2013年9月29日日曜日

Review of the Week(Sept.23rd - Sept.27th.2013)

9月23日(月)~27日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①欧州
  ・独9月IFOは107.7と先月の107.5から上昇も市場予想の
   108には届かず。
  ・独GFK消費者信頼指数7.7に改善。
  ・ECBのDraghi総裁⇒新たなLTROを含む諸施策で短期金利を
   低水準に維持する用意。
  ・同Nowotny氏⇒ECBが多くの施策を示していく事が重要。
  ・同Constancio副総裁⇒LTCOには拘らない。
  ・独9月CPI+1.4%yoy(予想通り)。
  ・スイスKOF1.53に改善(予想1.46)。 

 ②米国
  ・NY連銀Dudley総裁⇒米経済は回復基調と財政危機の板挟み。
  ・Altanta連銀Leckhart総裁⇒今月のFOMCではQE規模維持を支持。
   雇用回復に減速感。10月会合までに発表予定のデータでは
   方針変更は無いだろう。
  ・シカゴ連銀Evans総裁⇒Tapering開始は1月の可能性に言及。
  ・Dallas連銀Fisher総裁⇒Tapering延期は連銀の信任失墜リスク。
   WHの次期議長候補選定プロセスを批判。
   Yellen副議長を支持しない。
  ・8月Durable Goods+0.1%(予想▲0.1%)。
        ・8月New Home Sales421千件に改善(ほぼ予想通り)。
  ・Q2GDP確定値+2.5%(予想+2.7%)。
  ・Debt Ceiling問題。Lew財務長官が議会に上限引上げを要求する
   書簡を出す。
  ・上限引上げが無ければ10月中旬に財政枯渇。
  ・8月個人所得+0.4%、コアPCE+1.2%(予想通り)。

 ③英国
  ・9月CBI売上高34に大幅上昇。
  ・BOEのCarney総裁⇒景気回復は順調。追加QE考えない。
  ・先進国経済概ね順調。英国がそれを主導している。
  ・9月GFK消費者信頼感▲10に改善。

 ④日本
  ・8月Corporate Service Price Index+0.6%。
  ・安倍首相、今週に消費税率引き上げと景気刺激策の発表へ。
  ・麻生財務大臣は法人税率引下げや経済対策用の
   新規国債発行には慎重。
  ・8月CPIコア+0.8%に上昇(予想+0.7%)。2008年以来最高値。

 ⑤ニュージーランド
  ・8月貿易収支が予想外の悪化⇒
   ▲nzd1,191mio(予想nzd▲700mio)⇒(過去5年の最悪値)
  ・同輸出が2011年9月以来の最低値。
   主因は酪農製品輸出(▲1.8%yoy)。

 2 金融市場

 ①株式市場
  前週のセンチが腰折れ。調整的な下落へ。

 ②長期金利(債券市場
  長期金利は続落(債券価格が続伸)。

 ③商品市場
  頭の重いレンジ取引。

 ④為替市場
  ・全体的にはレンジ取引の継続。
  ・米ドルは相対的に軟調基調。
  ・ユーロは対ドルで上昇基調も対GBPやCHFの域内クロスで軟調。
  ・円は下落後に反発。消費税と法人税の動向待ち。