2013年6月2日日曜日

JPY: Confined in a Whirl.

日経平均然りですが、ドル円も104円を取れずに反落したまま100円を切る事も無く市場参加者を愚弄するかのような値動きを見せています。
USDJPY DAILY ⇒ In a Whirl.
日次チャートの形状は調整局面入りと言う感じであって決して強気相場が既に崩壊していると言うほどのダメージは感じませんが、やはり先々週の後半からは陽線は短く、陰線は長いと言うパターンになっているのと、やや陰線が多いと言う展開になっています。

需給の方は少なくとも100円割れには投機筋の尊切りが並ぶという印象も無く、寧ろ時折既にショートに傾いている短期勢の損切りオーダーが市場の生贄となる格好で短期的に吹き上がるような値動きも目立ちます。

6月の節目を前にExposureを落とし、7月までは新規ポジションは控えめ且つ保有期間を短縮化して来る海外勢が多い筈ですので、ドル円は暫くはやや幅広のレンジ相場となりそうですね。

調整終了後に来る次の大きなトレンドも円安方向と予想していますが、それは2013年の後半戦に入って海外勢が再びリスクを積み増す動きに出る時か、遂に本邦勢が腰の入った海外投資を本格的に再開する時と言う事になるでしょう。