米国時代は、配下の人達との関係は雇用者と従業員と言うものに近く、その間には契約書と言うものがありました。
一方で日本の会社のシステムの多くは定期的な人事異動を前提としており、上司、部下双方の意識の中にもそれを前提としたお付き合いと言う前提があります。この会社にいる限りこの人に仕えるのだとか、この人に嫌われたらアウトだと言う意識は多分希薄で、上司なんぞは一定期間そのポストに就いているだけのチーママみたいなものかもしれません(笑)。
Not what you say but what they hear.
時折この言葉を思い出しては極力自分の状態をReviewするようにしているのですが、上下関係だろうが顧客との商談であろうが自分が何を伝えたのかは自分ではなく相手が決めるのだと言う意識は絶対に必要だと思います。自分が何を言ったかではなく相手が何を聞いたかと言う事ですね。そこにギャップがあるなら自分の力量不足を反省して精進しましょうと言う事です。
さて・・・FRBもECBも日銀も自分達のメッセージが市場に伝わらずに困惑する事が多かったのですが、随分コミュニケーションの改善に注力し始めています。逆読みするとそれだけ本来の金融政策で打てる手が限られてきているからだと言う事でもあるのでしょうが・・・
そこで今回の日銀の動きを市場がどう"聞いた"のか? ちょっと見て行きましょう。
USDJPY DAILY⇒79円ミドル超え |
AUDJPY DAILY⇒商品価格堅調を受けて上昇 |
NZDJPY DAILY⇒先週の変動率トップ |
EURJPY DAILY⇒対欧州通貨でも円安 |
See? Yes. They heard it right. と言う感じではないでしょうか。