2013年9月8日日曜日

Bulls and Bears get Slaughtered by the (Crimson) Pig.:”紅の豚”恐るべし。

標題は、言わずと知れた投資の格言の捩りです。

Bulls and Bears make money, Pigs get Slaughtered.

と言うのは、Wall Streetの格言であり、ここではBullとBearは明確な相場観を持った賢明な投資家を意味しています。当然ながらBull(強気派)とBear(弱気派)は相場のサイクルの中で同時に利益を得る事はありませんが、上昇相場ではBullsが、下落相場ではBearsが利益を上げることになります。

一方、ここで登場するPigですが、上昇相場でも下落相場でも欲望だけで飛び乗って来るような市場参加者の事です。私は豚の習性は詳しくありませんが、豚は感情的で右往左往すると言うイメージのようですね。チャートも見ない、レベル感も無い、ファンダメンタルズも調べていないで、ただ値動きだけを見て飛び込んでくるイメージです。

「ちゃんと理由が説明出来るポジションしか取るなよ」
「何処で利益確定するのか、どこまで逆行したら損切るのかを決めておけよ」

と言う様な指導をする時の言葉ですね。

そうは言っても最近のドル円なども非常に難しいですよね。
USDJPY DAILY ⇒ No Easy Ride.!!
先週も久し振りに100円を回復したかと思えば、雇用統計で急落でした。

賢明なトレーダーもサポート割れを確認してショートメイクしては踏み上げられて、レジスタンス越えを確認してからロングメイクして切らされ・・・・と言う展開になっており、恐怖や欲望に踊らされないように走らせている機械的なアルゴリズムも相当負け越していると言う報告が増えています。

特に先週は、前項のジブリの法則によって最後に梯子を外されたロングポジションも多かったようですね。

先週は、賢明なBullsもBearsも苦労しました。豚は豚でも、紅の豚だけは一枚上手だったと言う事でしょうか。

今回に限っては、勝たせて”くれない”豚だったと言うのがオチでした。