2016年1月25日(月)~1月29日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
*RBNZ(NZ中銀)が政策金利(OCR金利)を2.5%に据え置き。
⇒先月の利下げの効果を見極めながら数か月内の追加利下げを示唆。
内容的には予想以上にハト派的。
*米FOMC政策金利据え置き。追加利上げは見送り。
*BOJ(日銀)がマイナス金利政策を導入。
⇒2013年に導入した「量的・質的緩和」政策を更に深める動き。
世界経済の減速と世界市場の混乱の国内への影響を防ぐ動き。
決定は5-4と慎重論を引きずりながらの決定。
①株式市場 / 債券市場
・週を通して不安定ながら日銀のマイナス金利導入で週末に
主要株式市場は反発へ。債券市場も価格上昇(利回り低下)
・日経平均は、最後に反発して17,518.30円で越週。(前週16,958.53円)
・米Dow→$16,459.72、S&P500→$1,939.36、Nasdaq→$4,613.95)
(前週 $16,093.37 $1,906.89 $4,591.18)
(前週比 +2.3% +1.7% +0.5% )
・1月の実績はDow -5.5%, S&P500 -5.1%, Nasdaq -7.9%
・米10年債利回りは、1.92%。(前週2.05%)
・米30年債利回りは、2.75%。(前週2.82%)
②商品市場
・商品市場は比較的安定した推移。
・原油価格は小幅に上昇。週足はバレル単価$33.62。(前週$32.20)
・金価格はオンス単価$1,117.06で越週。(前週$1,097.16)
③為替市場
・週末まではUSD売りの流れ。
EUR,GBP,AUDの上昇が目立つも週末に概ね反転。
・BOJマイナス金利導入で一気にJPY売り。
USDJPYは118円台から121円台へ。
・原油堅調でCADが堅調な推移。
・AUD,NZDは失速モード。
2016年1月31日日曜日
Global Stocks : Saved by Central Banks.
FRBの追加利上げの見送りやBOJのマイナス金利導入などにより株式市場は持ち直しの動きとなりました。
どのチャートも”最後にボン”という感じで反発していますが、これが今回のマイナス金利政策導入という黒田バズーカの威力です。
中国不安や原油価格の底割れで混乱した株式市場は、月末に黒田バズーカで大きめの反発をして1月を終了しましたが、例えば米株で見れば、1月の実績はDow -5.5%, S&P500 -5.1%, Nasdaq -7.9%と大苦戦でした。
2月から大復活というシナリオも描きにくく、基本的には戻りを見極めてしっかりヘッジをかけていくか、Exposureそのものを縮小していく方針の投資家が圧倒的に多いと思います。
とにかく値幅が大きいので見てて疲れますね・・・
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
どのチャートも”最後にボン”という感じで反発していますが、これが今回のマイナス金利政策導入という黒田バズーカの威力です。
中国不安や原油価格の底割れで混乱した株式市場は、月末に黒田バズーカで大きめの反発をして1月を終了しましたが、例えば米株で見れば、1月の実績はDow -5.5%, S&P500 -5.1%, Nasdaq -7.9%と大苦戦でした。
2月から大復活というシナリオも描きにくく、基本的には戻りを見極めてしっかりヘッジをかけていくか、Exposureそのものを縮小していく方針の投資家が圧倒的に多いと思います。
とにかく値幅が大きいので見てて疲れますね・・・
JPY : Helped ...or Hit...by Kuroda Bazooka
BOJのマイナス金利政策導入発表の前後で金融市場の様相は一変しています。
これを自宅リフォームの人気番組、Before/After(でしたっけ?)の関係者に見せれば、多くの人たちが大きな声で叫ぶでしょう。
なんということでしょう!
それにしてもお見事という影響力でした。
米、欧の量的緩和に深みを付す形で2013年に踏み込んだ量的・質的緩和が大きな節目を迎えました。
量的・質的緩和に関しては、緒論あっても一定の効果があったことは疑いようもなく、ただ、もっと短期間で劇的な効果を期待していた向きには期待外れでもあった中で、中国の失速や原油価格の低迷に加えて中東や朝鮮半島の緊張という地政学リスクの上昇などにも足を引っ張られ始めていました。
ここで、米は追加利上げを見送り、日本はマイナス金利政策の導入に踏み切るという大変大きな決断をしたわけですが、少なくとも金融市場への影響は非常に大きなものだったと思います。
実際にマイナス金利導入の影響がいつ頃どのように、どの程度感じられるのかが中長期的なOutlookを考える中では大きなポイントになりますが、当面は金曜日に起きたことに対する評価や解釈に揺れる金融市場・・・・というような展開になるのではないでしょうか。
2月もVolatilityが落ち着く感じじゃないですね。
これを自宅リフォームの人気番組、Before/After(でしたっけ?)の関係者に見せれば、多くの人たちが大きな声で叫ぶでしょう。
なんということでしょう!
USDJPY DAILY |
米、欧の量的緩和に深みを付す形で2013年に踏み込んだ量的・質的緩和が大きな節目を迎えました。
量的・質的緩和に関しては、緒論あっても一定の効果があったことは疑いようもなく、ただ、もっと短期間で劇的な効果を期待していた向きには期待外れでもあった中で、中国の失速や原油価格の低迷に加えて中東や朝鮮半島の緊張という地政学リスクの上昇などにも足を引っ張られ始めていました。
ここで、米は追加利上げを見送り、日本はマイナス金利政策の導入に踏み切るという大変大きな決断をしたわけですが、少なくとも金融市場への影響は非常に大きなものだったと思います。
実際にマイナス金利導入の影響がいつ頃どのように、どの程度感じられるのかが中長期的なOutlookを考える中では大きなポイントになりますが、当面は金曜日に起きたことに対する評価や解釈に揺れる金融市場・・・・というような展開になるのではないでしょうか。
2月もVolatilityが落ち着く感じじゃないですね。
Commodity Market : Relatively Stable Now.
商品市場は先週もじり高という展開でした。周辺市場と比較して安定感はありますね。
本格的に立ち上がるというのならSILVERなんて出遅れ感ありなのですが、まだまだ安心して入れる感じでもないですね。
引き続き原油価格が長期ボトムを付け切ったと確信出来る時を待つ・・・・という感じですね。
CRUDE OIL DAILY |
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
本格的に立ち上がるというのならSILVERなんて出遅れ感ありなのですが、まだまだ安心して入れる感じでもないですね。
引き続き原油価格が長期ボトムを付け切ったと確信出来る時を待つ・・・・という感じですね。
Top FX Movers for the Month of January 2016.
2016年1月が終了しました。1月を通しての主要通貨動向を整理しましょう。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDUSD↓0.6479 0.6825 -346 -5.34%
2.EURNZD↑1.6710 1.5879 +831 +4.97%
3.NZDJPY↓ 78.45 81.99 -354 -4.51%
4.NZDCAD↓0.9050 0.9435 -385 -4.25%
5.GBPUSD↓1.4241 1.4733 -492 -3.45%
6.NZDCHF↓0.6625 0.6842 -217 -3.28%
7.EURGBP↑0.7604 0.7364 +240 +3.16%
8.AUDUSD↓0.7085 0.7283 -198 -2.79%
9.GBPJPY↓172.44 177.03 -459 -2.66%
10.EURAUD↑1.5281 1.4890 +391 +2.56%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(3回),EUR(3回),JPY(2回),CAD,CHF
下落通貨 ⇒ NZD(5回),GBP(3回),AUD(2回)
非常に興味深いのがJPYでしょう。
BOJのマイナス金利導入で一気にJPYが下落した月末の動きが強烈な印象を残しましたが、1月は世界的な株式市場の不調や原油下落などもあって月の大部分でJPYは上昇していた為に、げt末にあれだけの急落がっても月次ベースではJPYは勝ち組に入っています。
それにしても色々あった1月でしたね。
Top FX Movers of the Week.(Jan.25th - Jan.29th.2016)
2016年1月25日(月)~1月29日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDJPY↑ 85.80 83.16 +264 +3.08%
2.CADJPY↑ 86.66 84.04 +262 +3.02%
3.EURJPY↑131.17 128.20 +297 +2.26%
4.USDJPY↑121.09 118.76 +233 +1.92%
5.NZDJPY↑ 78.45 77.02 +143 +1.82%
6.AUDCHF↑0.7245 0.7113 +132 +1.82%
7.CADCHF↑0.7319 0.7188 +131 +1.79%
8.GBPJPY↑172.44 169.36 +308 +1.79%
9.GBPCAD↓1.9896 2.0150 -254 -1.28%
10.CHFJPY↑118.34 116.83 +151 +1.28%
通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ CAD(3回),AUD(2回),EUR,USD,NZD,GBP,CHF
下落通貨 ⇒ JPY(7回),CHF(2回),GBP
週次ベースでJPYが最弱通貨ですが、JPYの下落は金曜日のみに集約されていたと言っても過言ではないでしょう。黒田バズーカの威力は凄かったですね。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年1月29日(金)の北米市場における最後の4時間枠での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.CADJPY↑ 86.66 86.17 +49 +0.57%
2.EURCAD↓1.5132 1.5213 -81 -0.54%
3.CADCHF↑0.7319 0.7283 +36 +0.49%
4.USDCAD↓1.3970 1.4032 -62 -0.44%
5.NZDCAD↓0.9050 0.9084 -34 -0.38%
6.AUDCAD↓0.9899 0.9933 -34 -0.34%
7.GBPCAD↓1.9896 1.9956 -60 -0.30%
8.GBPJPY↑172.44 172.00 +44 +0.26%
9.EURGBP↓0.7604 0.7623 -19 -0.25%
10.AUDJPY↑ 85.80 85.61 +19 +0.22%
通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ CAD(7回),GBP(2回),AUD
下落通貨 ⇒ JPY(3回),EUR(2回),CHF,USD,NZD,AUD,GBP
週末に向けた調整ではCADが買われ、JPYは最後まで弱かったと言う流れです。
2016年1月24日日曜日
Review of the Week.(Jan.18th - Jan.22nd 2015)
2016年1月18日(月)~1月22日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
*中国人民銀行(中銀)が21日、 短期金融市場
に計4千億元(約7兆1400億円)の大規模資金供給。
(2013年2月以来、約3年ぶりの規模)
*ECB(欧州中銀)も21日、Draghi総裁が3月にも
追加緩和を示唆。
①株式市場 / 債券市場
・株式市場がやっと反発、債券市場も小幅に反落(利回り上昇)。
・日経平均も金曜日に941.27の反発。それでも週足は陰線。
終値は16,958.53円で越週。(前週17,147.11円)
・米Dow→$16,093.37、S&P500→$1,906.89、Nasdaq→$4,591.18)
(前週 $15,930.55 $1,869.49 $4,455.60)
(前週比 +0.7% +1.4% +2.3% )
・米株は2016年初めてのプラス週。
・米10年債利回りは、2.05%。(前週2.03%)
・米30年債利回りは、2.82%。(前週2.81%)
②商品市場
・金曜日に原油価格が大きく反発。商品市場全般を押上げ。
原油価格は、記録上単日では最大の上昇率を記録。(+9.04%)
・原油価格は、バレル単価$32.20で越週。(前週$29.64)。
・金価格は、オンス単価$1,097.16で越週。(前週$1,087.56)
③為替市場
・為替市場でも過去数週間の動きのUnwindが進行。
USD以外の主要通貨に対してコモディティ通貨が反発へ。
・原油、株の反発を受けた危機モードの後退にJPYも反落。
・ECBの追加緩和示唆後にEURが下落。GBP、CHFも追随。
・最強通貨はCADで,AUDが続く展開。
金融市場
*中国人民銀行(中銀)が21日、 短期金融市場
に計4千億元(約7兆1400億円)の大規模資金供給。
(2013年2月以来、約3年ぶりの規模)
*ECB(欧州中銀)も21日、Draghi総裁が3月にも
追加緩和を示唆。
①株式市場 / 債券市場
・株式市場がやっと反発、債券市場も小幅に反落(利回り上昇)。
・日経平均も金曜日に941.27の反発。それでも週足は陰線。
終値は16,958.53円で越週。(前週17,147.11円)
・米Dow→$16,093.37、S&P500→$1,906.89、Nasdaq→$4,591.18)
(前週 $15,930.55 $1,869.49 $4,455.60)
(前週比 +0.7% +1.4% +2.3% )
・米株は2016年初めてのプラス週。
・米10年債利回りは、2.05%。(前週2.03%)
・米30年債利回りは、2.82%。(前週2.81%)
②商品市場
・金曜日に原油価格が大きく反発。商品市場全般を押上げ。
原油価格は、記録上単日では最大の上昇率を記録。(+9.04%)
・原油価格は、バレル単価$32.20で越週。(前週$29.64)。
・金価格は、オンス単価$1,097.16で越週。(前週$1,087.56)
③為替市場
・為替市場でも過去数週間の動きのUnwindが進行。
USD以外の主要通貨に対してコモディティ通貨が反発へ。
・原油、株の反発を受けた危機モードの後退にJPYも反落。
・ECBの追加緩和示唆後にEURが下落。GBP、CHFも追随。
・最強通貨はCADで,AUDが続く展開。
Global Stocks : 1st Positive Week for US in 2016.
それにしても値動きがすごかったですね・・・・
中国の流動性供給にECBの追加緩和の示唆などもあって週末に向けて原油価格と足並みを揃えて株式市場は広範な反発を見ました。
米株市場が、週次ベースで2016年初めての陽線となりました。
日経平均も週末に約940円もの反発をしていますが、それでも週次ベースではマイナスと言うのですから木曜日までの下げ幅が1,000円規模であったという事です。
どのチャートも上にも下にもちぎれるような形状が目立っており、昨今の株式市場の値動きの粗さを感じさせます。
今週も反発が続くのか、週末の動きは調整として再下落に向かうのかは微妙なところです。
一旦目先の底値は付けて、少し落ち着いた揉み合い相場に入るというのがメインシナリオかも知れませんね。
中国の流動性供給にECBの追加緩和の示唆などもあって週末に向けて原油価格と足並みを揃えて株式市場は広範な反発を見ました。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
米株市場が、週次ベースで2016年初めての陽線となりました。
日経平均も週末に約940円もの反発をしていますが、それでも週次ベースではマイナスと言うのですから木曜日までの下げ幅が1,000円規模であったという事です。
どのチャートも上にも下にもちぎれるような形状が目立っており、昨今の株式市場の値動きの粗さを感じさせます。
今週も反発が続くのか、週末の動きは調整として再下落に向かうのかは微妙なところです。
一旦目先の底値は付けて、少し落ち着いた揉み合い相場に入るというのがメインシナリオかも知れませんね。
NIKKEI DAILY |
CRUDE OIL : Snapping Back on Cold Snap.
原油価格が・・・これまた急激な戻し相場です。
バレル単価で$28台から$32台までの戻りですが、分母が小さくなっていることもあるのですが、金曜日の上昇率は、記録上単日の上昇としては最高値の更新となるようです。
外部要因としては、欧州などでの突然の大規模な寒波があります。日本もそうですね。
また、有象無象の為替市場などよりもよほど規模の小さな商品市場では、実は主だった参加者の動きは把握しやすいのですが、どうも金曜日には最も大きなショートポジションを保有していたアカウントが一日で全ての売りポジションを手仕舞うと言う動きも観測されたようです。
これは後日、象徴的な動きだったと言う風に振り返られる事象であった可能性もありますよね・・・・
台風の目で有り続けた原油価格。引き続き注視していきましょう。
CRUDE OIL DAILY |
外部要因としては、欧州などでの突然の大規模な寒波があります。日本もそうですね。
また、有象無象の為替市場などよりもよほど規模の小さな商品市場では、実は主だった参加者の動きは把握しやすいのですが、どうも金曜日には最も大きなショートポジションを保有していたアカウントが一日で全ての売りポジションを手仕舞うと言う動きも観測されたようです。
これは後日、象徴的な動きだったと言う風に振り返られる事象であった可能性もありますよね・・・・
台風の目で有り続けた原油価格。引き続き注視していきましょう。
EUR : Pulling Back on ECB Easing Bias.
対USDで1.1台も視野に入れていたEURですが、3月にも政策を見直すと言うDraghi ECB総裁の発言により反落に転じています。この状況での政策の見直しとは、追加緩和の可能性を示唆したという事になります。
EURUSDの週足は、1.08も割れた水準であり、まだまだ市場に残るEURロングポジションが少々痛み始めた水準での越週となっています。
日次チャートの左側を見ると、もともとは結構な下落相場だった後に大きめの反発をして、その後にレンジ入りしていたことがわかります。そのレンジでも上値を徐々に切り下げるような形状になっており、先週の動きでも1.09~1.1と言うゾーンがかなり上値の重い水準として意識されていくことになりそうです。
次は、EURの下値を探る展開になりそうですね。
EURUSD DAILY |
EURUSDの週足は、1.08も割れた水準であり、まだまだ市場に残るEURロングポジションが少々痛み始めた水準での越週となっています。
日次チャートの左側を見ると、もともとは結構な下落相場だった後に大きめの反発をして、その後にレンジ入りしていたことがわかります。そのレンジでも上値を徐々に切り下げるような形状になっており、先週の動きでも1.09~1.1と言うゾーンがかなり上値の重い水準として意識されていくことになりそうです。
次は、EURの下値を探る展開になりそうですね。
Commodity Dollars : Fueled by CRUDE OIL.
CAD,AUDの反発を確認します。やや遅れてですが、NZDも続いています。
先週の最強通貨はCADでしたが、
①原油価格の反発
②BOCのややタカ派色の中立姿勢
と言った材料がありました。
AUDも随分下げていましたので、しっかり反発していますね。
欧州通貨や円に対しても結構なショートスクィーズが入っています。
このままイケイケで上昇とも思えませんので、一旦はConsolidationの時間帯に入ると言うイメージではないでしょうか。
USDCAD DAILY |
AUDUSD DAILY |
NZDUSD DAILY |
先週の最強通貨はCADでしたが、
①原油価格の反発
②BOCのややタカ派色の中立姿勢
と言った材料がありました。
AUDも随分下げていましたので、しっかり反発していますね。
欧州通貨や円に対しても結構なショートスクィーズが入っています。
このままイケイケで上昇とも思えませんので、一旦はConsolidationの時間帯に入ると言うイメージではないでしょうか。
JPY : FUELED and FOOLED by RISK SENTIMENT.
原油価格や株価の下落と歩調を合わせて来たのが円高の流れでしたが、原油、株価の反発を受けて円もしっかり反落する展開でした。
先週のUSDJPYは一時115円台にも突入する局面がありましたが、あっさりと118円台後半まで駆け上がっての越週となっています。
速度の速い下落を続けたCommodity通貨でのクロス円ショートも大流行だった訳ですが、こちらのスクィーズもなかなかのものです。
ディーラー目線で言えば、一番儲けやすかったフェーズは終わってしまったと言う印象でしょうか。
先週のクロス円の上昇をロングでしっかり取れた人はすごいと思います。
ショートで踏ん張っている勢力も多いと思われますが、キャリーもネガティブですので、横ばいでもじりじり痛むため、断続的なスクィーズが誘発される展開にも注意しておきましょう。
USDJPY DAILY |
先週のUSDJPYは一時115円台にも突入する局面がありましたが、あっさりと118円台後半まで駆け上がっての越週となっています。
速度の速い下落を続けたCommodity通貨でのクロス円ショートも大流行だった訳ですが、こちらのスクィーズもなかなかのものです。
AUDJPY DAILY |
CADJPY DAILY |
先週のクロス円の上昇をロングでしっかり取れた人はすごいと思います。
ショートで踏ん張っている勢力も多いと思われますが、キャリーもネガティブですので、横ばいでもじりじり痛むため、断続的なスクィーズが誘発される展開にも注意しておきましょう。
Precious Metals : Now They say....BUY again...?.
貴金属価格ですが、まー安定しているという表現が妥当でしょうか。
底打ち感あり? とか、もっと積極的な買い推奨もまた随分増えてきているんですけど・・・・どうも価格動向(チャート)が冷めているというか、盛り上がってこない気がします。
金はまだしも、銀なんて随分上ヒゲも多いし、また下落しそうな気配すら感じるイメージではないでしょうかね。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
底打ち感あり? とか、もっと積極的な買い推奨もまた随分増えてきているんですけど・・・・どうも価格動向(チャート)が冷めているというか、盛り上がってこない気がします。
金はまだしも、銀なんて随分上ヒゲも多いし、また下落しそうな気配すら感じるイメージではないでしょうかね。
Top FX Movers of the Week.(Jan.18th - Jan 22nd.2015)
2016年1月18日(月)~1月22日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.CADJPY↑ 84.04 80.45 +359 +4.27%
2.CADCHF↑ 0.7188 0.6888 +300 +4.17%
3.EURCAD↓ 1.5250 1.5859 -609 -3.99%
4.AUDJPY↑ 83.16 80.26 +290 +3.49%
5.AUDCHF↑ 0.7113 0.6873 +240 +3.37%
6.EURAUD↓ 1.5405 1.5886 -481 -3.12%
7.USDCAD↓ 1.4128 1.4532 -404 -2.86%
8.GBPCAD↓ 2.0150 2.0723 -573 -2.84%
9.NZDCAD↓ 0.9160 0.9389 -229 -2.50%
10.GBPAUD↓ 2.0346 2.0757 -411 -2.02%
上記通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ CAD(6回),AUD(4回)
下落通貨 ⇒ JPY(2回),CHF(2回),EUR(2回),GBP(2回),USD,NZD
遂に(?)、やっと(?)調整が入りました。
これが反転か調整家は別にしても実に長い(だらだらした?)混乱相場でした。
Big Pictureをよく整理して行く必要がありますね。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年1月22日(金)の北米市場における最後の4時間枠での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPCAD↓2.0150 2.0221 -71 -0.35%
2.NZDJPY↑ 77.02 76.75 +27 +0.35%
3.GBPNZD↓2.1987 2.2064 -77 -0.35%
4.CADJPY↑ 84.04 83.76 +28 +0.33%
5.EURCAD↓1.5250 1.5295 -45 -0.30%
6.EURNZD↓1.6641 1.6690 -49 -0.29%
7.GBPAUD↓2.0346 2.0400 -54 -0.27%
8.NZDCHF↑ 0.6589 0.6572 +17 +0.26%
9.GBPUSD↓1.4261 1.4293 -32 -0.22%
10.USDJPY↑118.76 118.51 +25 +0.21%
通貨レベルへの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ CAD(3回),NZD(4回),USD(2回),AUD
下落通貨 ⇒ GBP(4回),JPY(3回),EUR(2回),CHF
やはり強烈だったトレンドに対する調整ですから最後までコモディティ通貨が買われる流れでした。
2016年1月17日日曜日
GHIBLI as HEAD-ON WIND : BAD JINX to BREAK?
米雇用統計とジブリ作品のTV放映の不思議なジンクスはよく話題になります。これらが重なると高確率で雇用統計が予想比悪い内容となり、株式市場下落するというものです。
先週の金曜日は米雇用統計の発表日ではありませんが、ジブリ作品の天空の城ラピュタのTV放映があり、欧米株式市場の腰砕け的な展開とも重なったことで、雇用統計に関係なくジブリ作品と株式市場の相性の悪さが話題になっています(笑)。
今の金融市場は非常にセンチメントが脆弱であり、悪材料は何でもかんでも拡大解釈される傾向があるのと、予測不能度の高い環境の中で、少しでも説明材料が欲しいという状況の表れなのではないでしょうか。
今週の金曜日も・・・魔女の宅急便があるそうですね。
私も好きな作品ですが、ストーリー展開の中でも主人公が箒やブラシで乱高下したり・・・・飛行船が失速、下落したり・・・それに捕まっていた少年が・・・・・
これは今週も株式市場は乱高下でしょうか?
そう思いながら調べてみたら、糸井重里氏によるこの映画のキャッチコピーは、「おちこんだりもしたけど、私はげんきです」というものだそうです。
意訳するなら・・・ I've seen ups and downs and I am doing OK. なんてどうでしょう?
金曜日あたりでの底打ちを予想しておきましょうか!
今年の株式市場の展開は、まさにジブリ作品のようです・・・・
先週の金曜日は米雇用統計の発表日ではありませんが、ジブリ作品の天空の城ラピュタのTV放映があり、欧米株式市場の腰砕け的な展開とも重なったことで、雇用統計に関係なくジブリ作品と株式市場の相性の悪さが話題になっています(笑)。
今の金融市場は非常にセンチメントが脆弱であり、悪材料は何でもかんでも拡大解釈される傾向があるのと、予測不能度の高い環境の中で、少しでも説明材料が欲しいという状況の表れなのではないでしょうか。
今週の金曜日も・・・魔女の宅急便があるそうですね。
私も好きな作品ですが、ストーリー展開の中でも主人公が箒やブラシで乱高下したり・・・・飛行船が失速、下落したり・・・それに捕まっていた少年が・・・・・
これは今週も株式市場は乱高下でしょうか?
そう思いながら調べてみたら、糸井重里氏によるこの映画のキャッチコピーは、「おちこんだりもしたけど、私はげんきです」というものだそうです。
意訳するなら・・・ I've seen ups and downs and I am doing OK. なんてどうでしょう?
金曜日あたりでの底打ちを予想しておきましょうか!
今年の株式市場の展開は、まさにジブリ作品のようです・・・・
Review of the Week.(Jan.11th - Jan.15th 2016)
2016年1月11日(月)~1月15日(金)の週の簡単なReviewです。
*イランへの経済制裁解除へ。(原油価格下落圧力)
*米株、Dowは2015年9月以来の$16,000割れ。
S&P500は2014年10月以来の最悪週。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は週半ばに一旦反発するも週末に再度崩れる展開。
債券市場は資本再流入を受けて長期金利は大幅低下へ。
・日経平均は、17,147.11円で越週。(前週17,697.96円)
・米Dow→$15,930.55、S&P500→$1,869.49、Nasdaq→$4,455.60)
(前週 $16,346.45 $1,922.03 $4,643.63)
(前週比 -2.2% -2.2% -3.3% )
S&P500は、2014年10月以降で最悪の週。
ダウの下げ幅も$500以上⇒前週の下げ幅はリーマンショック時
の2008年10月以来7年3ヶ月振りの規模であったが反発できず
に先週も続落。
・米10年債利回りは、2.03%。(前週2.27%)
・米30年債利回りは、2.81%。(前週2.99%)
②商品市場
・原油価格続落。中国株続落に加えてイランの制裁解除による
原油輸出の増加を織り込む動き。
・原油価格は、バレル単価で$29.64と遂に$30割れの越週。
(前週$32.88)
・貴金属は小幅に下落。
金価格はオンス単価$1,087.56で越週。(前週$1,103.61)
③為替市場
・JPYが最強通貨。USD,EURが続く展開。(主要3通貨に上昇圧力)
・原油続落の影響などでAUD,NZD,CADとGBPが負け組。
・総じてVolatileな展開のまま越週。週明けから予断許さず。
*イランへの経済制裁解除へ。(原油価格下落圧力)
*米株、Dowは2015年9月以来の$16,000割れ。
S&P500は2014年10月以来の最悪週。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は週半ばに一旦反発するも週末に再度崩れる展開。
債券市場は資本再流入を受けて長期金利は大幅低下へ。
・日経平均は、17,147.11円で越週。(前週17,697.96円)
・米Dow→$15,930.55、S&P500→$1,869.49、Nasdaq→$4,455.60)
(前週 $16,346.45 $1,922.03 $4,643.63)
(前週比 -2.2% -2.2% -3.3% )
S&P500は、2014年10月以降で最悪の週。
ダウの下げ幅も$500以上⇒前週の下げ幅はリーマンショック時
の2008年10月以来7年3ヶ月振りの規模であったが反発できず
に先週も続落。
・米10年債利回りは、2.03%。(前週2.27%)
・米30年債利回りは、2.81%。(前週2.99%)
②商品市場
・原油価格続落。中国株続落に加えてイランの制裁解除による
原油輸出の増加を織り込む動き。
・原油価格は、バレル単価で$29.64と遂に$30割れの越週。
(前週$32.88)
・貴金属は小幅に下落。
金価格はオンス単価$1,087.56で越週。(前週$1,103.61)
③為替市場
・JPYが最強通貨。USD,EURが続く展開。(主要3通貨に上昇圧力)
・原油続落の影響などでAUD,NZD,CADとGBPが負け組。
・総じてVolatileな展開のまま越週。週明けから予断許さず。
Global Stocks : 2016 Has seen $3Trillion Lost Globally.
上下の変動幅に要注意状態の株式市場ですが、木曜日の反発も虚しく、週末前の大幅下落の演出となってしまいました。大きめの反発をした翌日の全戻し以上の下落という展開をうけて株式市場には大きなダメージが残る越週となります。
最大公約数的な展開として、木曜日に反発がありました。
あれだけの下落が続いた後なので、この反発も暫くは続くかと思ったのですが、金曜日には一気に崩れてしまいました。
ベアマーケットラリーにしても一息つくような展開があるものですが、先週の値動きを見る限り、投資家のリスク調整はまだまだ峠を越えてはいなかったと言う事なのでしょうか。
多くの市場が、金曜日の終値が殆ど週の安値と言う」終わり方をしています。今週も月曜日の寄り付きから大きな動きがあってもおかしくありませんので注意が必要です。
とにかく悪材料が多すぎるのですが、流石に空売りポジションも積み上がって来たようですので、双方向に値が伸びやすい危険な状況なのではないでしょうか。
2016年は各主要市場で殆ど陽線を見ない展開となり、グローバルで3兆ドルの富が蒸発した計算となり、これは記録で確認できる限りで最悪のスタートとなっています。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
あれだけの下落が続いた後なので、この反発も暫くは続くかと思ったのですが、金曜日には一気に崩れてしまいました。
ベアマーケットラリーにしても一息つくような展開があるものですが、先週の値動きを見る限り、投資家のリスク調整はまだまだ峠を越えてはいなかったと言う事なのでしょうか。
多くの市場が、金曜日の終値が殆ど週の安値と言う」終わり方をしています。今週も月曜日の寄り付きから大きな動きがあってもおかしくありませんので注意が必要です。
とにかく悪材料が多すぎるのですが、流石に空売りポジションも積み上がって来たようですので、双方向に値が伸びやすい危険な状況なのではないでしょうか。
2016年は各主要市場で殆ど陽線を見ない展開となり、グローバルで3兆ドルの富が蒸発した計算となり、これは記録で確認できる限りで最悪のスタートとなっています。
CRUDE OIL : Breaking $30 Handle.
原油価格もよもやの$30割れとなりました。
ここへ来てイランに対する経済制裁の解除も重なり、イランから大量の原油の輸出が可能になるという材料が加わってきました。
世の中の枠組みがこう言う風に変わってくるなら、先行きの予測も非常に困難になります。
こちらのチャートも安値引けでの越週。
なかなか先が見通せません。
かつてのオイルショックを経験した世代の人々は、こういう形の真逆のオイルショックが起こる将来を予想できたでしょうか?
世界情勢も金融市場もそれだけ前例のない状況の中で手探りの模索が続いているのではないでしょうか。
ここへ来てイランに対する経済制裁の解除も重なり、イランから大量の原油の輸出が可能になるという材料が加わってきました。
世の中の枠組みがこう言う風に変わってくるなら、先行きの予測も非常に困難になります。
CRUDE OIL DAILY |
こちらのチャートも安値引けでの越週。
なかなか先が見通せません。
かつてのオイルショックを経験した世代の人々は、こういう形の真逆のオイルショックが起こる将来を予想できたでしょうか?
世界情勢も金融市場もそれだけ前例のない状況の中で手探りの模索が続いているのではないでしょうか。
Commodity Dollars : Tanked.
いろいろな説明が付きますが、コモディティ通貨の続落が顕著です。
AUDUSD DAILY |
NZDUSD DAILY |
USDCAD DAILY |
NZDが若干マシですが、AUDもCADも金曜日の終値が週の安値と言うイメージの終わり方ですね。
戻しありきですが・・・丁寧な戻り売りを志向するのみと言うチャートになっています。
トレーディングとしては低レバレッジとストップロスオーダーは必須ですので、トレンドフォローも慎重に行いましょう。
GBP : Along With Crude Oil.
最近のGBPはコモディティ通貨群以上に原油価格との相関が高いことが注目されています。
日々チャートを見ている限りは、相応の上下動があると感じますが、終わってからこうして日次チャートを見れば、ひたすら下げてきていることに気がつきますね。
原油価格の$20台をどう見るか?
これはGBPのトレンドをどう見るかということと同義とすれば・・・・
どうしましょうかね~?
GBPUSD DAILY |
日々チャートを見ている限りは、相応の上下動があると感じますが、終わってからこうして日次チャートを見れば、ひたすら下げてきていることに気がつきますね。
原油価格の$20台をどう見るか?
これはGBPのトレンドをどう見るかということと同義とすれば・・・・
どうしましょうかね~?
JPY : Steady Winner Has More to Go?
根強い円高圧力が為替市場のVolatility上昇要因の一つとなっています。
ドル円は週足で117円を維持できていません。
一連のクロス円もユーロ円以外は殆どが安値引けでの越週となっている模様です。
・株式市場の下落
・震源地が中国市場
・北朝鮮が不穏な動き
などなど・・・
円の上昇圧力の背景は様々です。
どのタイミングで、どの水準で、どういうふうに落ち着き、反転できるのか・・・
それを探る展開が続きます。これも週明け早々から予断を許さない状況であることは間違いありません。
USDJPY DAILY |
ドル円は週足で117円を維持できていません。
AUDJPY DAILY |
CADJPY DAILY |
EURJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
・株式市場の下落
・震源地が中国市場
・北朝鮮が不穏な動き
などなど・・・
円の上昇圧力の背景は様々です。
どのタイミングで、どの水準で、どういうふうに落ち着き、反転できるのか・・・
それを探る展開が続きます。これも週明け早々から予断を許さない状況であることは間違いありません。
Precious Metals : Relatively Quiet Now.
今の金融市場において貴金属市場は、比較的無風な展開となっています。
現在までのところ、貴金属市場は同じ商品市場のカテゴリーの中で原油価格の下落の影響も受けているし、投資対象として株式市場の大幅下落の影響も受けている状況かと思います。
一方で、長らく封印されている安全資産としての側面が再認識されるなら、今は債券市場に大規模流入している投資資本が、こちらに向かい始めても不思議ではありません。
今起きていることが、リーマンショック以来の金融危機に繋がっていくとするなら、2008年当時からの貴金属市場で何が起きたのかをReviewしておくことも意味あることなのかもしれません。
勿論、ここでも底割れのような下落があるリスクも残りますが、Solidな強気相場が待っている可能性も考えておきたい気はしています。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
現在までのところ、貴金属市場は同じ商品市場のカテゴリーの中で原油価格の下落の影響も受けているし、投資対象として株式市場の大幅下落の影響も受けている状況かと思います。
一方で、長らく封印されている安全資産としての側面が再認識されるなら、今は債券市場に大規模流入している投資資本が、こちらに向かい始めても不思議ではありません。
今起きていることが、リーマンショック以来の金融危機に繋がっていくとするなら、2008年当時からの貴金属市場で何が起きたのかをReviewしておくことも意味あることなのかもしれません。
勿論、ここでも底割れのような下落があるリスクも残りますが、Solidな強気相場が待っている可能性も考えておきたい気はしています。
Top FX Movers of the Week(Jan.11th - Jan.15th.2016)
2016年1月11日(月)~1月15日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.CADJPY↓ 80.45 82.84 -239 -2.97%
2.USDCAD↑1.4532 1.4172 +360 +2.48%
3.EURCAD↑1.5859 1.5484 +375 +2.36%
4.GBPJPY↓ 166.73 170.49 -376 -2.26%
5.GBPUSD↓1.4259 1.4518 -259 -1.82%
6.CADCHF↓ 0.6888 0.7012 -124 -1.80%
7.AUDJPY↓ 80.26 81.63 -137 -1.71%
8.EURGBP↑ 0.7651 0.7523 +128 +1.67%
9.NZDJPY↓ 75.58 76.81 -123 -1.63%
10.AUDUSD↓ 0.6863 0.6953 -90 -1.31%
通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ JPY(4回),USD(3回),EUR(2回),CHF
下落通貨 ⇒ CAD(4回),GBP(3回),AUD(2回),NZD
リスク回避バイアス、原油の続落という状況の中でJPY,USD、EURの主要3通貨が上昇し、コモディティ通貨とGBPが下落するという図式になっています。値幅的にも大きいですね。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年1月15日(金)の北米市場における最後の4時間枠での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.EURNZD↓1.6876 1.7020 -144 -0.85%
2.NZDCHF↑0.6471 0.6424 +47 +0.73%
3.EURAUD↓1.5886 1.5997 -111 -0.70%
4.NZDJPY↑ 75.58 75.10 +48 +0.64%
5.GBPNZD↓2.2052 2.2190 -138 -0.63%
6.NZDCAD↑0.9389 0.9333 +56 +0.60%
7.AUDCHF↑0.6873 0.6836 +37 +0.54%
8.NZDUSD↑0.6463 0.6432 +31 +0.48%
9.GBPAUD↓2.0757 2.0854 -97 -0.47%
10.AUDCAD↑0.9975 0.9932 +43 +0.43%
通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ NZD(6回),AUD(4回)
下落通貨 ⇒ EUR(2回),CHF(2回),GBP(2回),CAD(2回),USD,JPY
週越えに向けた最後の需給調整ですが、やはり大きめの値幅で動いています。前週末の状況と比べると週内の動きに対して調整的な値動きが目立っています。
一旦は落ち着く前兆のようにも見えますが、株式市場などが落ち着ききれない状況ですので油断は厳禁ですね。
2016年1月11日月曜日
JPY : Off to a Stable Start for the Week.
金曜日の最後の最後に急騰したこともあり、この週末も多くの市場解説で円高への注目度が非常に高かったですね。
金曜日のクローズに向けた値動きを5分チャートで確認するとこうなります。
ちょっと引いてしまうようなチャート形状ですが・・・
いくつか考えられるのですが・・・
①週明けに窓開けの下値ブレイクを狙った週足操作。
② ①の仕掛けを恐れた週内のポジション縮小(=損切り)。
③その他、単なる偶然。
これをうけて週明け早々からの市場の動きに注目していましたが、早朝のSydney・Wellington市場では予想通りの突っ込み売りが合ったのですが、一旦は達成感が出たのか、東京市場が休場であることもあるのか、その後は落ち着いた流れになっています。
今日(11日)の早朝にUSDJPYは116.80水準まで突っ込み売りがあり、その後は反発して東京時間午後2時現在で117.40近辺まで戻しています。
EURJPYは、週末週初で二次関数のような(逆)放物線を描いたあとに安定した値動きを続けています。
このあとの欧米市場でまた動きがあるものと思いますが、とりあえずはアジア時間の大混乱と言うシナリオにはなっていないという状況のようです。(中国や香港の株は下落していますが・・・)
欧米市場に注目しましょう。
金曜日のクローズに向けた値動きを5分チャートで確認するとこうなります。
USDJPY 5M on Jan.8th. |
AUDJPY 5M on Jan.8th. |
EURJPY 5M on Jan.8th. |
GBPJPY 5M Jan.8th. |
いくつか考えられるのですが・・・
①週明けに窓開けの下値ブレイクを狙った週足操作。
② ①の仕掛けを恐れた週内のポジション縮小(=損切り)。
③その他、単なる偶然。
これをうけて週明け早々からの市場の動きに注目していましたが、早朝のSydney・Wellington市場では予想通りの突っ込み売りが合ったのですが、一旦は達成感が出たのか、東京市場が休場であることもあるのか、その後は落ち着いた流れになっています。
USDJPY 5M Jan.11th. |
EURJPY 5M Jan.11th. |
今日(11日)の早朝にUSDJPYは116.80水準まで突っ込み売りがあり、その後は反発して東京時間午後2時現在で117.40近辺まで戻しています。
EURJPYは、週末週初で二次関数のような(逆)放物線を描いたあとに安定した値動きを続けています。
このあとの欧米市場でまた動きがあるものと思いますが、とりあえずはアジア時間の大混乱と言うシナリオにはなっていないという状況のようです。(中国や香港の株は下落していますが・・・)
欧米市場に注目しましょう。
2016年1月10日日曜日
Review of the Week.(Jan.4th - Jan.8th 2016)
2016年1月4日(月)~1月8日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
*地政学リスク上昇。サウジアラビアがイランとの国交断絶へ。
*突如北朝鮮が水素爆弾実験を実施。
*中国株のストップ安連発などで世界的な株式市場下落相場へ。
中国は8日(金)にサーキットブレイカー(値幅制限)を廃止。
為替市場ではCNYも下落へ。
*原油価格も続落。
*2015年12月の米雇用統計は良好な内容。
NFP(非農業部門雇用者数)は前月比292千人増加。(予想200千人増)
失業率は5%で変わらず。
過去月の雇用も情報修正されるも市場は賃金増加率の低さを材料視?
*カナダの雇用データも堅調な雇用増。
①株式市場 / 債券市場
・世界的な株安トレンドが発生。債券市場は価格上昇(利回り低下)。
・日経平均は年初来5日続落の年明け。
週足は17,697.96円。(前週19,033.71円)
・米Dow→$16,346.45、S&P500→$1,922.03、Nasdaq→$4,643.63)
(前週 $17,425.03 $2,043.94 $5,013.40)
(前週比 -6.2% -6.0% -7.3% )
米株は、ほぼ3ヶ月ぶり安値圏。
ダウの週間下げ幅はリーマンショック時の2008年10月以来7年3ヶ月
振りの規模。
・米10年債利回りは、2.27%。(前週2.12%)
・米30年債利回りは、2.99%。(前週2.91%)
②商品市場
・中東地政学リスクの上昇にも反応鈍く原油価格は続落。
年初来5日続落でバレル単価$32.88で越週。(前週$37.11)
・貴金属価格は堅調推移も金曜日に反落。
金価格はオンス単価で$1,103.61で越週。(前週$1,059.9)
③為替市場
・リスク選好通貨(概ね高金利通貨)が下落。
・危機回避バイアスを背景にJPY,CHFが上昇へ。
・USD相対的には安定推移もUSDJPYは117円台Lowで越週。
金融市場
*地政学リスク上昇。サウジアラビアがイランとの国交断絶へ。
*突如北朝鮮が水素爆弾実験を実施。
*中国株のストップ安連発などで世界的な株式市場下落相場へ。
中国は8日(金)にサーキットブレイカー(値幅制限)を廃止。
為替市場ではCNYも下落へ。
*原油価格も続落。
*2015年12月の米雇用統計は良好な内容。
NFP(非農業部門雇用者数)は前月比292千人増加。(予想200千人増)
失業率は5%で変わらず。
過去月の雇用も情報修正されるも市場は賃金増加率の低さを材料視?
*カナダの雇用データも堅調な雇用増。
①株式市場 / 債券市場
・世界的な株安トレンドが発生。債券市場は価格上昇(利回り低下)。
・日経平均は年初来5日続落の年明け。
週足は17,697.96円。(前週19,033.71円)
・米Dow→$16,346.45、S&P500→$1,922.03、Nasdaq→$4,643.63)
(前週 $17,425.03 $2,043.94 $5,013.40)
(前週比 -6.2% -6.0% -7.3% )
米株は、ほぼ3ヶ月ぶり安値圏。
ダウの週間下げ幅はリーマンショック時の2008年10月以来7年3ヶ月
振りの規模。
・米10年債利回りは、2.27%。(前週2.12%)
・米30年債利回りは、2.99%。(前週2.91%)
②商品市場
・中東地政学リスクの上昇にも反応鈍く原油価格は続落。
年初来5日続落でバレル単価$32.88で越週。(前週$37.11)
・貴金属価格は堅調推移も金曜日に反落。
金価格はオンス単価で$1,103.61で越週。(前週$1,059.9)
③為替市場
・リスク選好通貨(概ね高金利通貨)が下落。
・危機回避バイアスを背景にJPY,CHFが上昇へ。
・USD相対的には安定推移もUSDJPYは117円台Lowで越週。
Global Stocks : Rout,Rout...and Rout.
2016年は年始から投資家に大きな試練を用意していたようです。
・トルコ、ロシアの緊張、サウジアラビアとイランの国交断絶。
・北朝鮮の水爆実験。
・中国株市場の混乱。
・・・・・・・・・・・・・・・
と言った悪材料の積み上がりが、米・加の好調な雇用統計などの好材料を覆い尽くしてしまったかのようです。以下のチャートが示す通り、年末年始で主要国市場は連戦連敗状態で今年になって上昇した日がない市場も多数あります。
中国市場はストップ安を連発し、値幅制限(サーキットブレイカー)撤廃に追い込まれる大混乱。
日経平均は週の下落幅が2千円に迫る苦境。米ダウの週刊下落幅も1,000ドル以上で2008年のリーマンショック時以降で最大の下落幅です。
様相的には、底値拾いを狙うというよりも戻り売りで攻めていくような地合いが定着しており、週明けの相場も窓開けでの下落なども懸念される状況でしょう。
ki
・トルコ、ロシアの緊張、サウジアラビアとイランの国交断絶。
・北朝鮮の水爆実験。
・中国株市場の混乱。
・・・・・・・・・・・・・・・
と言った悪材料の積み上がりが、米・加の好調な雇用統計などの好材料を覆い尽くしてしまったかのようです。以下のチャートが示す通り、年末年始で主要国市場は連戦連敗状態で今年になって上昇した日がない市場も多数あります。
中国市場はストップ安を連発し、値幅制限(サーキットブレイカー)撤廃に追い込まれる大混乱。
日経平均は週の下落幅が2千円に迫る苦境。米ダウの週刊下落幅も1,000ドル以上で2008年のリーマンショック時以降で最大の下落幅です。
様相的には、底値拾いを狙うというよりも戻り売りで攻めていくような地合いが定着しており、週明けの相場も窓開けでの下落なども懸念される状況でしょう。
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