2014年11月10日(月)~11月17日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・米Philadelphia連銀Plosser総裁
⇒米ドル高は現時点で問題ではない。
⇒利上げは早めに始めたほうが良い。
⇒諸材料は現行金利が低すぎると言っている。
・米Boston連銀Rosengren総裁
⇒利上げはデータによる確認後まで待つべき。
⇒利上げ時期はカレンダーではなく結果に紐付くべき。
・米NY連銀Dudley総裁
⇒利上げは時期尚早。
⇒インフレも低すぎる。労働市場のSlackも未解消。
・米失業保険申請件数⇒11月8日の週は290千人(予想280千人)。
・米10月小売利上高⇒+0.3%(予想+0.3%,mom)。
・米11月ミシガン大学消費者信頼感指数⇒89.4(予想87.5)。
・加10月住宅着工件数⇒184千件(予想199.8千件)。
・加9月新築住宅価格指数⇒+0.1%(予想+0.2%,mom)。
・加9月製造業出荷⇒+2.1%(予想+1.1%,mom)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏Sentix投資家信頼感⇒▲11.9(予想▲13.8)。
・欧州圏9月鉱工業生産⇒+0.6%(予想+0.7%,mom)。
・欧州圏第3四半期GDP⇒+0.2%(予想+0.1%,qoq)。
・独10月CPI⇒+0.7%(予想+0.8%,yoy)。
・独第3四半期GDP⇒+0.1%(予想+0.1%,qoq)。
・仏第3四半期GDP⇒+0.3%(予想+0.2%,qoq)。
・伊第3四半期GDP⇒▲0.1%(予想▲0.1%,qoq)。
・スイス10月PPI⇒▲1.1%(予想▲1.3%,yoy)。
③中国
・10月貿易収支⇒+$45.5bioの黒字(予想+$41bio)。
・10月CPI⇒+1.6%(予想+1.6%,yoy)。
・10月PPI⇒▲2.2%(予想▲2.0%,yoy)。
④英国
・BOE四半期インフレ報告
⇒2015年成長予想を+3.1%から+2.9%に下方修正。
⇒2016年成長予想も+2.8%から+2.6%に下方修正。
⇒2015年CPI予想は+1.7%から+1.4%に下方修正。
⇒インフレは今後6ヶ月で+1%を割り込む可能性。
ただし3年間の予想では+2%水準に回帰。
・10月雇用レポート
⇒失業保険申請件数は▲20.4千件(予想▲20.0千件)。
⇒失業率は2.8%(予想2.7%)。ILO方式で6.0%(予想5.9%)。
⑤豪州 / NZ
・11月Westpac消費者信頼感⇒+1.9%
・NZ10月製造業指数⇒59.3
⑥日本
・安倍首相が消費税率引き上げの見送りと解散総選挙
を行う意向との観測が強まる。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・全体的に株式上昇、債権下落(金利上昇)バイアス。
・日経平均は消費税引上げ見送り期待等で大きく上昇。
・日経平均週足は17,490.83円(先週16,880.38円)
・米Dow→$17,635.83,S&P500→$2,039.86,Nasdaq→$4,688.54
(先週 $17,573.93 $2,031.89 $4,632.53)
(週次 +0.4% +0.4% +1.2% )
・米10年債利回りは、2.32%(先週2.30%)。
・米30年債利回りは、3.06%(先週3.04%)。
②商品市場
・続落バイアスが先行も週末に大きめの反発。
・原油価格はバレル単価で$75.88で越週(先週$78.44)。
・金価格はオンス単価で$1,189.87で越週(先週$1,175.85)。
③為替市場
・米ドル堅調も週末に大きめの調整。
・ドル円は116円台へ。
・円の下落が最大、で英国ポンドの下落も目立つ。
・他の欧州通貨、コモディティ通貨は総じて反発バイアス。