2013年9月8日日曜日

"ジブリの法則" 恐るべし :The Financial Market Pays Great Respect to Hayao Miyazaki.

先月の雇用統計でも猛威を振るった恐ろしいアノマリーが今回も生きていました。そう、宮崎駿監督の引退を心から惜しむかのように。

約1ヶ月前の投稿は以下の通りです。

http://eternallighthouse.blogspot.jp/2013/08/very-interesting-anomaly-about-nfp.html

このような事を書きました。
”ジブリの法則を信じている人々は、異様ともいえる的中度を指摘する。日テレは2010年1月以来、ジブリ作品を24回放映してきた。そして、3分の2近くで、放映後の最初の取引日には東京市場で円高が起こり、また約半数の場合で株価が下落した。

”ジブリ作品の放映と重なった9回の雇用統計の発表のうち8回が市場予測を下回った。そして7回で、ドルは円に対して下落したのだ。”

ところで8月2日(金)の天空の城ラピュタは、10回目の雇用統計と言う事なのでしょうが、市場予測を下回り、ドル円も下落したと言う事は実現していますね。つまり上記のアノマリーは、過去10回の雇用統計のうち9回が市場予測を下回り、うち8回でドル円が下落したと言う具合に昇格(?)したのではなでしょうか。

で・・・・9月6日(金)ですが、今度は紅の豚のTV放映をやっていました。つまりは金曜日はスタジオジブリ作品の放映と米国の雇用統計の発表が重なる11回目のケースであった訳です。
 結果は今回も雇用統計の内容が市場予想を下回る結果となり、そこまでは強かった米ドルが反落しています。

ドル円のチャートもほれこの通り・・・・最後の陰線がジブリの法則の呪いです(?)。
USDJPY DAILY ⇒ USD is Killed by Anomaly?

記録をUpdateすると・・・

ジブリ作品の放映と重なった過去11回の雇用統計のうち10回で市場予想を下回り、うち9回でドル円が下落したと言う事になる訳ですね。

これは凄い事ではないでしょうか?

月曜日の東京市場は、株価と共にドル円も2020年のオリンピック開催地が東京に決定したと言うニュースに救われるかどうかに注目しましょう。