2014年3月30日日曜日

Review of the Week(Mar.24th - Mar.28th.2014)

2014年3月24日(月)~28日(金)の週の簡単なReviewです。

1  Key Events.

 ①欧州圏 / スイス
  ・欧州圏3月PMI⇒53.0(予想53.3)
         サービス業PMIも52.4に低下
  ・独3月PMI⇒製造業53.8(予想54.5)
        サービス業54.0(予想55.5)
  ・独3月IFO⇒景況感110.7(予想110.9)。
        現状指数115.2(予想114.6)
        期待指数106.4(予想107.7)
        →2013年10月以来の低水準
  ・独4月GFK消費者信頼感⇒8.5(unch)。
  ・仏3月PMI⇒製造業51.9(予想49.6)
        サービス業51.4(予想47.5)
  ・ECB Weidmann(独Bundesbankチーフ)
   ⇒量的緩和(QE)も選択肢との発言
  ・欧州委員会 Tajani
   ⇒EURUSDの1.4台は問題今後通貨の議論は不可避
  ・スイスSNB Zurbrugg⇒EURCHFの下限1.20は断固防衛
          ⇒多様な手法で防衛
           マイナス金利も選択肢

 ②中国
  ・3月PMI速報(HSBC/Markit)⇒48.1(過去8ヶ月の最低値)
  ・PBOCとBOEがロンドンの人民元決済/清算のスキームで合意
   週明けにも合意書に調印へ

 ③米国
  ・St Louis連銀 Bullard総裁
   ⇒Yellen総裁のTapering終了後6ヶ月で利上げとの
    発言は従来路線上のもの。
   ⇒QE終了時期は未定。
    データ次第でありカレンダーで決められない。 
  ・Minneapolis連銀 Kocherlakota総裁
   ⇒Fedのガイダンスは政策変更を意味しない。
  ・Chicago連銀 Evan総裁⇒短期金利は2015年にかけてゼロ水準。
  ・2月耐久消費財受注⇒+2.2%(予想+1.0%)
           Ex-Transportは+0.2%(予想+0.1%)
  ・失業保険申請件数⇒3月21日の週は311千件(予想325千件)。
  ・2013年第4四半期GDP確定値⇒+2.6%。
  ・2月個人所得⇒+0.3%、支出も+0.3%。
  ・2月PCEデフレータ⇒+0.9%(鈍化,yoy)。
          ⇒PCEコア+1.1%(unch,yoy)。

 ④英国
  ・2月CPI⇒+1.7%に鈍化, コアは+1.7%に上昇(yoy)。
  ・BOE Weale ⇒英国経済は健全継続的改善が進行中
         ⇒賃金の上昇も始まっている
         ⇒将来の引締めは段階的実施
  ・2月小売売上高⇒+1.7%(予想+0.5%,mom)
  ・2013年第4四半期GDP確報値⇒+0.7%。
               ⇒経常赤字▲gbp22.5bioに改善。

 ⑤豪州 / ニュージーランド
  ・豪RBA Stevens総裁⇒豪州経済は過去数年より改善
         ⇒鉱業から多分野に好況が拡大中
         ⇒今後数年不動産ブームを予想
         ⇒今後の交易条件悪化で豪ドルも減価へ

  ・NZ English蔵相⇒NZの水準は高すぎる
          経済の不均衡是正の障害。
  ・NZ2月貿易統計⇒+nzd818mioに黒字拡大(予想nzd600mio)
         ⇒2011年4月以来の高水準
         ⇒2月としては過去最大の黒字

 ⑥日本
  ・2月CPI⇒+1.3%(yoy)。
  ・3月東京地区CPI⇒+1.0%(yoy)。
  ・2月小売売上高⇒+3.6%(yoy)。
  ・2月失業率⇒3.6%に低下。
  ・2月家計支出⇒▲2.5%(yoy)。

2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・新興国市場が牽引役となり株式市場上昇
  ・先週の上位はトルコ、ブラジル、ロシア
  ・日経平均も反発。14,696.03円で越週(先週14,224.23円)
  ・米株は不調。週次でDow+0.1%,S&P500▲0.5%,Nasdaq▲2.8%
  ・債券市場は安定推移。米10年債利回りは2.72%(先週2.74%)。
  ・米30年債利回りは3.55%(先週3.61%)。

 ②商品市場
  ・原油堅調。バレル単価$101.61と100台を回復(先週$99.49)
  ・貴金属続落。金価格は1オンス$1,292.40(先週$1,332.66)

 ③為替市場
  ・ドルインデックスは80.17と80台を維持。
  ・ECB追加緩和の憶測からユーロは反落
  ・新興国など株式堅調で新興国通貨が上昇
  ・日本円は週後半に円安方向にレンジ抜け
  ・利上げモードで南半球通貨が大きく上昇
  ・カナダドルも追随してコモディティ通貨群が週次の勝ち組。