2014年11月16日日曜日

Review of the Week.(Nov.10th - Nov.17th.2014)

2014年11月10日(月)~11月17日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.
 
 ①米国 / カナダ
  ・米Philadelphia連銀Plosser総裁
  ⇒米ドル高は現時点で問題ではない
  ⇒利上げは早めに始めたほうが良い
  ⇒諸材料は現行金利が低すぎると言っている
  ・米Boston連銀Rosengren総裁
  ⇒利上げはデータによる確認後まで待つべき
  ⇒利上げ時期はカレンダーではなく結果に紐付くべき。
  ・米NY連銀Dudley総裁
  ⇒利上げは時期尚早
  ⇒インフレも低すぎる労働市場のSlackも未解消
  ・米失業保険申請件数⇒11月8日の週は290千人(予想280千人)
  ・米10月小売利上高⇒+0.3%(予想+0.3%,mom)。
  ・米11月ミシガン大学消費者信頼感指数⇒89.4(予想87.5)
  ・加10月住宅着工件数⇒184千件(予想199.8千件)
  ・加9月新築住宅価格指数⇒+0.1%(予想+0.2%,mom)
  ・加9月製造業出荷⇒+2.1%(予想+1.1%,mom)
  
 ②欧州圏 / スイス
  ・欧州圏Sentix投資家信頼感⇒▲11.9(予想▲13.8)
  ・欧州圏9月鉱工業生産⇒+0.6%(予想+0.7%,mom)。
  ・欧州圏第3四半期GDP⇒+0.2%(予想+0.1%,qoq)
  ・独10月CPI⇒+0.7%(予想+0.8%,yoy)。
  ・独第3四半期GDP⇒+0.1%(予想+0.1%,qoq)。
  ・仏第3四半期GDP⇒+0.3%(予想+0.2%,qoq)
  ・伊第3四半期GDP⇒▲0.1%(予想▲0.1%,qoq)。
  ・スイス10月PPI⇒▲1.1%(予想▲1.3%,yoy)

 ③中国
  ・10月貿易収支⇒+$45.5bioの黒字(予想+$41bio)
  ・10月CPI⇒+1.6%(予想+1.6%,yoy)。
  ・10月PPI⇒▲2.2%(予想▲2.0%,yoy)

 ④英国
  ・BOE四半期インフレ報告
  ⇒2015年成長予想を+3.1%から+2.9%に下方修正
  ⇒2016年成長予想も+2.8%から+2.6%に下方修正
  ⇒2015年CPI予想は+1.7%から+1.4%に下方修正
  ⇒インフレは今後6ヶ月で+1%を割り込む可能性。
    ただし3年間の予想では+2%水準に回帰
  ・10月雇用レポート
  ⇒失業保険申請件数は▲20.4千件(予想▲20.0千件)。
  ⇒失業率は2.8%(予想2.7%)。ILO方式で6.0%(予想5.9%)。

 ⑤豪州 / NZ
  ・11月Westpac消費者信頼感⇒+1.9%
  ・NZ10月製造業指数⇒59.3

 ⑥日本
  ・安倍首相が消費税率引き上げの見送りと解散総選挙
   を行う意向との観測が強まる

2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・全体的に株式上昇、債権下落(金利上昇)バイアス
  ・日経平均は消費税引上げ見送り期待等で大きく上昇
  ・日経平均週足は17,490.83円(先週16,880.38円)
  ・米Dow→$17,635.83,S&P500→$2,039.86,Nasdaq→$4,688.54
     (先週     $17,573.93               $2,031.89              $4,632.53)
     (週次        +0.4%                      +0.4%                    +1.2% )
  ・米10年債利回りは、2.32%(先週2.30%)。
  ・米30年債利回りは、3.06%(先週3.04%)。

 ②商品市場
  ・続落バイアスが先行も週末に大きめの反発
  ・原油価格はバレル単価で$75.88で越週(先週$78.44)。
  ・金価格はオンス単価で$1,189.87で越週(先週$1,175.85)。

 ③為替市場
  ・米ドル堅調も週末に大きめの調整
  ・ドル円は116円台へ
  ・円の下落が最大、で英国ポンドの下落も目立つ
  ・他の欧州通貨、コモディティ通貨は総じて反発バイアス