アベノミクス相場の火付け役であり、担い手でもあった海外勢が利益確定に動いた5月から相場がおかしくなったと考えられています。
では、新たな四半期のスタートであり、海外勢の活動が活発化するはずの7月からは再び持続的なトレンドが発生する可能性が高いのでしょうか?
恐らくその答えは”YES”であり、一方で、その方向性は昨年11月から5月まで継続したトレンドと同じ方向とは限らないと言う事かと思います。
兎に角、7月はスタート週からかなりの重要イベントが続きますので、ここをしっかりと見極めてから動くと言う勢力も多いのではないでしょうか。特に北米勢にとっては7月4日(木)が休日であり、5日(金)の雇用統計を見届けてから7月第二週から本格的に仕掛けてくるシナリオも有力かと思われます。
Previewとして主なイベントを整理しておきましょう。
・7/1(月)
・6月ISM製造業景況指数(米)
・6月PMI製造業(英)
・6月消費者物価指数・速報 (欧州)
・5月失業率(欧州)
・7/2(火)
・7/3(水)・RBAキャッシュターゲット(豪)
・6月PMI建設業(英)・5月貿易収支(豪)
・5月小売売上高(豪)
・6月ADP全国雇用者数(米)・5月貿易収支(米)・新規失業保険申請件数(米)・6月ISM非製造業景況指数(米)・6月PMIサービス業(英)・5月小売売上高 (欧州)・5月小売売上高 (欧州)
・7/4(木)・米国市場休場(米国)
・BOE政策金利発表(英)
・ECB金融政策発表(欧州)
・7/5(金) ・6月非農業部門雇用者数(米)
・6月失業率(米)
7月3日(水)が慌しいのは、4日(木)が休日の為に米国の指標が前倒しで発表される予定である為です。