慣用句の怖さに赤面した経験は数多く、本が書ける位だと自負(?)していますが、これもその一つです。
相場観や投資戦略の説明をしたあとなどに、相手から”Not for my money”と言われた事があります。
文字通り、「自分のお金をかけたくないね」と言われたのだと解釈し、Great ideaじゃなくて申し訳ないなどと返したと思うのですが、先日これが一種の慣用句であり、disagreementを意味するものだと知りました。
幸いにして無様な赤面ものの対応ではなかったと思いますが、このMoneyはお金を意味するものではなく”物の見方、考え方”と言う意味のようです。
Not for my money. 私はそうは思わない。賛成しかねる。
と言う事であり、更に色々な形で使用できるようです。
For my money, it will rain tomorrow.
( 私の見立てでは明日は雨だね。)
For my money, this one is better.
(私に言わせれば、こっちのほうがいいね)
など・・・日本語の ”言わせてもらえば・・・” と言うのもこれで行けるでしょう。
否定でも肯定でも使われるようですね。
語学学習においても、お金を舐めてはいけませんね。