2017年1月23日(月)~1月27日(金)の週の簡単なReviewです。
*米Trump政権が始動。
メキシコ国境沿いの壁の建設、TPP離脱、NAFTA再交渉など
公約通りの動き。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場はTrumpラリー再開。
債券市場も価格続落(利回り続伸)。
・日経平均は、19,467.40円で越週。(前週19,137.92円)
・米Dow→$20,092.93、S&P500→$2,294.56、Nasdaq→$5,660.78)
(前週 $19,826.97 $2,271.29 $5,574.12)
(前週比 +1.3% +1.0% +1.9% )
米株は絶好調。最高値を更新しながらのTrumpラリー。
・米10年債利回りは、2.49%。(前週2.47%)
・米30年債利回りは、3.07%。(前週3.05%)
②商品市場
・商品市場は小幅に低下。
・原油価格は、米国内産出量増加などを受けて頭打ち。
1バレル当たり$53.15で越週。(前週$53.22)
・金価格は、1オンス当たり$1,190.94で越週。(前週$1,210.15)
③為替市場
・USDは週内で上昇後に反落するパターンで荒い値動き。
USDは週次ベースではJPYとともにUnderperformer。
・JPYは最弱通貨。GBPの続伸、CADの反発が目を引く流れ。
・AUD,EURも主要通貨内では負け組に。
2017年1月29日日曜日
GLOBAL STOCKS : TRUMP RALLY BACK ON TRACK.
主要株式市場は、Trumpラリーの復活モードです。米Dow工業平均の2万ドル突破を筆頭に最高値更新ラリーの続く米株がリード役ですが、欧州も日経平均も追随しています。
英国も調整後の反発狙いで、日経平均は、いよいよ2万円回復を見込む態勢に入るのでしょうか。
ベースがTrump氏ですから急激な環境変化に要注意ではありますが、上昇にはついていくのみですね。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI225 DAILY |
英国も調整後の反発狙いで、日経平均は、いよいよ2万円回復を見込む態勢に入るのでしょうか。
ベースがTrump氏ですから急激な環境変化に要注意ではありますが、上昇にはついていくのみですね。
CRUDE OIL : Shaky Consolidation
原油価格は、頭打ち感と底堅さが同居しています。OPEC減産合意などの一方で米国内の生産増、Trump政権と特にアラブ系産油国との関係なども気になる材料ですね。
米Trump新政権は、バリバリの親イスラエル政権となりそうですが、中東和平などでのかじ取りにも要注目です。
原油価格の先行きにも政治的な要素が増えそうですね。
CRUDE OIL DAILY |
米Trump新政権は、バリバリの親イスラエル政権となりそうですが、中東和平などでのかじ取りにも要注目です。
原油価格の先行きにも政治的な要素が増えそうですね。
PRECIOUS METALS : Holding on.
貴金属は、GOLGが小幅な調整をしていますが、SILVERは踏ん張っています。
ちょっとDivergence的な光景なのですが、ともに過去のレジサポラインでのConsolidationと言った段階のように思います。
個人的には応援したくなりますね(笑)
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
個人的には応援したくなりますね(笑)
USDJPY : Back @ 115
USDJPYは、終わって見れば週足115円と先週も崩れそうで崩れない展開でした。
週初に前週の安値を試しておいて、週末には週次の高値で越週するという上値バイアスの動きと言えそうです。
Trump政権となり、予想される貿易摩擦などの様々な反応熱は、総じて円高バイアスではないかとの根強い円高懸念がある一方で、実際の値動きは株式市場との相関などにも助けられて円安バイアスも強く蔓延る展開となっています。
鍔迫り合いと言ったところでしょうか。
この辺りは難しいのですが、今の状況は複雑です。
米新政権は明らかな自国中心主義であり、反グローバル化のベクトルが明確なのですが、米株が新高値を付ければ日本や欧州の市場も上昇するというグローバル化した金融市場の高相関は崩れていません。
これは、時間をかけて崩れていくものなのか、金融市場のグローバル化は不可逆で相関は維持されていくものなのかは現時点では見極めが難しそうですね。
米国第一主義で、雇用や製造を米国内に引き戻す事。労働賃金の低い他国の工場で生産し米国で売ろうとする物には高い関税をかけるという方針に呼応して米国株が上昇すると、これに追随して他国の株式市場も上昇するという構図の持続性には疑問符を付けたくもなりますが、目下の株式市場の勢いや為替動向に逆らうのも愚の骨頂ですので反転リスクに注意しながらあくまでもトレンドフォローでついていくというのが王道でしょう。
USDJPY DAILY |
週初に前週の安値を試しておいて、週末には週次の高値で越週するという上値バイアスの動きと言えそうです。
Trump政権となり、予想される貿易摩擦などの様々な反応熱は、総じて円高バイアスではないかとの根強い円高懸念がある一方で、実際の値動きは株式市場との相関などにも助けられて円安バイアスも強く蔓延る展開となっています。
鍔迫り合いと言ったところでしょうか。
この辺りは難しいのですが、今の状況は複雑です。
米新政権は明らかな自国中心主義であり、反グローバル化のベクトルが明確なのですが、米株が新高値を付ければ日本や欧州の市場も上昇するというグローバル化した金融市場の高相関は崩れていません。
これは、時間をかけて崩れていくものなのか、金融市場のグローバル化は不可逆で相関は維持されていくものなのかは現時点では見極めが難しそうですね。
米国第一主義で、雇用や製造を米国内に引き戻す事。労働賃金の低い他国の工場で生産し米国で売ろうとする物には高い関税をかけるという方針に呼応して米国株が上昇すると、これに追随して他国の株式市場も上昇するという構図の持続性には疑問符を付けたくもなりますが、目下の株式市場の勢いや為替動向に逆らうのも愚の骨頂ですので反転リスクに注意しながらあくまでもトレンドフォローでついていくというのが王道でしょう。
US Dollar Index : Neutral
米Trump政権が2017年の地政学、国際情勢のみならず金融市場においても最大のVolatility供給源となることは間違いなさそうです。
Trump氏の公約ともいえる積極財政策を先取りする形で株式市場のラリーと債券市場の下落(=長期金利上昇)がトレンド化しており、通貨市場ではUSDが上昇する形となりましたが、徐々にTrump政権の貿易戦略が関税と他国の通貨安阻止という保護主義的な性格のものとなりそうな気配が濃厚になるにつれてUSDには上値抑制バイアスもかかり始めるという状況になっています。
USDJPYが落ちないのはJPY安要因であり、先週にしてもUSDは対欧州などでは随分値を下げています。
ちょっとUSDは、迷走状態に入りつつある気もしますが、USDの相対的な指標であるUSD INDEXを見ても現状は既往レンジの中間値と言った状況でしょう。
高値、安値共に切り上げてきているとは言え、このまま下げるとダウ理論上の上昇トレンドにも罅が入る気配です。
MACDも弱いですね。
米債を崩したくないはずなので、財務長官あたりからは強いドルが国益という趣旨の発言も出そうですが、政権の本音は秩序あるUSD安を望んでいるとの憶測も蔓延るのではないでしょうか。
2017年のUSDは、上下双方向に値幅の出易い状況にあると言えそうですね。
投資よりもトレード向きの動きでしょう。
Trump氏の公約ともいえる積極財政策を先取りする形で株式市場のラリーと債券市場の下落(=長期金利上昇)がトレンド化しており、通貨市場ではUSDが上昇する形となりましたが、徐々にTrump政権の貿易戦略が関税と他国の通貨安阻止という保護主義的な性格のものとなりそうな気配が濃厚になるにつれてUSDには上値抑制バイアスもかかり始めるという状況になっています。
USDJPYが落ちないのはJPY安要因であり、先週にしてもUSDは対欧州などでは随分値を下げています。
ちょっとUSDは、迷走状態に入りつつある気もしますが、USDの相対的な指標であるUSD INDEXを見ても現状は既往レンジの中間値と言った状況でしょう。
US Dollar Index |
高値、安値共に切り上げてきているとは言え、このまま下げるとダウ理論上の上昇トレンドにも罅が入る気配です。
MACDも弱いですね。
米債を崩したくないはずなので、財務長官あたりからは強いドルが国益という趣旨の発言も出そうですが、政権の本音は秩序あるUSD安を望んでいるとの憶測も蔓延るのではないでしょうか。
2017年のUSDは、上下双方向に値幅の出易い状況にあると言えそうですね。
投資よりもトレード向きの動きでしょう。
Top FX Movers of the Week.(Jan.23rd - Jan.27th 2017)
2017年1月23日(月)~1月27日(金)の週次ベース主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPJPY↑144.36 141.72 +264 +1.83%
2.NZDJPY↑ 83.54 82.06 +148 +1.77%
3.CADJPY↑ 87.44 86.01 +143 +1.64%
4.GBPAUD↑1.6620 1.6365 +255 +1.53%
5.EURGBP↓0.8522 0.8643 -121 -1.42%
6.AUDNZD↓1.0380 1.0524 -144 -1.39%
7.GBPUSD↑1.2546 1.2372 +174 +1.39%
8.NZDUSD↑0.7261 0.7164 +97 +1.34%
9.AUDCAD↓0.9922 1.0053 -131 -1.32%
10.EURNZD↓1.4718 1.4910 -192 -1.30%
上昇通貨 ⇒ GBP(4回),NZD(4回),CAD(2回)
下落通貨 ⇒ JPY(3回),AUD(3回),EUR(2回),USD(2回)
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2017年1月27日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.CADJPY↓ 87.44 87.72 -28 -0.32%
2.CADCHF↓0.7592 0.7611 -19 -0.25%
3.EURCAD↑1.4065 1.4030 +35 +0.25%
4.NZDCAD↑0.9550 0.9527 +23 +0.24%
5.AUDNZD↓1.0380 1.0399 -19 -0.18%
6.GBPCAD↑1.6497 1.6467 +30 +0.18%
7.USDJPY↓115.05 115.22 -17 -0.15%
8.AUDJPY↓ 86.82 86.94 -12 -0.14%
9.USDCAD↑1.3150 1.3134 +16 +0.12%
10.EURUSD↑1.0695 1.0682 +13 +0.12%
上昇通貨 ⇒ JPY(3回),EUR(2回),NZD(2回),CHF,GBP,USD
下落通貨 ⇒ CAD(6回),AUD(2回),USD(2回)
2017年1月22日日曜日
Review of the Week.(Jan.16th - Jan.20th 2017)
2017年1月16日(月)~1月20日(金)の週の簡単なReviewです。
*1月20日(金)にTrump氏が第45代米国大統領に就任
*米San Francisco連銀 William総裁
経済が過熱する前の利上げ断行が必要。
*米NY連銀 Duddley総裁
米国景気拡大に水を差す性急な引締めは考えにくい。
*米FRB Brainerd理事
Trump政権の積極財政が景気拡大を早める場合は、
FRBの対応も早める必要あり。
*中国金融当局が資本流出懸念を否定
潤沢な外貨準備等、資本流出への万全な備えを強調。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・米Trump大統領就任式にむけた神経質な展開。
株式市場も債券市場も売り優勢(利回り上昇)。
・日経平均は、週半ばに1万9千円を割れる調整後に
週足は19,137.92円で越週。(前週19,287.28円)
・米Dow→$19,826.97、S&P500→$2,271.29、Nasdaq→$5,574.12)
(前週 $19,885.66 $2,274.64 $5,555.33)
(前週比 -0.29% -0.15% -0.34% )
・米10年債利回りは、2.47%。(前週2.39%)
・米30年債利回りは、3.05%。(前週2.99%)
②商品市場
・商品市場も神経質な中で強保合の展開。
・週末の主要産油国による会合への期待感から原油価格は、
1バレル当たり$53.22で越週。(前週$52.52)
・金価格は、1オンス当たり$1,200台を回復。
週足は$1,210.15で越週。(前週$1,197.86)
③為替市場
・週末のTrump大統領就任式に向けた神経質な取引の週。
週次ベースでは、GBPの上昇とCADの下落が目を引く展開。
・大統領就任式前後のUSDに予期せぬ変動は無し。
・Trump氏が就任前に主に対中国を念頭にUSDが強すぎる旨の
趣旨で懸念を表明しており、今後の展開には要警戒。
*1月20日(金)にTrump氏が第45代米国大統領に就任
*米San Francisco連銀 William総裁
経済が過熱する前の利上げ断行が必要。
*米NY連銀 Duddley総裁
米国景気拡大に水を差す性急な引締めは考えにくい。
*米FRB Brainerd理事
Trump政権の積極財政が景気拡大を早める場合は、
FRBの対応も早める必要あり。
*中国金融当局が資本流出懸念を否定
潤沢な外貨準備等、資本流出への万全な備えを強調。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・米Trump大統領就任式にむけた神経質な展開。
株式市場も債券市場も売り優勢(利回り上昇)。
・日経平均は、週半ばに1万9千円を割れる調整後に
週足は19,137.92円で越週。(前週19,287.28円)
・米Dow→$19,826.97、S&P500→$2,271.29、Nasdaq→$5,574.12)
(前週 $19,885.66 $2,274.64 $5,555.33)
(前週比 -0.29% -0.15% -0.34% )
・米10年債利回りは、2.47%。(前週2.39%)
・米30年債利回りは、3.05%。(前週2.99%)
②商品市場
・商品市場も神経質な中で強保合の展開。
・週末の主要産油国による会合への期待感から原油価格は、
1バレル当たり$53.22で越週。(前週$52.52)
・金価格は、1オンス当たり$1,200台を回復。
週足は$1,210.15で越週。(前週$1,197.86)
③為替市場
・週末のTrump大統領就任式に向けた神経質な取引の週。
週次ベースでは、GBPの上昇とCADの下落が目を引く展開。
・大統領就任式前後のUSDに予期せぬ変動は無し。
・Trump氏が就任前に主に対中国を念頭にUSDが強すぎる旨の
趣旨で懸念を表明しており、今後の展開には要警戒。
GLOBAL STOCKS : Cautiously Optimistic.
週末にTrump大統領の就任式を控えた主要株式市場は、流石に慎重なレンジ取引というイメージですが、大きな崩しもなくテクニカル的には引き続き高値更新の機運もありでしょう。
調整もするけど、深堀はなく、高値圏での練り歩きといった感じのチャートが多いですね。
日経平均も1万9千円割れでどうかと思いましたが、やはりしっかりと買い戻しも入っています。
Trump政権の米国第一主義という公約の下での諸施策が今年の市場を大きく揺らしていくことになるのでしょうが、いよいよTrump政権がスタート地点に立ちました。
頑張りましょう!
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI225 DAILY |
調整もするけど、深堀はなく、高値圏での練り歩きといった感じのチャートが多いですね。
日経平均も1万9千円割れでどうかと思いましたが、やはりしっかりと買い戻しも入っています。
Trump政権の米国第一主義という公約の下での諸施策が今年の市場を大きく揺らしていくことになるのでしょうが、いよいよTrump政権がスタート地点に立ちました。
頑張りましょう!
CRUDE OIL : Still Looking Up.
原油価格は、週半ばでの調整を消化して週末に反発する展開でした。
主に週末に予定されている主要産油国の会合での減産合意の順守確認への期待感などが指摘されています。
陰線が続いた後ですが、最後の陽線が良いですね。
大きな流れとしての$55~$60水準への挑戦が実現しないまま横ばっており、そろそろどうなの・・・という感じでもありますが、大きなな崩れも起こさずに来ています。
色々なことが、Trump新政権の発足後に動き始めるはずですので、この市場にもやがてVolatilityの上昇が訪れることになるでしょう。
主に週末に予定されている主要産油国の会合での減産合意の順守確認への期待感などが指摘されています。
CRUDE OIL DAILY |
陰線が続いた後ですが、最後の陽線が良いですね。
大きな流れとしての$55~$60水準への挑戦が実現しないまま横ばっており、そろそろどうなの・・・という感じでもありますが、大きなな崩れも起こさずに来ています。
色々なことが、Trump新政権の発足後に動き始めるはずですので、この市場にもやがてVolatilityの上昇が訪れることになるでしょう。
PRECIOUS METALS : Looking Much Better Now.
貴金属市場ですが、ゆっくり着実に切り上げてきている印象がありますね。
Goldが1オンス当たり$1,200台を回復して越週しているのも安定感を醸し出しています。
かつてここに大規模流入していた中国資本が、最近はBitcoinなどの仮想通貨の方に流れ始めている模様ですが、ほんの数年前までは、通貨不信のほとんど唯一の受け皿だった貴金属(含むコイン市場)にとっては、非常に手ごわいライバルが登場していると言えそうですね。
投資助言も老舗系は貴金属、新興系は仮想通貨を推すところも多いと感じています。
仮想通貨は、玉石混合状態であることは間違い無いので、突拍子もない話には飛び乗らないようにしましょう。
貴金属は今年の有望資産だと考えていますが、どの程度伸びるかは未知数ですね。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
Goldが1オンス当たり$1,200台を回復して越週しているのも安定感を醸し出しています。
かつてここに大規模流入していた中国資本が、最近はBitcoinなどの仮想通貨の方に流れ始めている模様ですが、ほんの数年前までは、通貨不信のほとんど唯一の受け皿だった貴金属(含むコイン市場)にとっては、非常に手ごわいライバルが登場していると言えそうですね。
投資助言も老舗系は貴金属、新興系は仮想通貨を推すところも多いと感じています。
仮想通貨は、玉石混合状態であることは間違い無いので、突拍子もない話には飛び乗らないようにしましょう。
貴金属は今年の有望資産だと考えていますが、どの程度伸びるかは未知数ですね。
GBP : Hard Brexit = Higher GBP (Now)?
キャメロン首相(当時)を辞任にまで追い込んだEU離脱を問う国民投票に揺れて、後任となったメイ首相がEU離脱の具体化を進めるとまた揺れる・・・ 一方で、大きく売られたかと思えば、その分大きく買い戻しも短期間で入ってしまうというのが最近のGBPの動向です。
Hard BrexitとGBPの上昇がタンデムな感じになっていますが、2017年はGBPも相当な変動が予想されるのではないでしょうか。
・今後欧州単一市場へのアクセスを失うことになる英国資本というのは、本国還流するものでしょうか?
・このGBP上昇は、そういう側面もあるのでしょうか?
・ロンドンが金融センターの地位を他に譲り渡すとすればGBPへの影響は?
・外国企業が欧州駐在を英国からたこに移すとすればGBPへの影響は?
・EU離脱について、英国に追随する国々が出てきた場合は?
等など・・・・
色々な展開や考察ポイントが尽きませんね。
とにかく色々ある中で、足元はGBPが強い・・・・
今はそんなところでしょうか。
Hard BrexitとGBPの上昇がタンデムな感じになっていますが、2017年はGBPも相当な変動が予想されるのではないでしょうか。
GBPUSD DAILY |
GBPCAD DAILY |
GBPCHF DAILY |
GBPJPY DAILY |
・今後欧州単一市場へのアクセスを失うことになる英国資本というのは、本国還流するものでしょうか?
・このGBP上昇は、そういう側面もあるのでしょうか?
・ロンドンが金融センターの地位を他に譲り渡すとすればGBPへの影響は?
・外国企業が欧州駐在を英国からたこに移すとすればGBPへの影響は?
・EU離脱について、英国に追随する国々が出てきた場合は?
等など・・・・
色々な展開や考察ポイントが尽きませんね。
とにかく色々ある中で、足元はGBPが強い・・・・
今はそんなところでしょうか。
Top FX Movers of the Week.(Jan.16th - Jan.20th 2017)
2017年1月16日(月)~1月20日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPCAD↑1.6469 1.5988 +481 +2.92%
2.CADCHF↓0.7517 0.7686 -169 -2.25%
3.AUDCAD↑1.0053 0.9829 +224 +2.23%
4.NZDCAD↑0.9537 0.9341 +196 +2.06%
5.EURCAD↑1.4241 1.3950 +291 +2.04%
6.GBPJPY↑141.72 139.55 +217 +1.53%
7.USDCAD↑1.3310 1.3113 +197 +1.48%
8.GBPUSD↑1.2372 1.2193 +179 +1.45%
9.CADJPY↓ 86.01 87.22 -121 -1.41%
10.GBPNZD↑1.7245 1.7093 +152 +0.88%
上昇通貨 ⇒ GBP(4回),CHF,AUD,NZD,EUR,USD,JPY
下落通貨 ⇒ CAD(7回),JPY,USD,NZD
週次ベースではUSDが一方向に動く事はなく、GBPの強さとCADの弱さ(これは経済指標ですね)が目立つ週でした。
Top FX Movers on the Inauguration Day.
1月20日(金)の日次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDCHF↓0.7174 0.7232 -58 -0.81%
2.NZDJPY↓ 82.06 82.55 -49 -0.60%
3.AUDCHF↓0.7562 0.7607 -45 -0.60%
4.EURNZD↑1.4910 1.4828 +82 +0.55%
5.CADCHF↓0.7517 0.7554 -37 -0.49%
6.USDCHF↓1.0013 1.0062 -49 -0.49%
7.GBPNZD↑1.7245 1.7163 +82 +0.48%
8.EURAUD↑1.4150 1.4098 +52 +0.37%
9.NZDCAD↓0.9537 0.9572 -35 -0.37%
10.EURUSD↑1.0699 1.0661 +38 +0.36%
上昇通貨 ⇒ CHF(4回),EUR(3回),JPY,GBP,CAD
下落通貨 ⇒ NZD(5回),AUD(2回),USD(2回),CAD
大統領就任式もあった週末の取引は、南半球と北米から欧州に資金が移動したイメージとなっています。 今後はとにかくTrump新政権の諸施策が全てでしょう。
The Final Round Rush : How currencies Finished the Week.
2017年1月20日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.USDCHF↓1.0013 1.0049 -36 -0.36%
2.USDCAD↓1.3310 1.3353 -43 -0.32%
3.GBPUSD↑1.2372 1.2336 +36 +0.29%
4.USDJPY↓114.55 114.88 -33 -0.29%
5.EURUSD↑1.0699 1.0674 +25 +0.23%
6.NZDUSD↑0.7164 0.7149 +15 +0.21%
7.AUDCHF↓0.7562 0.7576 -14 -0.19%
8.AUDNZD↓1.0524 1.0543 -19 -0.18%
9.AUDUSD↑0.7552 0.7539 +13 +0.17%
10.AUDCAD↓1.0053 1.0066 -13 -0.13%
上昇通貨 ⇒ CHF(2回),CAD(2回),NZD(2回),GBP,JPY,EUR,AUD
下落通貨 ⇒ USD(7回),AUD(3回)
最後はちょっとUSDが売られていますが、Trump大統領の就任式は、混乱なく終了という事で今後はいよいよ具体的な政策を見ながら市場が反応していくことになりますね。
2017年1月15日日曜日
ソロス氏の損失報道
WSJ紙が、あのGeorge Soros氏がTrump氏勝利後の金融市場の動きを読み誤って数週間で10億ドル(約1,140億円)規模の損失を出したと伝えています。
私の知る限り、①TRUMP氏の勝利、②その後の株価の大ラリー の両方を当てた人は一人もいません。私も①はありと思っていましたが、その場合は株価急落シナリオを予想していました。ついでに言うと株はショートでえらい目にあいました(泣)・・
Soros氏は、ヒラリークリントン候補を応援し、多額の献金もしていましたのでクリントン氏のまさかの敗北にも失望しての株売りだったのかもしれませんが、これだけの上昇が実現する背景には、規模の大小はあってもこういう状況がたくさんあったという事なのでしょうね。
Soros氏と言えばまさに伝説なのですが、ポジションも巨大で、利益確定でも損切りでも基本レベルを決めてオーダーを置かない事でも有名でした。ご子息も証言していますが、彼がポジションをクローズする時は、背中が痙攣した時なのだそうで、彼にとっては、それが市場の流れが変わったことのお告げのようなものなのだそうです。
今回も流石に背中が激しく痙攣したのでしょうか。
Soros氏は巨大なGBP売りを仕掛けてBOEを屈服させた伝説で有名ですが、一方でロシア危機、ドットコムバブル、リーマンショックでは大きなダメージを受けており、昨年もTRUMPラリー前には、BREXIT前にGBPロングを作って大きく負けたと言われています。
今彼は86歳だと思いますが、もう背中が痙攣しなくなっているのならちょっと悲しい気がしますね。
今回の報道を受けて、ちょっとLegendにエールを送りたい気持ちになりました。
全然スケールは違いますが、伝説の人物でも読み切れないマーケットだという事を肝に銘じて臨んでいきましょう。
私の知る限り、①TRUMP氏の勝利、②その後の株価の大ラリー の両方を当てた人は一人もいません。私も①はありと思っていましたが、その場合は株価急落シナリオを予想していました。ついでに言うと株はショートでえらい目にあいました(泣)・・
Soros氏は、ヒラリークリントン候補を応援し、多額の献金もしていましたのでクリントン氏のまさかの敗北にも失望しての株売りだったのかもしれませんが、これだけの上昇が実現する背景には、規模の大小はあってもこういう状況がたくさんあったという事なのでしょうね。
Soros氏と言えばまさに伝説なのですが、ポジションも巨大で、利益確定でも損切りでも基本レベルを決めてオーダーを置かない事でも有名でした。ご子息も証言していますが、彼がポジションをクローズする時は、背中が痙攣した時なのだそうで、彼にとっては、それが市場の流れが変わったことのお告げのようなものなのだそうです。
今回も流石に背中が激しく痙攣したのでしょうか。
Soros氏は巨大なGBP売りを仕掛けてBOEを屈服させた伝説で有名ですが、一方でロシア危機、ドットコムバブル、リーマンショックでは大きなダメージを受けており、昨年もTRUMPラリー前には、BREXIT前にGBPロングを作って大きく負けたと言われています。
今彼は86歳だと思いますが、もう背中が痙攣しなくなっているのならちょっと悲しい気がしますね。
今回の報道を受けて、ちょっとLegendにエールを送りたい気持ちになりました。
全然スケールは違いますが、伝説の人物でも読み切れないマーケットだという事を肝に銘じて臨んでいきましょう。
Review of the Week.(Jan.9th - Jan.13th 2017)
2017年1月9日(月)~1月13日(金)の週の簡単なReviewです。
*英May首相のTVインタビュー : Hard Brexitを連想させる内容。
・EU離脱の意味は、移民流入管理、立法の権限回復を欧州単一市場への
アクセスよりも優先すること。
・欧州との正しい関係を得る事であり、メンバーシップの美味しい所取りでは
ない。
*Trump氏の当選後初の記者会見 : ちょっとハチャメチャ・・・
・いくつかの報道機関は私をきちんと扱わなかった
・史上最多の雇用生み出す大統領になる
・ハッキングはロシアがやったと思う
・大統領職に専念したい
・日本を名指し「貿易の不均衡是正が必要」
・オバマケア「できるだけ早く廃止し別の制度に」
・メキシコ国境沿いの壁建設 すぐに交渉始める
・連邦最高裁判事の欠員「指名は2週間以内に
*英May首相のTVインタビュー : Hard Brexitを連想させる内容。
・EU離脱の意味は、移民流入管理、立法の権限回復を欧州単一市場への
アクセスよりも優先すること。
・欧州との正しい関係を得る事であり、メンバーシップの美味しい所取りでは
ない。
*Trump氏の当選後初の記者会見 : ちょっとハチャメチャ・・・
・いくつかの報道機関は私をきちんと扱わなかった
・史上最多の雇用生み出す大統領になる
・ハッキングはロシアがやったと思う
・大統領職に専念したい
・日本を名指し「貿易の不均衡是正が必要」
・オバマケア「できるだけ早く廃止し別の制度に」
・メキシコ国境沿いの壁建設 すぐに交渉始める
・連邦最高裁判事の欠員「指名は2週間以内に
*中国の2016年輸出額が2009年の水準に急減
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は、Trump氏記者会見、米企業好決算等を消化して
斑模様の保合い推移。債券市場は反発バイアス(利回り低下)。
・日経平均は、19,287.28円で越週。(前週19,454.33円)
・米Dow→$19,885.66、S&P500→$2,274.64、Nasdaq→$5,574.12)
(前週 $19,963.80 $2,276.98 $5,521.06)
(前週比 -0.40% -0.10% +1.00% )
・米10年債利回りは、2.39%。(前週2.42%)
・米30年債利回りは、2.99%。(前週3.00%)
②商品市場
・中国輸出額の急減や米戦略備蓄の放出意向などを背景に
原油価格は下落。貴金属には反発基調。
・原油価格は、1バレル当たり$52.52で越週。(前週$53.69)
・金価格は、1オンス当たり$1,197.86で越週。(前週$1,172.85)
③為替市場
・上昇通貨は、AUD続伸でNZD,JPYが続く流れ。
・Hard Brexit懸念からGBPが最弱通貨。
・Trump氏記者会見後にUSDにも売り圧力。
GLOBAL STOCKS : Momentum Tested.
英国のMay首相のSky TVのインタビューでBrexitの厳しい側面が浮き彫りになったり、米でもTrump氏の当選後初の記者会見の内容がTrump劇場のまんまで具体的な経済政策などに踏み込めていなかったりで主要株式市場は、相応に揺さぶられましたが、基調自体は全く崩れていません。
モメンタムドライバーは、米株から欧州株にシフト中?? という風にも感じますが、今後の米主要企業の決算内容が良ければ米株がDowの2万ドル越えなどで再び活気付く可能性もありでしょうか。
Trump氏の発言で貿易摩擦的なリスクが想起される中、日本株には先行き不安も台頭し始めている感じですね。
1月20日の大統領就任までの間もTrump氏の言動にはますます注目が集まりそうです。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI225 DAILY |
モメンタムドライバーは、米株から欧州株にシフト中?? という風にも感じますが、今後の米主要企業の決算内容が良ければ米株がDowの2万ドル越えなどで再び活気付く可能性もありでしょうか。
Trump氏の発言で貿易摩擦的なリスクが想起される中、日本株には先行き不安も台頭し始めている感じですね。
1月20日の大統領就任までの間もTrump氏の言動にはますます注目が集まりそうです。
CRUDE OIL : TREADING OILY WATER
原油価格は小幅に下落週となりました。
PRECIOUS METALS : SAUCER BOTTOMS ?
貴金属ですが、原油価格よりは有望な値動きで随分と著名な投資助言会社からの買い推奨も出始めました。
確かにSAUCER BOTTOM的なチャート形状となっており、値ごろ感からも買ってみたくなるところですね。
問題は前回高値を更新するかどうかですので、ここからはそこを見極めていく段階ですね。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
確かにSAUCER BOTTOM的なチャート形状となっており、値ごろ感からも買ってみたくなるところですね。
問題は前回高値を更新するかどうかですので、ここからはそこを見極めていく段階ですね。
GBP : HARD BREXIT ?
テレサ・テンじゃなくって、テレサ・メイ首相のスカイTVのインタビュー内容が、英国のEU離脱のプロセスの難しさや、予想される負の側面を思い出させる内容だったことでGBPが下落しました。
この通貨安を好感してという事もあるのでしょうか、英国の株式市場は活況だったりするので、ものすごく深刻という状況ではなさそうですが、GBPは一本気な通貨ですのでテクニカルに安値更新などしていくようならまだまだ大きな下落トレンドが続く可能性もありそうです。
対円でも随分強烈に上げていますしね・・・・円の要因が大きいですが・・・
テクニカルには、勢いのあるAUDやNZDとのクロスで追いかけるのもありですね。
当分はGBPのVolatilityにも期待大ですね。
GBPUSD DAILY |
GBPCAD DAILY |
GBPJPY DAILY |
この通貨安を好感してという事もあるのでしょうか、英国の株式市場は活況だったりするので、ものすごく深刻という状況ではなさそうですが、GBPは一本気な通貨ですのでテクニカルに安値更新などしていくようならまだまだ大きな下落トレンドが続く可能性もありそうです。
対円でも随分強烈に上げていますしね・・・・円の要因が大きいですが・・・
テクニカルには、勢いのあるAUDやNZDとのクロスで追いかけるのもありですね。
GBPNZD DAILY |
USDJPY : HECTIC TRADING AHEAD.
USDJPYは、年初のエコノミストの方々による先行き予想で125円あたりの予想が出揃ったあたりから下げ始めて、113円台で切り返して114円台ミドルで越週と言う荒い値動きとなりました。
陰線が目立つようになっていますが、下落幅は上昇幅に比べれば全然たいしたことはない状況ですね。
やはり株価も含めて、TRUMP政権の経済政策、貿易政策、アジア戦略など次第でしょうか・・・
いずれにしても2017年は、円のVolatilityも結構なものになりそうですね。
頑張っていきましょう。
USDJPY DAILY |
陰線が目立つようになっていますが、下落幅は上昇幅に比べれば全然たいしたことはない状況ですね。
やはり株価も含めて、TRUMP政権の経済政策、貿易政策、アジア戦略など次第でしょうか・・・
いずれにしても2017年は、円のVolatilityも結構なものになりそうですね。
頑張っていきましょう。
AUD : Still Going Strong.
2017年にStrong Startを切ったAUDは絶好調です。
AUDNZDも波打ちながら右下がりだったトレンドを上に出てきた格好ですが、目下の押しが浅めで切り返すなら中期的な上昇が見込めそうです。
中国の経済指標の失速なども気になりますが、AUDは上目線での対応が良さそうですね。
AUDUSD DAILY |
AUDJPY DAILY |
AUDNZD DAILY |
AUDNZDも波打ちながら右下がりだったトレンドを上に出てきた格好ですが、目下の押しが浅めで切り返すなら中期的な上昇が見込めそうです。
中国の経済指標の失速なども気になりますが、AUDは上目線での対応が良さそうですね。
Top FX Movers of the Week.(Jan.9th - Jan.13th 2017)
2017年1月9日(月)~1月13日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPAUD↓1.6255 1.6827 -572 -3.52%
2.GBPNZD↓1.7093 1.7646 -553 -3.24%
3.GBPJPY↓139.55 143.59 -404 -2.90%
4.AUDUSD↑0.7498 0.7293 +205 +2.73%
5.NZDUSD↑0.7125 0.6954 +171 +2.40%
6.USDJPY↓114.45 116.94 -249 -2.18%
7.AUDCHF↑0.7561 0.7421 +140 +1.85%
8.AUDCAD↑0.9829 0.9655 +174 +1.77%
9.EURAUD↓1.4184 1.4426 -242 -1.71%
10.EURGBP↑0.8719 0.8571 +148 +1.70%
上昇通貨 ⇒ AUD(5回),NZD(2回),JPY(2回),EUR
下落通貨 ⇒ GBP(4回),USD(3回),CHF,CAD,EUR
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2017年1月13日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPNZD↓1.7093 1.7160 -67 -0.39%
2.GBPJPY↓139.55 140.06 -51 -0.37%
3.CHFJPY↓113.39 113.77 -38 -0.34%
4.EURNZD↓1.4916 1.4957 -41 -0.27%
5.USDJPY↓114.45 114.76 -31 -0.27%
6.GBPAUD↓1.6255 1.6298 -43 -0.26%
7.CADJPY↓ 87.22 87.43 -21 -0.24%
8.EURJPY↓121.79 122.08 -29 -0.24%
9.NZDUSD↑0.7125 0.7110 +15 +0.21%
10.NZDCHF↑0.7186 0.7171 +15 +0.21%
上昇通貨 ⇒ JPY(5回)、NZD(4回),,AUD
下落通貨 ⇒ GBP(3回),CHF(2回),EUR(2回),USD(2回),CAD
2017年1月8日日曜日
Review of the Week.(Jan 2nd - Jan.6th 2017)
2017年1月2日(月)~1月6日(金)の週の簡単なReviewです。
*米12月雇用統計:ほぼ予想通り
非農業部門雇用者数(NFP)は、156千人増。(予想176千人増)
失業率は、4.7%。賃金上昇率は前年比2.9%増(2009年以来の伸率)
*米FOMC12月議事録
ほぼ全メンバーがトランプ新政権の経済政策によるインフレ圧力上昇
を予想
*米Richmond連銀Lacker総裁
米金利は、市場予想以上の利上げが必要かもしれない
*中国12月工場生産約4年振り高水準
*中国当局がCNY安阻止のスタンスを強める
*英製造業が約2.5年振りの高水準
*トランプ氏がツイッター自動車メーカーの海外生産を批判。
矛先はトヨタにも及ぶ。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は調整先行後に大きく反発。
債券市場も同様の動き。
・日経平均は、1万9千円レベルに調整後に反発し
19,454.33円で越週。(前週19,114.37円)
・米Dow→$19,963.80、S&P500→$2,276.98、Nasdaq→$5,521.06)
(前週 $19,762.60 $2,238.83 $5,383.12)
(前週比 +1.02% +1.70% +2.56% )
・米10年債利回りは、2.42%。(前週2.44%)
・米30年債利回りは、3.00%。(前週3.07%)
②商品市場
・商品市場も行って来いの展開。ほぼ保合い水準。
・原油価格は、1バレル当たり$53.69で越週。(前週$53.89)
・金価格は、反発後に反落。
オンス単価$1,172.85で越週。(前週$1,151.80)
③為替市場
・商品市場の反発機運によりCAD,AUDが堅調。
・USDに調整バイアス。中国のCNY防衛も観測。
・USDJPYは115円台まで調整後に117円台で越週。
*米12月雇用統計:ほぼ予想通り
非農業部門雇用者数(NFP)は、156千人増。(予想176千人増)
失業率は、4.7%。賃金上昇率は前年比2.9%増(2009年以来の伸率)
*米FOMC12月議事録
ほぼ全メンバーがトランプ新政権の経済政策によるインフレ圧力上昇
を予想
*米Richmond連銀Lacker総裁
米金利は、市場予想以上の利上げが必要かもしれない
*中国12月工場生産約4年振り高水準
*中国当局がCNY安阻止のスタンスを強める
*英製造業が約2.5年振りの高水準
*トランプ氏がツイッター自動車メーカーの海外生産を批判。
矛先はトヨタにも及ぶ。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は調整先行後に大きく反発。
債券市場も同様の動き。
・日経平均は、1万9千円レベルに調整後に反発し
19,454.33円で越週。(前週19,114.37円)
・米Dow→$19,963.80、S&P500→$2,276.98、Nasdaq→$5,521.06)
(前週 $19,762.60 $2,238.83 $5,383.12)
(前週比 +1.02% +1.70% +2.56% )
・米10年債利回りは、2.42%。(前週2.44%)
・米30年債利回りは、3.00%。(前週3.07%)
②商品市場
・商品市場も行って来いの展開。ほぼ保合い水準。
・原油価格は、1バレル当たり$53.69で越週。(前週$53.89)
・金価格は、反発後に反落。
オンス単価$1,172.85で越週。(前週$1,151.80)
③為替市場
・商品市場の反発機運によりCAD,AUDが堅調。
・USDに調整バイアス。中国のCNY防衛も観測。
・USDJPYは115円台まで調整後に117円台で越週。
GLOBAL STOCKS : Off to a Strong Start.
2017年の第一週の株式市場は、調整が先行しましたが、米雇用統計への安心感などもあり週末には見事な反発がありました。年初は好調なスタートとなったと言えそうです。
リード役の米株は、史上最高値圏であると同時に、Dowの2万ドルの節目も視野に入る勢いです。
日経平均の2万円も同じ状況ですね。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI225 DAILY |
リード役の米株は、史上最高値圏であると同時に、Dowの2万ドルの節目も視野に入る勢いです。
日経平均の2万円も同じ状況ですね。
CRUDE OIL : Cautiouslly Bullish
原油価格は、堅調なるも$50台は先物の売り圧力も強く、さらに急ごしらえの国際減産合意への不安もあって伸び悩みという印象ですね。
2016年に反発が期待された原油市場ですが、2017年の動向は大いに気になるところです。
$50水準は買い、$60水準は売りというイメージでしょうか。
CRUDE OIL DAILY |
2016年に反発が期待された原油市場ですが、2017年の動向は大いに気になるところです。
$50水準は買い、$60水準は売りというイメージでしょうか。
PRECIOUS METALS : Volatile and Stable?
貴金属市場は、USDの調整バイアスを背景に堅調なスタートを切りましたが、終盤に失速するパターンで第1週を終えました。
チャート的には、ゆっくりとボトムを付けた段階のように見えます。
押し目を拾う目線で見ていきたいところです。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
チャート的には、ゆっくりとボトムを付けた段階のように見えます。
押し目を拾う目線で見ていきたいところです。
CAD, AUD : Strong Start of the Year.
年初第一週の通貨市場は、コモディティ通貨の上昇でスタートとなりました。商品市場の底打ち感やCADは雇用データの好調も追い風となっています。
CADは、えらくVolatileですね・・・
チャート的にも下値更新後に上値も更新してレンジを広げています。
既に底を打ったとすれば、AUDのチャートの方が買いで入りやすいですね。
AUDUSD DAILY |
USDCAD DAILY |
CADは、えらくVolatileですね・・・
チャート的にも下値更新後に上値も更新してレンジを広げています。
既に底を打ったとすれば、AUDのチャートの方が買いで入りやすいですね。
JPY : At a Cross-Roads.
金利差などからも非常にわかりやすいUSDJPYの上昇圧力ですが、多くの識者の年初の予想等を見ていると125円あたりまでふつうにみている人も多いようです。
一方で、118円-120円ゾーンの上抜けは相当厳しいだろうという円高派も健在であり、難しいところですが、JPYのVolatilityはかなり上昇する事だけは間違いなさそうです。
トランプ氏の勝利で実に色々なことが変わりました。
当初は悲観的な見方も多かったのですが、すぐに大規模な財政出動などへの期待もあって株式市場が活況を呈し、トランプ氏の勝利を肯定的に考える風潮も急速に拡大してきたと思います。
リスクとして、彼のTwitterでの自動車メーカー批判があります。遂にトヨタにまで矛先が及びましたが、関税云々という牽制発言が先行していますが、今後どこかで為替水準への言及があった場合に為替市場が非常に大きな激震に襲われる怖いシナリオも捨てきれないと思います。
きっと大きく動くであろう2017年の円ですが、本当のベクトルはどちらに向くのでしょうか。
一方で、118円-120円ゾーンの上抜けは相当厳しいだろうという円高派も健在であり、難しいところですが、JPYのVolatilityはかなり上昇する事だけは間違いなさそうです。
USDJPY DAILY |
トランプ氏の勝利で実に色々なことが変わりました。
当初は悲観的な見方も多かったのですが、すぐに大規模な財政出動などへの期待もあって株式市場が活況を呈し、トランプ氏の勝利を肯定的に考える風潮も急速に拡大してきたと思います。
リスクとして、彼のTwitterでの自動車メーカー批判があります。遂にトヨタにまで矛先が及びましたが、関税云々という牽制発言が先行していますが、今後どこかで為替水準への言及があった場合に為替市場が非常に大きな激震に襲われる怖いシナリオも捨てきれないと思います。
きっと大きく動くであろう2017年の円ですが、本当のベクトルはどちらに向くのでしょうか。
Top FX Movers of the Week.(Jan.2nd - Jan.6th 2017)
2017年1月2日(月)~1月6日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPCAD↓1.6256 1.6584 -328 -2.02%
2.GBPAUD↓1.6827 1.7123 -296 -1.76%
3.USDCAD↓1.3237 1.3438 -201 -1.52%
4.CADJPY↑ 88.29 86.98 +131 +1.48%
5.CADCHF↑0.7682 0.7569 +113 +1.47%
6.EURCAD↓1.3939 1.4134 -195 -1.40%
7.AUDUSD↑0.7293 0.7201 +92 +1.26%
8.AUDJPY↑ 85.30 84.23 +107 +1.25%
9.AUDCHF↑0.7421 0.7330 +91 +1.23%
10.EURAUD↓1.4426 1.4596 -170 -1.18%
上昇通貨 ⇒ CAD(5回),AUD(5回)
下落通貨 ⇒ GBP(2回),USD(2回),JPY(2回),CHF(2回),EUR(2回)
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