先々週のリスク回避バオアスを引き継いでスタートしたものの、FRBの追加緩和(QE3)への期待の上昇や中国、豪州が利下げを実施した事などで流れが変化しました。特に豪州は利下げ後に発表されたGDP,雇用統計、貿易収支が全て予想を大幅に上回る強い内容だったことでAUD(豪ドル)の大幅復活と言う局面もありました。
Fitchによるスペインの信用格付の引下げ(3段階)もあったのですが、寧ろEUが救済に動く可能性が上昇したと言う解釈が強まる事でセンチメントを壊す事はありませんでした。
主要通貨ペアの動向を整理しておきます。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①AUDJPY↑ 78.75 75.64 +311 +3.95%
②NZDJPY↑ 61.21 58.80 +241 +3.94%
③CADJPY↑ 77.31 74.94 +237 +3.07%
④GBPJPY↑122.88 119.76 +312 +2.54%
⑤EURJPY↑ 99.47 96.95 +252 +2.53%
⑥CHFJPY↑ 82.78 80.70 +208 +2.51%
⑦AUDUSD↑0.9909 0.9695 +214 +2.16%
⑧NZDUSD↑ 0.7703 0.7537 +166 +2.16%
⑨USDJPY↑ 79.46 78.02 +144 +1.81%
⑩GBPAUD↓ 1.5592 1.5831 -239 -1.53%
通貨ペアの分解結果は以下のようになりました。
上昇通貨 ⇒ AUD(3回),NZD(2回),CAD,GBP,EUR,CHF,USDが1回ずつ。
下落通貨 ⇒ JPY(7回),USD(2回),GBP
AUD,NZDが上伸し、JPYとUSDが弱かったと言うのが大きな絵になりますね。