2013年9月1日日曜日

USDJPY : Top Heavy for the moment?

ドル円が膠着モードですが、100円未満の二桁領域での推移が長期化してきましたね。
USDJPY DAILY ⇒ Inconclusive Either Way.

まーこのチャートを見ても方向感が出ていない事が判ります。

日米金利差と言う事なら米の長期金利のほうが上昇が早く、米ドル有利に金利差が拡大しているのですが、為替の方は一旦金利差との相関を断ち切っている状態です。

RORO要因(Risk-On/Off)として考えると、少し気になるのが目下の注目材料がシリア空爆問題と言う事です。

新興国などからの資本流出の受け皿としては日本円も米ドルも上昇と言う事になりますが、シリア空爆=最悪イラクの二の舞いリスクという観点から米ドルは寧ろ売り圧力に晒される可能性もありますので、この問題が深刻化する場合はドル円は下に引っ張られる展開が考えられるでしょう。そして95円をしっかり割り込んで定着してしまえばテクニカル面では結構なダメージとなって円安トレンド回帰には相当なエネルギーを要する事になると思います。

世間では91円、92円辺りを見込むテクニカルアナリストも増えてきているだけに気になるところです。そうなるとアベノミクス、日本経済への影響も無視出来ません。