2014年11月3日月曜日

Well-Tuned EIGO. : On the Up and Up.

(米)株価もドル円もリーマンショック前の水準をクリアしたところで、当時の財務長官だったTim Geithner氏が回想録のようなものを出版する準備をしていると言う話が出てきました。

当時彼が未曾有の状況下で相当苦労したことは想像に難くないのですが、その内容はClinton政権に対してもかなり批判的な内容も含んでいるとのことです。

He minces no words in railing against a corrupt environment of Washington D.C.

mince no words は言葉をminceせずに率直に話す事で、rail against は強く批判する事ですね。
rail againstは語感的にも”柵を建てる”、”一線を画す”イメージが出ていますね。

国会議員に対する批判の部分で英語らしい表現と感じたのは、誰も真剣な議論などしていなかったと言う意味のことを以下のように表現していました。

No questions were really ever asked with the purpose of being answered.

これも痺れますね。質問のための質問なかりで真剣な質疑ではなかったというのですから。

恥ずかしながら調べないと分からなかったのは以下の英語です。

Nothing with Congress was on the up and up. Only the slimmest pretense of seriousness.

on the up and up と言うのは、公正な、正直な、誠実な と言う意味でした。2つ目の文が補足説明になっていますが、Upの対比はDownなのですが、Up and Up と言う事で”裏表がない”、”言動一致”みたいなイメージだと思えば記憶しやすいかな・・・・と思いました。

基本単語の組み合わせの奥深さを感じますね。