センチメント⇒▲11に低下。
・10月PMI製造業⇒56.0に低下。
③日本
・9月家計消費⇒+3.7%(yoy)。9月小売売上高⇒+3.1%
・9月失業率⇒4.0%に低下。
・9月鉱工業生産⇒+1.5%。
・9月住宅着工⇒+19.4%に上昇(yoy)。
・10月日銀政策決定会合⇒金融政策据置き。
2014年GDP成長予想1.3%⇒1.5%に引上げ。
2015年は1.5%に据置き。
コアCPI予想2014年1.3%、2015年1.9%に据置き。
④欧州
・独10月失業率⇒6.9%。
・スペイン第三四半期GDP⇒+0.1%(予想通り)。
・スイス10月KOF指数⇒1.72に上昇。
・スイス10月SVME PMI⇒54.2に低下(予想55.3)。
・欧州圏10月CPI⇒+0.7%(予想+1.1%)。
⇒2009年11月以来の低水準。
・欧州圏9月失業率⇒12.2%に高止まり。
・イタリア9月失業率⇒12.5%。
・独9月小売売上高⇒▲0.4%(mom)。
⑤南半球(豪州、NZ)
・10月RBNZ会合⇒OCR2.5%に据置き。
諸先進経済圏の景気動向に懸念。
自国経済の継続的回復は将来の引締め要因。
通貨高は引締め時期の延期要因。
・9月NZ建設許可件数⇒+1.4%。
・豪州9月建設許可⇒+14.4%(mom)に急騰。
・豪州第三四半期PPI⇒+1.3%、1.9%(yoy)に上昇。
⑥中国
・10月PMI⇒51.4に上昇。18ヶ月ぶり高水準。
2 金融市場
①株式市場
・世界的な製造業関連指標の好調を背景に上昇。
・米S&P500⇒$1,761.64、Dow⇒$15,615.55まで上昇し、
共に史上最高値更新。
②債券市場
・世界的な製造業関連指標の好調、株式市場の堅調を
背景に価格低下、利回りは反発バイアス。
・米10年債利回りは2.62%、30年債は3.63%で越週。
③商品市場
・全般に低下。
・原油、エネルギー、貴金属も大き目の反落。
④為替市場
・米ドルが予想外の大幅反発。
・カナダドルも堅調な製造業データ、GDP予想を背景に
上昇。
・ECBに利下げ観測再台頭でユーロが大きく反落。
他の欧州通貨(GBP,CHF)にも売りが波及。
・南半球、日本円は欧州通貨比で堅調だが対北米通貨で軟調。