映画の中での会話なのですが、3名の依頼人と弁護士との会話の場面で、依頼人の一人がとにかくあなたを全面的に信頼して全てを任せますと言うことを言った後で、あとの2名の依頼人が弁護士を見つめながら以下のように言っていました。
二人目 ⇒ That makes two of us.
三人目 ⇒ Three.
二人目も三人目も一人目の意見に同調しているのですが、
That makes two of us.⇒私も同意見です と言うのは知らないと言えないですよね。
この場合は一人目の依頼人と意見が同じだと言っている訳ですが、相対での1対1の交渉ごとで相手と意見や立場が同じであると伝える時に使用される事が多いようです。
我々の利害は一致している。我々は運命共同体だ。と伝えるのも,
That makes two of us. と言う表現が使えると言う事ですね。
三人目は、three of us の意味で”Three”とだけ言っていますが、基本的にはこの言い回しが適用できる数に上限は無いと言うことでしょう。
Idiomと言う事ではなくても基本単語の連なりが作り出す世界の奥深さは語学学習の醍醐味でもありますが、Two of us の反対概念となるのが、One and One です。
ある有名な俳優が自身の離婚について以下のように語っていました。
We used to be two of us but we are one and one now.
かつては多くを共有していたが、今は価値観や人生観が違っていると言う事です。
よく言う”すれ違い”と言う概念もこういう風に表現すると英語っぽいですね。