2013年11月24日日曜日

Well-Tuned EIGO.: I am Obligated.

以前ベテランのスポーツ記者が他社の若手記者の事を批判する記事を書いていました。

タイトルを失って前王者となったばかりの傷心のボクサーの試合直後の会見で他社の若手記者が「年齢的にもこれで引退と言う声も出ていますが?」と言う質問をしていた事に対する記事でした。

体にダメージも残る格闘技は最も過酷なスポーツである事は間違いなく、単純に疲労回復後に次の試合に臨めると言うものではありません。引退後の生活も考えればダメージの蓄積が軽いうちに引退するのが無難ですし、この辺りの事を現役のボクシング世界王者の井岡選手は、
「ボクシングは・・・次回頑張ろう・・・が無い世界だと思っている」と語っています。毎試合負けたら引退という覚悟で準備して、戦っていると言う事ですね。

多くのドラマを見てきたベテラン記者には、他者の若手記者が社内マニュアル通りという感じでノーテンキに発した質問を無神経と感じたと言う事でしょう。

ただ、記者に限らず、職業柄警察とか弁護士とか或いは普通のサラリーマンでも部下を持つ立場となれば時としてプライバシー等にも踏み込んだ質問をしなくてはならない場合もあります。

丁度Youtubeでボクシングの無敗の世界王者同士の王座統一戦で初黒星を喫してタイトルを失ったボクサーに対するインタビューを見ていたら、インタビュアーは以下のような切り出しをしていました。

I am sorry for asking this at this point but I am obligated.......

気の早い質問をして申し訳なく思いますが、立場上質問させていただきたいのですが・・・・

と切り出しているわけですね。立場上、或いは自分の職責を果たす為には聞かざるを得ないという感覚が、この I AM OBLIGATED によく出ていると思います。

Sorry for asking this but...........とやっても良いのでしょうが、I am obligated を入れた方が明らかにコミュニケーションスキルは上のような気がしますね。

因みにObligateの類語のObligeを使ったI am obligedとやっても大丈夫でしょう。