2013年4月29日月曜日

Precious Metals :Hiding True Colors Now.

おっかなびっくりと言う感じの貴金属価格の回復基調ですが、まだまだダメージの修復を感じさせるには迫力の無いチャートとなっています。
Gold Daily ⇒ Mending?












Silver Daily ⇒ Following Gold?












アベノミクス相場を成功裏に演出して勢いに乗るファンド筋の暗躍が指摘されていますが、米主要メディアのインタビューに応じた複数のベテランCTA担当者でも、彼らのキャリアの中でも経験したことも無い”仕掛け”であった事を告白しています。

数年後に振り返れば、底値圏として認識されるような展開となる可能性が高いと思っていますが、短期的には積極的に参入出来る状況ではなさそうですね。

チャートでは、GoldとSilverの値動きにもダイバージェンスが発生しているような気がします。
また、Goldはテクニカル用語でBOXと言われる領域まで価格が回復してきているようですが、この大きな下落後に50%~65%戻した領域(これがBOXです)は、絶好の売り直し場と考えられており、その意味でも貴金属価格にとって4月末から5月序盤戦はちょっとした関が原相場になる可能性がありそうです。

キプロス問題などの信用収縮時に貴金属が暴落すると言うのは前代未聞ですので、要はここにも”異次元”な空間が生じていると言う事です。

USDJPY : Gradual Test of Support Lines.

週明けの市場は先週末の流れを引き継いでドル円が下値を探る展開となっています。
USDJPY DAILY ⇒ Double Top Formation?











日次チャートがちょっとDouble Top Formationのような形状になっているのは気になりますね。

先週は週前半に98円台まで押し目を作った後に99円台後半まで反発したところで一旦ロングを縮小した勢力が主に99円台の持値でロングポジションを再構築して100円越えに備えたのですが、結局は後半~終盤に98円台に反落してしまいました。

今日は97円台ミドルのサポートを試すような展開が先行している状況です。

本邦は黄金週間入りしており、例年通り一部メーカーを中心に全社休業と言うところもあるので需給の薄い、値が飛びやすい状況になっていると思われます。

一部で円高是正は、Too Lateであり、既に海外生産を増やしている製造業は痛し痒しと言う批判も出ていますが、日経新聞も報じるとおり全体としてはまだまだ十分な増益増収効果が齎されていると思います。

今週は材料も多いので十分注意していきましょう。

2013年4月28日日曜日

A Big Week?

今週は、日本の黄金週間もあり市場参加者が減少する期間になりますが、結構な材料も控えているので2013年のちょっとした重要週になってくる可能性も無視できないでしょう。

・月曜日 米国 個人所得、消費データ

・火曜日 欧州 CPI,雇用関連データ
      カナダ GDP
      米国 消費者信頼感指数

ーーーーーーーーーーここで4月⇒5月に月替わりーーーーーーーーーーー

・水曜日 中国 PMI製造業
      英国 PMI製造業
      米国 ADP雇用データ、ISM製造業、FOMC金融政策

・木曜日 欧州 ECB金融政策会合
      スイス PMI 
      カナダ 貿易統計
      米国 貿易統計、失業保険申請件数

・金曜日 豪州 PMI
      英国 PMIサービス業
      米国 雇用統計、ISMサービス業
      
やはり木曜日のECBでの利下げ可能性と金曜日の米国4月雇用統計とISMが大きな注目材料でしょう。

水曜日から5月ですか・・・・6月が折り返し点と思えば、既に2013年も凄いペースで進んできていますよね!!!

A Quick Review of Last Week.

先週の米国指標ですが、主要なものだけを見てもちょっと冴えなかった印象が残ります。

・Q1(第一四半期)GDP ⇒ +2.5%(予想+3%)
・The Price Index ⇒ +1.2%(予想+1.4%)
・Headline Durables ⇒ ▲5.7%(予想▲2.8%)
・Ex-Transport Orders ⇒ ▲1.4%(予想+0.5%)

欧州ですが、これまた冴えませんでした。

・PMI製造業 ⇒ 46.5(予想46.8)
・PMIサービス業 ⇒ 46.6(予想47.5)
 構成要素として主要国を見るとフランスのPMIが製造業、サービス業共に44台と低迷し、ドイツのPMIも製造業で47.9(予想49)、サービス業で49.2(予想51)と50以下に落ち込みました。

・ドイツIFO ⇒ 104.4(予想106.5)

先週意地を見せたのは英国の経済指標でした。

・Q1 GDP ⇒ +0.3%(予想±0)
 これは前四半期からの伸びですが前年同期比では+0.6%となっています。主に 物流や通信業が牽引役となっている事も上向きな経済活動の反映と解釈されています。
 英国に対して懸念されていたトリプルディップ的なリセッション入りのリスクは大分縮小して来た間もあります。

日銀は予想通り先週は金融政策変更はありませんでしたが、景気予想はアグレッシブに引き上げてきた事が印象的です。

・2013/2014 GDP予想 ⇒ +2.9%(2.3%から引き上げ)、コアCPI予想 ⇒ +0.7%(0.4%から引き上げ) 
・2014/2015 GDP予想 ⇒ +1.4%(0.8%から引き上げ)、コアCPI予想 ⇒ +1.4%(0.9%から引き上げ)
・2015/2016 コアCPI予想 ⇒ +1.9% ここで2%ターゲットをほぼ達成と言うシナリオ。

豪州は今一つ・・・・

・Q1CPI ⇒ +0.4%(予想+0.7%)
 
最近は中国失速リスクから豪州の減速懸念も上昇している中でのCPIの落ち着きは既に市場に内包される豪州の利下げ予想を強める結果となっており、現時点では5月のRBAの利下げの市場織込み度は40%を超えてきたところと言うイメージです。

以上のような舞台設定を受けて、今週はECBやFOMCの金融政策決定会合があり、更に週末には米雇用統計という大物が控えます。

Top FX Movers Last Week.

先週を通した週次ベースの主要通貨のパフォーマンスをレビューします。

 通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
GBPCHF    1.4583    1.4218   +365   +2.50% 

CHFJPY  104.03    106.53    -250    -2.40% 

CADCHF    0.9262    0.9093   +169    +1.82% 

EURGBP    0.8417    0.8566    -149     -1.77% 

NZDCHF    0.7992    0.7858   +134    +1.68% 

EURJPY ↓  127.75    129.87    -212     -1.66% 

GBPUSD    1.5474    1.5228    +246   +1.59% 

GBPAUD    1.5047   1.4812    +235   +1.56% 

USDJPY  98.06      99.52      -146     -1.49% 

AUDJPY    100.80    102.28     -148     -1.47% 

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ GBP(4回),JPY(4回),CAD,NZD
下落通貨 ⇒ CHF(4回),EUR(2回),USD(2回),AUD(2回)

上昇サイドはリセッション入り懸念を払拭したGBPの反発が顕著で、100円越えに失敗したドル円が98円台まで調整している影響で円の反発も目立ちます。

下落サイドは米国経済指標が軒並み市場予想を下回った事で米ドルに下落バイアスが見られるのと純粋に経済指標の冴えない欧州通貨(ユーロ、スイスフラン)に失速感が見られます。

The Final Round Rush:How They Finished the Week.

4月26日(金)の北米市場の最後の4時間における主要通貨の攻防です。週の需給の均衡点を前にした攻防は時として乱暴な振る舞いを見せますが、先週は小競り合いに終始しています。

  通貨ペア ↑↓  終値   始値   変動(pips) 変動(%)
EURNZD 1.5358 1.5318    +40   +0.26% 

NZDCHF 0.7992  0.8010    -18    -0.23% 

EURJPY  127.75  127.47    +28   +0.22% 

NZDUSD 0.8479  0.8497    -18    -0.21% 

NZDCAD 0.8625  0.8640    -15    -0.17% 

CHFJPY  104.03  103.85    +18   +0.17% 

GBPNZD   1.8240  1.8209    +31   +0.17% 

USDJPY    98.06    97.91      +15   +0.15% 

GBPJPY    151.74  151.51    +23    +0.15% 

AUDNZD  1.2117  1.2102    +15    +0.12%   

通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ EUR(2回),CHF(2回),USD(2回),GBP(2回),CAD,AUD
下落通貨 ⇒ NZD(6回),JPY(4回)

全体的に小幅ながらも目を引くところではCHF,NZD,JPYが週次の動きとは逆方向で出ているあたりはこれら通貨の持高調整も目先は一巡した感もあるのかもしれませんね。

2013年4月21日日曜日

Bloody but Precious Metals.

金や銀のマーケットは一息ついている感じではありますが、暫くはダメージコントロールが継続するのではないでしょうか。
Gold Daily ⇒ Taking a Breather.











Silver Daily ⇒ Holding its Breath.

これだけのVolatilityですから当然どこに行っても貴金属市場の事は話題に上がります。

少しインサイダー的な立場にいる人達からはやはり市場規模の問題が大きいと言う指摘が多いです。

先ずは週末週初以外は基本的に24時間動いているような為替市場と商品市場の抜本的な違いがあります。為替市場では時折週越えで観測される”窓開け”のような値動きも商品市場では日々の寄り値、引け値の間で平気で起きている事ですし、裾野の拡大から大口プレーヤーが同時に仕掛けても失敗する事の方が多い為替市場とは違い、まだまだ商品市場では需給の均衡を投機が壊してしまうような事象も平気で起こるのだと言う事は再認識されるべきだと思いました。

需給だけ見れば、中国やインドなどは今後も大口の輸入者であり続けるでしょうが、貴金属は特に押し目の期間が長期化する傾向があるので、長期投資の目線での買い場探しはじっくり慌てずと言うスタンスで良いのではないでしょうか。

Upside Pivots on JPY-Crosses

黒田日銀の異次元緩和がG20で容認された(?)という解釈から、週の前半には反発の気配を見せていた円も後半に反落して来ました。

ドル円では、いよいよ100円越えに再挑戦と言う勢いでしょうか?週末には99円ミドルまでしっかり切り返してきました。
USDJPY DAILY ⇒ What a Swing !












豪ドル円は、足元がふらつき気味ですが先週は随分買いも強い印象でした。週初からショートだった勢力は撤退している模様です。
AUDJPY DAILY ⇒ Less Impressive but Looks Firm.












GBPJPY DAILY ⇒ Cross-Roads?












今週の円は主要通貨に対する直近安値を意識した展開となるでしょう。BreakならTrendフォローの勢力が一段と円売りに動意するし、切り返すなら材料次第では値幅も伸びるPain Tradeになるかもしれません。

注意するべき直近の円の安値水準は、ドル円で99.95、ユーロ円で131.12、ポンド円で153.86、豪ドル円で98.97と言った辺りです。

Another Risk Off Signal.

RiskのOn/Offを問わず、その底力と言うか基礎体力のバロメータとなるのがAUDNZDのクロスレートです。

市場がRisk-onモードでAUDNZDが上向きならまだまだ行け行けモード、下向きなら失速の前兆です。Risk-OffモードであればAUDNZDが下向きの事が多く、これが上向いてくれば出口も遠くないと言うのが大雑把な羅針盤です。

で・・・足元のAUDNZDはこんな感じなんです。
AUDNZD DAILY ⇒ AUD≦NZD Continues.













This chart makes me say "う~ん・・・・” 

と言う感じですね。

円は異次元の世界に行ってしまいました。RiskのOn/Offはコモディティ(通貨)で見ていく事が必要になります。

Commodity Currencies Take It On The Chin(s).

先週はコモディティ通貨の弱さも目立っています。
AUDUSD DAILY ⇒ Very Bad Week









NZDUSD DAILY ⇒ Not Impressive
















USDCAD DAILY ⇒ USD Shooting Up.












米ドルが強い中でコモディティ通貨は欧州通貨に対しても弱く、欧州VSコモディティのクロス取引でも欧州上昇/コモディティ下落と言う図式が目立ちます。

代表的なクロスであるEURAUDで見るとこうなります。
EURAUD DAILY ⇒ Europe ≧ Commodity?












この背景には中国リスクと言う材料がありそうです。

USD Gains Momentum vs European Counterparts As Well.

リスク回避バイアスの上昇が随所に感じられますが、従来はこのような状況で(所謂Risk-Off)は米ドルと足並みを揃えて上昇する事の多かった円、スイスフラン、貴金属が枕を並べて売り込まれています。特に信用収縮という状況下で貴金属がここまでの崩落をした事は恐らく無いと思われるのですが、結果として目を引くのが米ドルの上昇です。
EURUSD DAILY ⇒EUR Exhausted?












EURUSDは大きな陽線、陰線を並べた後に息切れ感が強まり、特に金曜日(一番右)の大きな上髭が気になります。
GBPUSD DAILY ⇒ GBP Topped Out?












GBPの方がEURよりも明確に弱いです。Fitchによる英国の信用格付けの引下げ(AAA⇒AA+)の影響が大きいと思われますが、USDは対CHFでも底打ち⇒反転上昇の気配を強めて越週しています。
USDCHF DAILY ⇒ USD Bottomed Out?












既に述べたように貴金属の値崩れ感と円の異次元緩和と言うテーマがある中でのリスク回避相場となれば米ドルが思わぬ水準まで上昇すると言うシナリオも無視できなくなってきます。

Top FX Movers Last Week.

先週もかなりトリッキーな値動きが見られました。毎度の如く週次ベースでの主要通貨ペアのパフォーマンスを整理しておきます。

 通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%) 
AUDUSD    1.0278    1.0502    -224    -2.18% 

NZDUSD  0.8415    0.8586    -171    -2.03% 

EURAUD  1.2694    1.2479   +215   +1.69% 

EURNZD  1.5499    1.5261   +238   +1.54% 

AUDCHF  0.9596    0.9738    -142    -1.48% 

GBPAUD  1.4811    1.4603   +208   +1.40% 

NZDCHF  0.7858    0.7962    -104    -1.32% 

USDCAD  1.0266    1.0134   +132   +1.29% 

GBPNZD  1.8086    1.7859   +227   +1.26% 

USDJPY  ↑   99.52    98.35     +117   +1.18% 

通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ USD(4回),EUR(2回),CHF(2回),GBP(2回)
下落通貨 ⇒ AUD(4回),NZD(4回),CAD,JPY

円に関しては週前半は上昇、後半で下落と言う展開だったので週次ベースでは動意薄でしたが、ここでは米ドルの上昇とコモディティ通貨の不調が際立っています。

中国減速懸念、貴金属価格の下落、ボストンでの無差別テロ事件などを材料に明らかにリスク回避色が強まる流れであった事がわかります。

The Final Round Rush:How They Finished the Week.

4月19日(金)の北米市場における最後の4時間の攻防です。

 通貨ペア ↑↓ 終値    始値  変動(pips) 変動(%)
USDJPY 99.52    99.16  +36    +0.36% 

CADJPY 96.91    96.57   +34    +0.35% 

GBPJPY 151.54  151.05  +49    +0.32% 

AUDJPY102.28  101.98   +30    +0.29% 

NZDJPY83.75   83.55    +20    +0.24% 

EURJPY 129.87  129.57  +30    +0.23% 

CHFJPY 106.53  106.33  +20    +0.19% 

USDCHF0.9337  0.9323  +14    +0.15% 

EURUSD1.3049  1.3067  -18      -0.14% 

CADCHF0.9093  0.9081  +12    +0.13% 

上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ USD(3回),CAD(2回),GBP,AUD,NZD,EUR,CHF
下落通貨 ⇒ JPY(7回),CHF(2回),EUR

G20で日本批判が出る事も無く、基本的に異次元緩和にも容認姿勢が明確にされたと言うことから円安バイアスが再上昇と言う週末にかけた流れを繁栄してクロス円の上昇が10ペア中の7つを占めています。

2013年4月14日日曜日

Gold, Silver : Capitulation ?

貴金属の下落が絶叫モードに入ってきました。

百聞は一見にしかず・・・チャートはこんな感じです。
Gold Daily ⇒ 遂に1オンス14百ドル台に












Silver Daily ⇒ これは1オンス25ドル台に
共に金曜日の大きな陰線が目立ってはいますが、チャートからも読み取れる通り、暫くレンジ取引が継続していた後で先々週から下落再開と言う動きとなり、先週は前半で底打ち反転かのようなフェイントをかけて投資家に一旦買わせておいて金曜日に棒下げを演じています。

これは中々きつい下落ですね。

所謂、投資家コミュニティのグルと言われるような方々からはこの期間に多くの買い推奨が出されました。金塊、金貨、金関連株、ETFなどですが、中長期的にはそうなっているかもしれませんが少なくとも短期のトレーディングでの反発狙いは完全に週末に撤退した感じです。

・コモディティ価格の不調

・ハイパーインフレーション懸念の大幅後退

・安全資産からリスク資産への資金移動

・キプロスなどの欧州勢による資金繰り要因による外貨準備として保有する貴金属の売り

などが要因として指摘されていますが、恐らくはこれら全てが絡み合っての現象かと思います。

これだけきつい下げ幅となれば、レバレッジを効かせて投資してきた投資家の多くは大規模な持高/レバレッジの縮小を余儀なくされたと思いますし、ブームに乗って金貨、銀貨を増やしてきた個人を中心としたリテールレベルの投資家もレバレッジはあまりかけていなくても値動きに振り回されてロスカット売りに走っている可能性もあるでしょう。

金曜日が明らかな絶叫売りなので、意外とボトムが近い可能性もありますが、兎に角相場全体のダメージを良く見極めて手を出していく必要がありそうですね。

USDJPY in Perspective.

前項で触れたとおり、今週のドル円は週初からトリッキーな動きとなる可能性もあります。

あと数銭で100円越え・・・・・と言うところまで上昇した後に断続的な反落で呆気なく98円台前半で越週した訳ですが、やはり100円と言うのは大きな関所となりましたね。

ここで、ドル円の歴史と言うほどではないですが、95年4月の最初の80円割れ(大円高時代到来と騒がれましたっけ・・・)からの歴史を整理しておきましょう。

各年度の横の矢印は↑=年足が陽線↓=年足が陰線としました。

また、歴史的に意識される重要な高値、安値は太字で表示してあります。青が重要高値赤が重要安値の水準です。

面白い事に1995年の始値が99.55でほぼ2013年の現状と近い水準ですが、相場はそこから99.55⇒79.75⇒147.63⇒101.22⇒135.15⇒101.66⇒124.11⇒75.54⇒99.94と循環してきた事がわかります。

また年ごとの陽線、陰線で見れば1995年~2012年までの18年の内訳は陽線9本、陰線9本でした。

この18年のレンジは75.54~147.63と実に約72円幅の大きなレンジですが、陽線、陰線が9年ずつのイーブンで、水準も現行水準と1995年の始値がほぼ同水準と言うのはちょっと面白くないですか?

1995-2012年 年間為替レート

西暦
始値
高値
安値
終値
変動幅
変動率
1995
99.55
104.7
79.75
103.35
25
25.11%
1996
103.41
116.4
103.07
115.9
13.33
12.89%
1997
115.85
131.56
110.52
130.61
21.04
18.16%
1998
130.55
147.63
111.53
113.2
36.1
27.65%
1999
113.28
124.79
101.22
102.21
23.57
20.81%
2000
102.11
115.05
101.31
114.27
13.74
13.46%
2001
114.33
132
113.52
131.63
18.48
16.16%
2002
131.55
135.15
115.34
118.74
19.81
15.06%
2003
118.76
121.87
106.75
107.33
15.12
12.73%
2004
107.26
114.88
101.81
102.35
13.07
12.19%
2005
102.67
121.36
101.66
117.7
19.7
19.19%
2006
117.85
119.86
108.96
119.01
10.9
9.25%
2007
118.97
124.11
107.21
111.46
16.9
14.21%
2008
111.79
111.95
87.1
90.91
24.85
22.23%
2009
90.84
101.43
84.76
93.04
16.67
18.35%
2010
92.97
94.98
80.24
81.12
14.74
15.85%
2011
81.17
85.52
75.54
76.94
9.98
12.30%
2012
76.88
86.78
76.02
86.73
10.76
14.00%
平均値
17.99
16.64