欧州ネタは相変わらずで、EUによるギリシャへの第二次救済パッケージ(E130bio)の承認が今週にずれ込む等の動きがありましたが、既に承認の可否と言うより時期が焦点となっていると言う認識が共有されているだけにネガティブな反応は限定的でした。
金融市場では欧州の一服感、日銀の追加緩和、米国の経済指標の継続的改善傾向等を交換したリスク資産の好調が維持されており、米株のDowが$13,000に迫り、商品市場も堅調。原油価格が$104台に乗せるなどCRBインデックスも最近の取引レンジの上限に戻って来ました。
主要通貨ペアの動向は以下の通りです。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①NZDJPY↑ 66.11 64.15 +196 +2.96%
②CADJPY↑ 79.79 77.51 +228 +2.86%
③GBPJPY↑ 125.76 122.34 +342 +2.72%
④AUDJPY↑ 85.06 82.85 +221 +2.60%
⑤USDJPY↑ 79.51 77.62 +189 +2.38%
⑥CHFJPY↑ 86.44 84.71 +173 +2.00%
⑦EURJPY↑ 104.48 102.47 +201 +1.92%
⑧EURNZD↓1.5766 1.5947 -181 -1.15%
⑨EURCAD↓1.3081 1.3217 -136 -1.04%
⑩CADCHF↑0.9223 0.9145 +78 +0.85%
上昇サイドの顔触れはCAD3回,NZD2回,GBP,AUD,USD,CHF,EURが1回ずつでした。
下落サイドはJPY7回,EUR2回,CHFが1回となっています。
変動率上位10ペアのうちで1位~7位がクロス円の上昇となっており、先週が円の独歩安の週であった事が明白です。
円のトレンドは転換したのかと言う議論が大変活発になってきました。