先週は失速懸念を払拭するかのような株式市場のパフォーマンスを中心にリスクラリーが継続しました。
米株で言えばDowは2011年のザラ場の高値である$12,876に肉薄する水準にまで来ていますが先週の終値である$12,862は終値ベースで2008年5月以来の高値と言う水準です。
英株でもFTSE100は£5,901を付けて6ヶ月高値を更新。独株のDAXもEuro6,766は同様に6ヶ月高値の更新となります。
商品市場は貴金属が調整、原油が上昇と言うMIXな展開ですが総合指標であるCRBインデックスは堅調を維持しているのでリスクラリーの一端を支えています。
為替市場でも先週は資源国通貨全盛と言う展開になっています。先週の主要通貨ペアの変動上位ランキングは以下のようになります。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①NZDCHF↑ 0.7662 0.7516 +146 +1.91%
②EURNZD↓ 1.5744 1.6037 -293 -1.86%
③AUDCHF↑ 0.9881 0.9703 +178 +1.80%
④EURAUD↓ 1.2222 1.2413 -191 -1.56%
⑤CADCHF↑ 0.9233 0.9104 +129 +1.40%
⑥NZDUSD↑ 0.8351 0.8237 +114 +1.37%
⑦EURCAD↓ 1.3076 1.3244 -168 -1.28%
⑧NZDJPY↑ 63.96 63.16 +80 +1.25%
⑨GBPCHF↑ 1.4510 1.4341 +169 +1.16%
⑩AUDUSD↑ 1.0768 1.0648 +120 +1.11%
上昇通貨サイドでの登場回数はNZD4回,AUD3回,CAD2回でGBPが1回でした。
下落通貨サイドの登場内訳はCHF4回,EUR3回,USD2回でJPYが1回となっています。
欧州の反発・粘り腰も顕著ですが、やはり世の中が言うほど悪くないとなれば変われるのは資源国通貨というような展開と言えるのかもしれませんね。