書店の一番目立つ場所には新刊書コーナーの書棚があるのが普通です。
書店に行くのは好きですが、よく新刊書コーナーで初めて見た書籍を買ってしまったりもしますが、ちょこちょこ立ち寄っては立ち読みをすると言うケースもありますね。
やがて新刊書は既刊書となり、新たな新刊書にReplaceされていくのですが、この人目に付く場所から移動した状態が、BACKLISTED と言う事になります。
やっぱりあの本は買っておこうと思って書店に行ったらもう見当たらないと言う時に店員に助けを求めると、That book has been back-listed.I will go inside and get one copy for you.などと言って持って来てくれるのですが、少し違う意味でこの単語が使われていることもあるようです。
We are Backlisted.
と言うメールが来たので、よく見ると従来から自身が読み解いた聖書の暗号による投資をして大儲けしていると言う元牧師の投資助言サービスの話でした。
どうも特定の宗教色が強すぎると言う理由で契約したオンライン販売業者がスポンサーを降りたいと言ってきたと言う事があったようです。
流石米国らしいと言う話ですが、このように政治的、宗教的などの判断で不適切と判断したものの取り扱いをやめてしまうと言う事もBacklist(Back-list)という動詞で表現されると言う 事ですね。
結構大々的に宣伝していたので私個人的にも、聖書をお金儲けの指南書のように扱われては神様が怒るのではないかと危惧していたのですが、それが現実のものとなったと言う感じです。
この米人の元牧師さんがどうするのか。それこそ聖書に相談したら良さそうですね。
2013年11月24日日曜日
Well-Tuned EIGO.: I am Obligated.
以前ベテランのスポーツ記者が他社の若手記者の事を批判する記事を書いていました。
タイトルを失って前王者となったばかりの傷心のボクサーの試合直後の会見で他社の若手記者が「年齢的にもこれで引退と言う声も出ていますが?」と言う質問をしていた事に対する記事でした。
体にダメージも残る格闘技は最も過酷なスポーツである事は間違いなく、単純に疲労回復後に次の試合に臨めると言うものではありません。引退後の生活も考えればダメージの蓄積が軽いうちに引退するのが無難ですし、この辺りの事を現役のボクシング世界王者の井岡選手は、
「ボクシングは・・・次回頑張ろう・・・が無い世界だと思っている」と語っています。毎試合負けたら引退という覚悟で準備して、戦っていると言う事ですね。
多くのドラマを見てきたベテラン記者には、他者の若手記者が社内マニュアル通りという感じでノーテンキに発した質問を無神経と感じたと言う事でしょう。
ただ、記者に限らず、職業柄警察とか弁護士とか或いは普通のサラリーマンでも部下を持つ立場となれば時としてプライバシー等にも踏み込んだ質問をしなくてはならない場合もあります。
丁度Youtubeでボクシングの無敗の世界王者同士の王座統一戦で初黒星を喫してタイトルを失ったボクサーに対するインタビューを見ていたら、インタビュアーは以下のような切り出しをしていました。
I am sorry for asking this at this point but I am obligated.......
気の早い質問をして申し訳なく思いますが、立場上質問させていただきたいのですが・・・・
と切り出しているわけですね。立場上、或いは自分の職責を果たす為には聞かざるを得ないという感覚が、この I AM OBLIGATED によく出ていると思います。
Sorry for asking this but...........とやっても良いのでしょうが、I am obligated を入れた方が明らかにコミュニケーションスキルは上のような気がしますね。
因みにObligateの類語のObligeを使ったI am obligedとやっても大丈夫でしょう。
タイトルを失って前王者となったばかりの傷心のボクサーの試合直後の会見で他社の若手記者が「年齢的にもこれで引退と言う声も出ていますが?」と言う質問をしていた事に対する記事でした。
体にダメージも残る格闘技は最も過酷なスポーツである事は間違いなく、単純に疲労回復後に次の試合に臨めると言うものではありません。引退後の生活も考えればダメージの蓄積が軽いうちに引退するのが無難ですし、この辺りの事を現役のボクシング世界王者の井岡選手は、
「ボクシングは・・・次回頑張ろう・・・が無い世界だと思っている」と語っています。毎試合負けたら引退という覚悟で準備して、戦っていると言う事ですね。
多くのドラマを見てきたベテラン記者には、他者の若手記者が社内マニュアル通りという感じでノーテンキに発した質問を無神経と感じたと言う事でしょう。
ただ、記者に限らず、職業柄警察とか弁護士とか或いは普通のサラリーマンでも部下を持つ立場となれば時としてプライバシー等にも踏み込んだ質問をしなくてはならない場合もあります。
丁度Youtubeでボクシングの無敗の世界王者同士の王座統一戦で初黒星を喫してタイトルを失ったボクサーに対するインタビューを見ていたら、インタビュアーは以下のような切り出しをしていました。
I am sorry for asking this at this point but I am obligated.......
気の早い質問をして申し訳なく思いますが、立場上質問させていただきたいのですが・・・・
と切り出しているわけですね。立場上、或いは自分の職責を果たす為には聞かざるを得ないという感覚が、この I AM OBLIGATED によく出ていると思います。
Sorry for asking this but...........とやっても良いのでしょうが、I am obligated を入れた方が明らかにコミュニケーションスキルは上のような気がしますね。
因みにObligateの類語のObligeを使ったI am obligedとやっても大丈夫でしょう。
Review of the Week(Nov.18th - Nov.22nd. 2013)
11月18日(月)~22日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①欧州
・独Bundesbank月例報告⇒独経済の好調の継続を確信。
ECBの金融緩和を支持。
・ECB Nowotny⇒欧州経済は概ね良好。低インフレは懸念材料。
同 Praet⇒金融政策の策が尽きる事は無い。
(QEも将来の選択肢)
・独ZEW⇒11月は56.4に上昇。2009年10月以来の高水準。
・独Bundesbank Weidmann⇒ECBの利下げは緩和サイクルの
開始にあらず。
・ECB Constancio⇒QEの議論はしたが具体論の段階ではない。
・ECB Draghi総裁⇒マイナス金利やQEは可能性の検証段階。
・独11月IFO⇒109.3に上昇(予想107.7)。2012年4月以来高水準。
②米国 / カナダ
・CFTCデータ⇒ユーロロングポジションが3週連続減少。
円ショートポジションが急増。
・NY Fed Dudley⇒経済指標は良好。
財政問題は経済の足枷にはならない。
市場はTapering時期に神経質すぎる。
・Philly Fed Plosser⇒Fedは9月にTapering開始が望ましかった。
2014年にインフレ2%,失業率6.25%へ。
・10月CPI⇒+1.0%に減速(yoy)。2009年10月以来の低水準。
・10月PPI⇒+0.3%(yoy)。コアは+1.4%(yoy)。
・失業保険申請件数⇒323千件に大幅減少。
・カナダ10月CPI大減速⇒+1.1%(yoy)から+0.7%(yoy)へ。
・カナダ9月小売データIは上昇⇒+1.0%(mom;予想+0.5%)
③中国
・政府の改革案⇒政府と市場の機能分担の見直し。
市場主導の資源配分を期待。
・PBOC Zhou総裁⇒為替水準決定で市場の役割を拡大。
PBOCは”Normal”な為替介入から撤退。
当局管理下の市場需給による変動相場へ。
④豪州 / NZ
・11月RBA議事録⇒非常にハト派トーンの内容。
追加緩和の可能性排除せず。
・NZ Q3PPI予想以上の上昇⇒Outputs+2.4%(予想+1%)。
Inputs+2.2%(予想+0.6%)。
・RBA Stevens総裁⇒為替介入には柔軟なスタンス。
ただし持続的効果やコスト見合いは検討課題。
⑤OECD / IMF
・(OECD)世界経済の成長鈍化に警鐘
・(同)2013年成長予想を3.1%⇒2.7%に引下げ。
・(同)2014年の成長予測を4.0%⇒3.6%に引下げ。
・(同)特に新興国の経済の先行きを不安視。
・(IMF)新興国の下ぶれリスクを懸念。
米Taperingは大きなリスク。
・日銀政策決定会合⇒金融政策維持。
・先進国で株式上昇+債券下落(利回り上昇)の潮流。
・Dowが$16千越え、S&P500が$18百越えの史上最高値。
・長期金利は週前半で上昇,後半で低下。
・イラン原子力協議の進展期待で原油価格低下。
・円安継続。
・クロス円上昇相場。
英国ポンド円、ユーロ円も2007年以来最高値。
1 Key Events.
①欧州
・独Bundesbank月例報告⇒独経済の好調の継続を確信。
ECBの金融緩和を支持。
・ECB Nowotny⇒欧州経済は概ね良好。低インフレは懸念材料。
同 Praet⇒金融政策の策が尽きる事は無い。
(QEも将来の選択肢)
・独ZEW⇒11月は56.4に上昇。2009年10月以来の高水準。
・独Bundesbank Weidmann⇒ECBの利下げは緩和サイクルの
開始にあらず。
・ECB Constancio⇒QEの議論はしたが具体論の段階ではない。
・ECB Draghi総裁⇒マイナス金利やQEは可能性の検証段階。
・独11月IFO⇒109.3に上昇(予想107.7)。2012年4月以来高水準。
②米国 / カナダ
・CFTCデータ⇒ユーロロングポジションが3週連続減少。
円ショートポジションが急増。
・NY Fed Dudley⇒経済指標は良好。
財政問題は経済の足枷にはならない。
市場はTapering時期に神経質すぎる。
・Philly Fed Plosser⇒Fedは9月にTapering開始が望ましかった。
2014年にインフレ2%,失業率6.25%へ。
・10月CPI⇒+1.0%に減速(yoy)。2009年10月以来の低水準。
・10月PPI⇒+0.3%(yoy)。コアは+1.4%(yoy)。
・失業保険申請件数⇒323千件に大幅減少。
・カナダ10月CPI大減速⇒+1.1%(yoy)から+0.7%(yoy)へ。
・カナダ9月小売データIは上昇⇒+1.0%(mom;予想+0.5%)
③中国
・政府の改革案⇒政府と市場の機能分担の見直し。
市場主導の資源配分を期待。
・PBOC Zhou総裁⇒為替水準決定で市場の役割を拡大。
PBOCは”Normal”な為替介入から撤退。
当局管理下の市場需給による変動相場へ。
④豪州 / NZ
・11月RBA議事録⇒非常にハト派トーンの内容。
追加緩和の可能性排除せず。
・NZ Q3PPI予想以上の上昇⇒Outputs+2.4%(予想+1%)。
Inputs+2.2%(予想+0.6%)。
・RBA Stevens総裁⇒為替介入には柔軟なスタンス。
ただし持続的効果やコスト見合いは検討課題。
⑤OECD / IMF
・(OECD)世界経済の成長鈍化に警鐘
・(同)2013年成長予想を3.1%⇒2.7%に引下げ。
・(同)2014年の成長予測を4.0%⇒3.6%に引下げ。
・(同)特に新興国の経済の先行きを不安視。
・(IMF)新興国の下ぶれリスクを懸念。
米Taperingは大きなリスク。
⑥日本
・黒田日銀総裁⇒日米欧の回復順調。米財政問題も影響軽微。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
10年債利回りは一時2.8%超から2.75%で越週。
30年債利回りは一時3.9%超から3.84%で越週。
・米イールドカーブは2011年以降最もSteep化。
・新興国市場からは継続的な資金流出。
②商品市場
・貴金属市場も小幅なるも継続的な低下。
③為替市場
ドル円は先々週99円台⇒先週100円台⇒今週101円台。
ドル円101円台は4.5ヶ月振り。
・人民元上昇(バンド拡大期待)、他新興国全般は通貨安。
Commodity Currencies Under Sustained Pressure.
商品市場が冴えないので当然と言えば当然ですがコモディティ通貨が苦戦中です。
一般論ですが、中国が取り組んでいる改革プランの内容は、有言実行を前提とすれば、OECDやIMFが懸念するとおり、新興国や商品市場には逆風となる可能性が高いでしょう。
資源国通貨、新興国通貨と言うカテゴリーに入る通貨には逆風が吹き始めている事は確かです。
足元のクロス円主導の円安にしても従来の主役は豪ドル円だったはずですが、今は欧州通貨がクロス円の上昇をリードしています。
国際資本の大きな潮流として、周縁から中央へ・・・新興国からG7への資本還流と言うテーマも頭に入れておきましょう。
AUDUSD DAILY ⇒ AUD Looks South. |
NZDUSD DAILY ⇒ NZD also Struggles. |
USDCAD DAILY ⇒ CAD Trying to Hold. |
一般論ですが、中国が取り組んでいる改革プランの内容は、有言実行を前提とすれば、OECDやIMFが懸念するとおり、新興国や商品市場には逆風となる可能性が高いでしょう。
資源国通貨、新興国通貨と言うカテゴリーに入る通貨には逆風が吹き始めている事は確かです。
足元のクロス円主導の円安にしても従来の主役は豪ドル円だったはずですが、今は欧州通貨がクロス円の上昇をリードしています。
国際資本の大きな潮流として、周縁から中央へ・・・新興国からG7への資本還流と言うテーマも頭に入れておきましょう。
USDJPY above 101 Mark : Up One Big Figure a Week.
ドル円の上昇が継続中です。過去3週連続で99⇒100⇒101と大台を着実にクリアしてきました。
長期間の三角持合を綺麗に上抜けして走り続けると言う非常にClassical且つTypicalな上昇再開相場となっています。
金融政策などファンダメンタルズも円安要素が多いだけに海外勢がAbenomics相場の第二段を期待した円安、株高相場を期待して動き出している印象がありますが、実際に円安は始まったばかりと言う解釈が圧倒的に多いです。
著名金融アナリストの「数年後に125円までは行く」とか「2014年3月に120円」と言う大胆な予想も出始めています。
さて、このペースなら今週には102円突破となりますかどうか?
USDJPY DAILY ⇒ Stepping Up. |
金融政策などファンダメンタルズも円安要素が多いだけに海外勢がAbenomics相場の第二段を期待した円安、株高相場を期待して動き出している印象がありますが、実際に円安は始まったばかりと言う解釈が圧倒的に多いです。
著名金融アナリストの「数年後に125円までは行く」とか「2014年3月に120円」と言う大胆な予想も出始めています。
さて、このペースなら今週には102円突破となりますかどうか?
JPY-Crosse : Real Big Trend is HERE.
これは"いつか来た道"の相場が始まっているのか?多くの市場参加者が身を乗り出すように見守っているのがクロス円の上昇でしょう。
遂に英国ポンドが対円の最高値を更新したようです。
ユーロも負けじと(?)対円で4年ぶりの高値を更新してきました。
ドルインデックスなどで見る米ドル総体のベクトルが上がっても下がってもクロス円は上がっていると言う環境になってきました。
さて・・ドル円がやがて120円を越えていくならクロス円は全く別世界の水準となっているのでしょうか?
主要国の株価、クロス円等がリーマンショック前の水準を回復、上抜けと言う状況になっています。
世界景気自体は色々な試練もありますが、金融市場はちょっと熱くなってきていますね。
遂に英国ポンドが対円の最高値を更新したようです。
GBPJPY DAILY ⇒ Blowing Off? |
EURJPY DAILY ⇒ 4 Year High. |
ドルインデックスなどで見る米ドル総体のベクトルが上がっても下がってもクロス円は上がっていると言う環境になってきました。
さて・・ドル円がやがて120円を越えていくならクロス円は全く別世界の水準となっているのでしょうか?
主要国の株価、クロス円等がリーマンショック前の水準を回復、上抜けと言う状況になっています。
世界景気自体は色々な試練もありますが、金融市場はちょっと熱くなってきていますね。
EURO : Hard to Figure this Out.
ユーロドルは先週前半で1.35台から100pips以上の下落をしましたが、結局戻して1.35台で越週しました。
EURUSD DAILY ⇒ Was That a Bad Trap? |
週央の下落(チャートの赤い陰線)が大きく、それまでの2週間ほどの上昇を一気に半分くらい失うイメージでしたので、ユーロは対ドルで高値を確認したと言う解釈から随分とロングポジションははけたのではないかと思います。
その後の上昇は下落分の太宗を取り返してますが、恐らく市場のポジションは軽いのではないでしょうか。
デフレの足音を聞いて直近の会合で中銀(ECB)が利下げもしていて通貨上昇している様はまさにアベノミクスで流れが変わるまでの日本の円高とも重なる部分があります。
ユーロドルは月末需給の絡む今週の展開が重要と言えそうですね。
Top FX Movers of the Week(Nov.18th - Nov.22nd 2013)
11月18日(月)~22日(金)の週を通した週次ベースの主要通貨ペア動向です。
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
①EURJPY ↑ 135.19 132.39 +280 +2.07%
②CHFJPY ↑ 109.49 107.47 +202 +1.84%
③GBPJPY ↑ 161.46 158.65 +281 +1.74%
④CADJPY ↑ 95.94 94.55 +139 +1.45%
⑤AUDNZD↓ 1.1240 1.1377 -137 -1.22%
⑥EURAUD↑ 1.4399 1.4237 +162 +1.13%
⑦USDJPY ↑ 100.17 99.08 +109 +1.09%
⑧NZDUSD↑ 0.8332 0.8242 +90 +1.08%
⑨AUDJPY ↑ 93.87 92.94 +93 +0.99%
⑩EURUSD↑ 1.3496 1.3363 +133 +0.99%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ EUR(3回),NZD(2回),CHF,GBP,CAD,USD,AUD
下落通貨 ⇒ JPY(6回),AUD(2回),USD(2回)
印象的なクロス円の上昇相場が継続している事がわかります。米ドルは上昇,下落の両サイドに顔を出しています。豪ドルとニュージーランドドルも明暗を分けていますね。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
11月22日(金)北米市場における最後の4時間の主要通貨動向です。
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
①AUDCHF ↓ 0.8305 0.8332 -27 -0.33%
②EURJPY ↑ 137.13 136.70 +43 +0.31%
③NZDJPY ↑ 82.61 82.37 +24 +0.29%
④GBPJPY ↑ 164.15 163.72 +43 +0.26%
⑤EURAUD↑ 1.4797 1.4759 +38 +0.26%
⑥AUDNZD↓ 1.1215 1.1241 -26 -0.23%
⑦CADCHF↓ 0.8612 0.8631 -19 -0.22%
⑧USDJPY ↑101.29 101.08 +21 +0.21%
⑨GBPAUD↑ 1.7713 1.7678 +35 +0.20%
⑩USDCHF ↓ 0.9078 0.9095 -17 -0.19%
上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CHF(3回),EUR(2回),NZD(2回),GBP(2回),USD
下落通貨 ⇒ AUD(4回),JPY(4回),CAD,USD
AUDとJPYの弱さが目立ちます。最後の最後まで・・・と言う感じですね。両通貨のショートポジションは然程溜まっていないと言う印象が残ります。
2013年11月17日日曜日
Review of the Week.(Nov.11th - Nov.15th.2013)
11月11日(月)~15日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国
・Yellen時期FRB議長の上院指名承認公聴会
⇒力強い景気回復に貢献意欲。
⇒非伝統的緩和の縮小実現の為にも当面は金融緩和継続。
⇒株価は上昇しているがバブルでは無い。
・Moody'sが4米銀の格付を引下げ。
⇒Morgan Stanley,Goldman Sachs,JpMorganChase,Bank of NY.
②英国
・10月CPI⇒+2.2%(予想+2.5%,yoy)。
⇒2012年9月以来の低水準。
・同コアCPI⇒+1.7%(予想+2.0%)。
・同PPIinput⇒▲0.3%(予想+0.3%)。
・同PPIoutput⇒+0.8%(予想+1.0%)。
・BOE四半期インフレ報告⇒雇用状況の改善を指摘。
⇒2015年第三四半期までに失業率7%まで改善の可能性。
・10月失業保険申請⇒41.7千件の減少。
・9月失業率⇒7.6%に改善。
・10月小売売上高⇒▲0.7%(予想0.2%)。
③欧州圏
・9月欧州圏鉱工業生産⇒▲0.5%に低下(mom)。
・欧州圏第三四半期GDP⇒+0.1%
・独GDP⇒+0.3%、仏GDP⇒▲0.1%、伊GDP⇒▲0.1%。
・ECB四半期サーベイ⇒2015年インフレ予想1.8%⇒1.5%に
引下げ。
・ECBのPraet⇒WSJ紙で資産買い上げやマイナス金利導入の
可能性に言及。
④豪州
・10月NAB信頼感⇒先月12から5に低下。
⑤中国
・中国共産党第18期第三中全会
⇒経済資源配分で市場の役割を決定的に拡大。
⇒腐敗根絶と諸改革の深化。
⑥日本
・麻生財務相⇒為替介入は政策手段。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場上昇
⇒Dow、S&P500共に6週連続上昇で新高値で越週。
⇒日経平均もアベノミクス相場の高値に迫る15千円台回復。
⇒欧州株も追随で先進国中心の株高相場。
・債券市場はYellen発言で価格上昇・利回り低下バイアス。
週末はやや戻して10年債利回り2.7%、30年債利回り3.79%。
②商品市場
・原油価格は頭の重い展開。
⇒Yellen発言はサポート材料だがイラン情勢の進展が売り材料。
・貴金属はやや持ち直し。
③為替市場
・Yellen発言で米ドルは反落基調。
・Risk-on基調で日本円も円安へ。
・麻生財務相の”介入=政策手段”発言も円安材料。
・ユーロは失速気味。英国ポンドは再上昇モード。
1 Key Events.
①米国
・Yellen時期FRB議長の上院指名承認公聴会
⇒力強い景気回復に貢献意欲。
⇒非伝統的緩和の縮小実現の為にも当面は金融緩和継続。
⇒株価は上昇しているがバブルでは無い。
・Moody'sが4米銀の格付を引下げ。
⇒Morgan Stanley,Goldman Sachs,JpMorganChase,Bank of NY.
②英国
・10月CPI⇒+2.2%(予想+2.5%,yoy)。
⇒2012年9月以来の低水準。
・同コアCPI⇒+1.7%(予想+2.0%)。
・同PPIinput⇒▲0.3%(予想+0.3%)。
・同PPIoutput⇒+0.8%(予想+1.0%)。
・BOE四半期インフレ報告⇒雇用状況の改善を指摘。
⇒2015年第三四半期までに失業率7%まで改善の可能性。
・10月失業保険申請⇒41.7千件の減少。
・9月失業率⇒7.6%に改善。
・10月小売売上高⇒▲0.7%(予想0.2%)。
③欧州圏
・9月欧州圏鉱工業生産⇒▲0.5%に低下(mom)。
・欧州圏第三四半期GDP⇒+0.1%
・独GDP⇒+0.3%、仏GDP⇒▲0.1%、伊GDP⇒▲0.1%。
・ECB四半期サーベイ⇒2015年インフレ予想1.8%⇒1.5%に
引下げ。
・ECBのPraet⇒WSJ紙で資産買い上げやマイナス金利導入の
可能性に言及。
④豪州
・10月NAB信頼感⇒先月12から5に低下。
⑤中国
・中国共産党第18期第三中全会
⇒経済資源配分で市場の役割を決定的に拡大。
⇒腐敗根絶と諸改革の深化。
⑥日本
・麻生財務相⇒為替介入は政策手段。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場上昇
⇒Dow、S&P500共に6週連続上昇で新高値で越週。
⇒日経平均もアベノミクス相場の高値に迫る15千円台回復。
⇒欧州株も追随で先進国中心の株高相場。
・債券市場はYellen発言で価格上昇・利回り低下バイアス。
週末はやや戻して10年債利回り2.7%、30年債利回り3.79%。
②商品市場
・原油価格は頭の重い展開。
⇒Yellen発言はサポート材料だがイラン情勢の進展が売り材料。
・貴金属はやや持ち直し。
③為替市場
・Yellen発言で米ドルは反落基調。
・Risk-on基調で日本円も円安へ。
・麻生財務相の”介入=政策手段”発言も円安材料。
・ユーロは失速気味。英国ポンドは再上昇モード。
USDJPY Above 100 Mark.
先々週に99円台を回復していたドル円ですが、先週は1円上昇して100円台に乗せて来ました。
USDJPY DAILY ⇒ Above 100.00 |
相場ではBig Figure(大台)が変わる事の心理的な意義も大きいのですが、99円と100円では大台だけではなく桁数が変わっているわけですので市場参加者の受け止め方には大きな変化も出てくる訳です。
実際に中期チャート上で長期間形成されてきた三角保合い(ペナント)を上に抜けたので円安相場の再開を期待する相場観も相当強まってきましたね。
USDJPY :6mths Consolidation Broken! |
テクニカル分析で強まるドル円上昇シナリオは元々円安を示唆するファンダメンタルズ分析とも一致するベクトルですので、いよいよその時が来たという可能性は確かにあります。
株式市場とタンデムでこのまま上がる可能性もありますし、一旦99円台に戻してその固さを確認して再度100円台を上昇していくと言う確認プロセスが先行するシナリオもあると思います。
今回の動きの直接の引き金になったとされる麻生財務相の介入に関する発言ですが、実は先週は米国のルー財務長官の来日があったタイミングでもありますのでちょっと裏読みをしたくなるような事象でもあります。
欧州要人の電話盗聴問題などで国際的な立場が弱まる米国が日本に対して円安容認のシグナルを送ってきているのか?
或いは今回の麻生発言をよく見ると一方的な円安を牽制しているようにも読める事、円高よりも先に先ず円安に言及している事の裏には何かあるのか?
因みに麻生発言はこういうものでした。
「一方的な円安、急激な円高といった動きにはきちんとしたシグナルを送り、一方的な動きを止める。短期的利益を目的とした投機筋に対抗できるものを持っていないと迷惑をこうむるのは国民だ」
いずれにしても暫くは海外勢もやや興味を失っていたドル円が再びセンターステージに回帰してきた事は間違いなさそうですね。
Overall Direction of JPY.
ドル円の100円越えが注目を集めていますが、先週の週次ベースの変動ランキングではドル円の上昇は8位でした。
円安はたいした動きではなかったという事ではなく、むしろ上位5位までがクロス円の上昇だったと言う事実から見て円安トレンド再開の初期シグナルが出ている可能性は十分と思えます。
最後のGBPJPYなんてズドーンと文句無い上抜けになっていますね。
株式市場が堅調でクロス円もドル円も上昇と言う図式はいつか見た風景と言う事なのですが、米株がとっくにリーマンショックの水準を超越した最高値圏にあり、日経平均もアベノミクス序盤戦で垣間見た1万5千円台まで回復してきたこととも併せて円安の最着火の可能性への期待感が高まります。
円安はたいした動きではなかったという事ではなく、むしろ上位5位までがクロス円の上昇だったと言う事実から見て円安トレンド再開の初期シグナルが出ている可能性は十分と思えます。
CADJPY DAILY ⇒ Breaking Higher. |
EURJPY DAILY ⇒ What a Recovery! |
NZDJPY DAILY ⇒ Nice Bounce. |
GBPJPY DAILY ⇒ WOW |
最後のGBPJPYなんてズドーンと文句無い上抜けになっていますね。
株式市場が堅調でクロス円もドル円も上昇と言う図式はいつか見た風景と言う事なのですが、米株がとっくにリーマンショックの水準を超越した最高値圏にあり、日経平均もアベノミクス序盤戦で垣間見た1万5千円台まで回復してきたこととも併せて円安の最着火の可能性への期待感が高まります。
EUR Took A Little Breather and Then.....
ユーロは売られたり買われたりと言うめまぐるしい展開になっています。
このチャートを見ても日足的にも明らかに仕掛けどころという気がしますね。
現状水準は過去の高値、安値になってきた水準である事がチャートでも見えていますが、ここを抜ければ再び上昇の目が出てきますし、ここで反落するのも綺麗なベア転となるでしょう。
ドル円も100円台で越週した事でちょっとしたPIVOTのタイミングと読めますので現状の為替市場は主要通貨同士の位置取りが加熱し始めていると言うことがいえるかと思います。
時々為替市場のVolatilityが低いと言う話も出ますので、溜まってきたエネルギーが少しずつ表面に出てきていると言う局面なのかもしれませんね。
2013年も既に11月中旬ですが、まだまだ年内一相場と言うイメージですね。
EURUSD DAILY ⇒ What Now? |
現状水準は過去の高値、安値になってきた水準である事がチャートでも見えていますが、ここを抜ければ再び上昇の目が出てきますし、ここで反落するのも綺麗なベア転となるでしょう。
ドル円も100円台で越週した事でちょっとしたPIVOTのタイミングと読めますので現状の為替市場は主要通貨同士の位置取りが加熱し始めていると言うことがいえるかと思います。
時々為替市場のVolatilityが低いと言う話も出ますので、溜まってきたエネルギーが少しずつ表面に出てきていると言う局面なのかもしれませんね。
2013年も既に11月中旬ですが、まだまだ年内一相場と言うイメージですね。
Top FX Movers of the Week.(Nov.11th - Nov.15th.2013)
11月11日(月)~15日(金)の週を通した週次ベースの主要通貨の攻防結果です。
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
①NZDJPY ↑ 83.47 81.66 +181 +2.17%
②EURJPY ↑135.19 132.39 +280 +2.07%
③CHFJPY ↑109.49 107.47 +202 +1.84%
④GBPJPY ↑161.46 158.65 +281 +1.74%
⑤CADJPY ↑ 95.94 94.55 +139 +1.45%
⑥AUDNZD↓1.1239 1.1377 -138 -1.23%
⑦EURAUD↑1.4399 1.4237 +162 +1.13%
⑧USDJPY ↑ 100.17 99.08 +109 +1.09%
⑨NZDUSD↑ 0.8332 0.8242 +90 +1.08%
⑩AUDJPY ↑ 93.87 92.94 +93 +0.99%
上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ NZD(3回),EUR(2回),CHF,GBP,CAD,USD,AUD
下落通貨 ⇒ JPY(7回),AUD(2回),USD
何と言っても円安と言う事で語れる週でしたね。週次ベースの変動の1位~5位までを含む7通貨ペアが円安と言う結果でした。7つの通貨の対円での上昇がランクインしているということです。100円を回復して注目されるドル円は週次で8位ですね。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
11月15日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨ペア動向です。
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
①USDCAD ↓ 1.0437 1.0453 -16 -0.15%
②EURUSD ↑ 1.3496 1.3480 +16 +0.12%
③AUDUSD ↑ 0.9370 0.9359 +11 +0.12%
④GBPUSD ↑ 1.6118 1.6102 +16 +0.10%
⑤NZDUSD ↑ 0.8332 0.8324 +8 +0.10%
⑥USDJPY ↓ 100.17 100.26 -9 -0.09%
⑦NZDCAD↓ 0.8694 0.8701 -7 -0.08%
⑧USDCHF ↓ 0.9145 0.9152 -7 -0.08%
⑨CADCHF↑ 0.8761 0.8755 +6 +0.07%
⑩GBPCAD↓ 1.6823 1.6833 -10 -0.06%
通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CAD(4回),EUR,CHF,AUD,GBP,NZD,JPY
下落通貨 ⇒ USD(7回),NZD,CHF,GBP
週末にかけての攻防は値幅は小さめですが、米ドルが広範に下げ基調である事とCAD上昇、USD下落と言う北米通貨のコントラストが目を引きます。
2013年11月10日日曜日
Review of the Week.(Nov.4th - Nov.8th 2013)
11月4日(月)~8日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・Dallas Fed Fisher総裁⇒連邦政府の財政策を痛烈に批判。
政府財政政策の無策が柔軟な金融政策を困難にしている。
QE継続が政府の危機意識を後退させてしまっている。
・St.Louis Fed Bullard総裁⇒12月のTapering開始可能性を
否定せず。
・第三四半期GDP⇒年率+2.8%で予想の=2.0%を大幅に上回る。
・同GDP価格指数⇒+1.9%(予想+1.3%)。
・10月雇用統計⇒NFP+204千人(予想125千人)。
9月データも+148千人⇒163千人に上方修正。
失業率は7.2%⇒7.3%に上昇。
・カナダ10月雇用統計⇒雇用者数+13.2千人。失業率6.9%(unch)。
・カナダ10月住宅着工⇒198千件に上昇。
②欧州圏
・11月Sentix信頼感⇒9.3に改善。10月製造業PMI確定値⇒51.3。
・EUが2014年成長予測、雇用情勢の見通しを下方修正。
⇒GDP成長見通しを1.2%から1.1%に、失業率予想を
12.1%から12,2%に下方修正。
・欧州圏9月PPI⇒▲0.9%(yoy)。
・スペイン10月失業者数が87千人の増加。
・欧州圏10月サービス業PMI⇒51.6(予想50.9)。
・欧州圏9月小売売上高⇒▲0.6%。
・ECB政策決定会合⇒政策金利を0.5%⇒0.25%に引下げ。
・独9月鉱工業生産⇒▲0.9%。
・S&Pがフランスを1ランク格下げ⇒AAに。
・独9月貿易黒字eur18.8bio。
③英国
・10月PMI建設業⇒59.4に改善。
・CBI(Confederation of British Industry)成長予測
⇒GDP成長予測2013年+1.4%、2014年+2.4%に引上げ。
・10月サービス業PMI⇒65.2に上昇(予想60)。
⇒1997年5月以来の16年ぶり高水準。
・9月鉱工業生産⇒+0.9%(mom:予想+0.6%)。
・BOE政策決定会合⇒政策金利据置き(0.5%)。
資産購入ペースもgbp375bioに維持。
・9月貿易統計⇒gbp▲9.8bioの赤字。
④スイス
・10月CPI⇒▲0.3%(yoy:予想▲0.1%)。
・スイス9月小売売上高⇒=1.0%(yoy)。10月失業率は3.2%(unch)。
⑤豪州 / ニュージーランド
・豪州9月小売売上高⇒+0.8%(予想+0.4%)。
・豪州RBA金融政策会合⇒政策金利2.5%に据置き。
・豪州RBAStevens総裁⇒豪ドル高に懸念を表明。
・豪州10月雇用者数⇒=1.1千人(予想+10.0千人)。
9月データも下方修正(+9.1千人⇒+3.3千人)で失業率も
5.7%に上昇。
・ニュージーランド第三四半期雇用者数⇒+1.2%。
⇒2007年来の高水準。失業率は6.2%に低下(前回6.4%)。
⑥中国
・10月非製造業PMI⇒56.3に上昇。(2013年最高値)
2 金融市場
①株式市場
・ECB利下げや米GDP,雇用統計後に乱高下モード。
・米株は反落してから猛反発へ。⇒Dowは$15,761.52、
S&P500は$1,770.57、Nasdaqは$3,919.23で越週。
②債券市場
・ECB利下げや米GDP,雇用統計後に乱高下モード。
・米10年債利回りは2.746%に上昇して越週。
⇒9月に2.984%⇒10月に2.471%に低下⇒先週2.746%。
・米30年債利回りは3.842%に上昇して越週。
⇒8月に3.93%⇒10月に3.565%に低下⇒先週3.842%。
③為替市場
・ドルインデックスが反発。79割れ寸前⇒81.4へ。
・ユーロは反落色を強め、英国ポンドは堅調モード。
・米ドルは上昇バイアス、コモディティ通貨には売り圧力
が残る展開。
・日本円は先週も乱高下。レンジ抜け期待は持ち越しへ。
④商品市場
・商品市場も乱高下。相対的には頭が重い展開に。
・原油価格は小幅な上昇。1バレル$94.35水準。
・貴金属は大幅な下落で越週へ。
金価格はオンス単価で$13千割れ。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・Dallas Fed Fisher総裁⇒連邦政府の財政策を痛烈に批判。
政府財政政策の無策が柔軟な金融政策を困難にしている。
QE継続が政府の危機意識を後退させてしまっている。
・St.Louis Fed Bullard総裁⇒12月のTapering開始可能性を
否定せず。
・第三四半期GDP⇒年率+2.8%で予想の=2.0%を大幅に上回る。
・同GDP価格指数⇒+1.9%(予想+1.3%)。
・10月雇用統計⇒NFP+204千人(予想125千人)。
9月データも+148千人⇒163千人に上方修正。
失業率は7.2%⇒7.3%に上昇。
・カナダ10月雇用統計⇒雇用者数+13.2千人。失業率6.9%(unch)。
・カナダ10月住宅着工⇒198千件に上昇。
②欧州圏
・11月Sentix信頼感⇒9.3に改善。10月製造業PMI確定値⇒51.3。
・EUが2014年成長予測、雇用情勢の見通しを下方修正。
⇒GDP成長見通しを1.2%から1.1%に、失業率予想を
12.1%から12,2%に下方修正。
・欧州圏9月PPI⇒▲0.9%(yoy)。
・スペイン10月失業者数が87千人の増加。
・欧州圏10月サービス業PMI⇒51.6(予想50.9)。
・欧州圏9月小売売上高⇒▲0.6%。
・ECB政策決定会合⇒政策金利を0.5%⇒0.25%に引下げ。
・独9月鉱工業生産⇒▲0.9%。
・S&Pがフランスを1ランク格下げ⇒AAに。
・独9月貿易黒字eur18.8bio。
③英国
・10月PMI建設業⇒59.4に改善。
・CBI(Confederation of British Industry)成長予測
⇒GDP成長予測2013年+1.4%、2014年+2.4%に引上げ。
・10月サービス業PMI⇒65.2に上昇(予想60)。
⇒1997年5月以来の16年ぶり高水準。
・9月鉱工業生産⇒+0.9%(mom:予想+0.6%)。
・BOE政策決定会合⇒政策金利据置き(0.5%)。
資産購入ペースもgbp375bioに維持。
・9月貿易統計⇒gbp▲9.8bioの赤字。
④スイス
・10月CPI⇒▲0.3%(yoy:予想▲0.1%)。
・スイス9月小売売上高⇒=1.0%(yoy)。10月失業率は3.2%(unch)。
⑤豪州 / ニュージーランド
・豪州9月小売売上高⇒+0.8%(予想+0.4%)。
・豪州RBA金融政策会合⇒政策金利2.5%に据置き。
・豪州RBAStevens総裁⇒豪ドル高に懸念を表明。
・豪州10月雇用者数⇒=1.1千人(予想+10.0千人)。
9月データも下方修正(+9.1千人⇒+3.3千人)で失業率も
5.7%に上昇。
・ニュージーランド第三四半期雇用者数⇒+1.2%。
⇒2007年来の高水準。失業率は6.2%に低下(前回6.4%)。
⑥中国
・10月非製造業PMI⇒56.3に上昇。(2013年最高値)
2 金融市場
①株式市場
・ECB利下げや米GDP,雇用統計後に乱高下モード。
・米株は反落してから猛反発へ。⇒Dowは$15,761.52、
S&P500は$1,770.57、Nasdaqは$3,919.23で越週。
②債券市場
・ECB利下げや米GDP,雇用統計後に乱高下モード。
・米10年債利回りは2.746%に上昇して越週。
⇒9月に2.984%⇒10月に2.471%に低下⇒先週2.746%。
・米30年債利回りは3.842%に上昇して越週。
⇒8月に3.93%⇒10月に3.565%に低下⇒先週3.842%。
③為替市場
・ドルインデックスが反発。79割れ寸前⇒81.4へ。
・ユーロは反落色を強め、英国ポンドは堅調モード。
・米ドルは上昇バイアス、コモディティ通貨には売り圧力
が残る展開。
・日本円は先週も乱高下。レンジ抜け期待は持ち越しへ。
④商品市場
・商品市場も乱高下。相対的には頭が重い展開に。
・原油価格は小幅な上昇。1バレル$94.35水準。
・貴金属は大幅な下落で越週へ。
金価格はオンス単価で$13千割れ。
EUR Fails to Hold?
先々週に予想外のデフレ圧力に直面して大きく反落モードに入ったユーロですが、先週は前半粘ったものの、結局はECBの利下げや米国の強い経済指標で最後は腰砕け的な下落をするという展開でした。
EURUSDであれば、欧州の悪材料と米国の好材料の衝突ですのでチャートも綺麗に続落と言う形状になっていますね。
同じようにEURGBPにも言えます。欧州圏と英国では明らかに明暗が分かれていますね。
対USDや対GBPと比較すると他の通貨に対しては、もう少し斑模様なチャートになっています。つまりECBの利下げなどを背景にEUR自体も弱いのですが、USDやGBPの方でもそれぞれの強気相場に入っていると言う状況であると言うことがいえるのかと思います。
EURAUDは前回安値圏で底入れの可能性もある形状ですが、足元はEUR以上にAUDも弱いのだと言う事になりますね。
このEURJPYも先週は5営業日で3本は陽線と言う形状です。木曜日の下げが大きいだけで実はEURは対JPYで勝ち越してはいると言う事ですし、金曜日は雇用統計後の米ドル上昇の中でEURよりもJPYの方が弱かったと言う事です。
EURは悪材料が目立つもののポジション的にはクロスは左程弱くなく、クロスで明確な反発モードが強まれば対USDや対GBPでの反発も遠く無いと言うイメージかもしれません。
EURUSD DAILY ⇒ Struggle to Hold. |
同じようにEURGBPにも言えます。欧州圏と英国では明らかに明暗が分かれていますね。
EURGBP DAILY ⇒ Breaking Down. |
対USDや対GBPと比較すると他の通貨に対しては、もう少し斑模様なチャートになっています。つまりECBの利下げなどを背景にEUR自体も弱いのですが、USDやGBPの方でもそれぞれの強気相場に入っていると言う状況であると言うことがいえるのかと思います。
EURAUD DAILY ⇒ A Sign of Reversal? |
EURAUDは前回安値圏で底入れの可能性もある形状ですが、足元はEUR以上にAUDも弱いのだと言う事になりますね。
EURJPY DAILY ⇒ Still Mixed. |
このEURJPYも先週は5営業日で3本は陽線と言う形状です。木曜日の下げが大きいだけで実はEURは対JPYで勝ち越してはいると言う事ですし、金曜日は雇用統計後の米ドル上昇の中でEURよりもJPYの方が弱かったと言う事です。
EURは悪材料が目立つもののポジション的にはクロスは左程弱くなく、クロスで明確な反発モードが強まれば対USDや対GBPでの反発も遠く無いと言うイメージかもしれません。
USDJPY at 99. ToTo would Love You.
99....I've been waiting so long...Oh..99....I love you....
90年代のLegendary BandであるTOTOの大ヒット曲を口ずさむかのように(?)ドル円が97円台の固さを確認し、金曜日の雇用統計後に一気に99円台を回復しました。
ドル円の冬眠状態は内外市場参加者の多くの心を捉えてきました。
ファンダメンタルズ的には上に抜けて行く(円安方向)とする勢力や結局は世界経済があまり良くない中で株価が反落する展開の中で円高方向、つまりドル円が下落する方向を予想する勢力が拮抗しています。
両勢力に共通しているのは、この通貨ペアには"マグマが溜まっている"と言う期待感です。どちらの方向にしても、Bureak-Outが確認された後は相当な値幅が出ると言う思惑ですね。その位この通貨ペアの冬眠期間は長く続いていると言う事でもあります。
今週はドル円の上値トライからのスタートですが、100円が視野に入る攻防もあり得るイメージかもしれないですね。
90年代のLegendary BandであるTOTOの大ヒット曲を口ずさむかのように(?)ドル円が97円台の固さを確認し、金曜日の雇用統計後に一気に99円台を回復しました。
USDJPY DAILY ⇒ 99..I Love You. |
ドル円の冬眠状態は内外市場参加者の多くの心を捉えてきました。
ファンダメンタルズ的には上に抜けて行く(円安方向)とする勢力や結局は世界経済があまり良くない中で株価が反落する展開の中で円高方向、つまりドル円が下落する方向を予想する勢力が拮抗しています。
両勢力に共通しているのは、この通貨ペアには"マグマが溜まっている"と言う期待感です。どちらの方向にしても、Bureak-Outが確認された後は相当な値幅が出ると言う思惑ですね。その位この通貨ペアの冬眠期間は長く続いていると言う事でもあります。
今週はドル円の上値トライからのスタートですが、100円が視野に入る攻防もあり得るイメージかもしれないですね。
Top Heavy Posture of Commodity Currencies.
英国、米国の景気が良さそうだと言う事。中国の経済指標も発表通りであれば急速に持ち直してきていると言う事。南半球やカナダの経済も堅調モードと言える事などの材料もあるのですが、コモディティ市場もコモディティ通貨もパフォーマンスが上がらない状態が続いています。
豪ドルも先週終盤に腰折れしました。
ニュージーランドドルも同様に脈を打ちながら段階的に下げていくトレンドのように見えます。
カナダドルはどうでしょうか?カナダドルはコモディティ通貨でもあり且つ北米経済の一角でもあるという特徴があります。
やはり米ドル強し・・・ですね。USDCADは前回高値圏に戻してからのもみ合い状態で越週していますが、ここから一上げすれば高値を更新しながらの上昇モードに入るイメージではあります。
金曜日は米雇用統計のインパクトが大きかったのですが、週末で頭を冷やした市場参加者の動きが今週初から注目ですね。
AUDUSD DAILY ⇒ Rebound Short-Lived? |
豪ドルも先週終盤に腰折れしました。
NZDUSD DAILY ⇒ Still Looks Down? |
ニュージーランドドルも同様に脈を打ちながら段階的に下げていくトレンドのように見えます。
カナダドルはどうでしょうか?カナダドルはコモディティ通貨でもあり且つ北米経済の一角でもあるという特徴があります。
USDCAD DAILY ⇒ USD Gains vs CAD. |
やはり米ドル強し・・・ですね。USDCADは前回高値圏に戻してからのもみ合い状態で越週していますが、ここから一上げすれば高値を更新しながらの上昇モードに入るイメージではあります。
金曜日は米雇用統計のインパクトが大きかったのですが、週末で頭を冷やした市場参加者の動きが今週初から注目ですね。
Precious Metals : Back Under Pressure.
先週は貴金属も多くの通貨と同様に対ドルで大きく値を下げる展開でした。
木曜日のGDPも金曜日の雇用統計も発表直後に穴を開けるように金価格の下落が見られました。特に金曜日の下落は単日の下げ幅としては過去1ヶ月強の期間で最大との事です。
銀価格のチャートも当然ですが、相似形の動きです。
銀の方がやや下げ渋り感はありますが・・・
年末も視野に入るこの時期に来て、インドや特に中国からの貴金属の需要が減速していると言う分析が目立つようになってきました。貴金属、特に金の産出国の対中国への輸出量(=中国からの注文量と言っても良いでしょう)が継続的な減少トレンドにあるとするものです。
先週はこういう分析レポートでセンチメントが弱まっているところでの米国経済指標の大幅改善でしたので、ちょっと底抜け形状のチャートとなってしまっています。
またかよ・・・・と思うのですが、ここへ来て「実は私は金をショートにしていました」等と言い始める人々が増えてきました。このまま貴金属が続落していくと、「何故私はこの相場を予見出来たのか」というようなレポートを出そうと言う人々ですね。
自称"リーマンショックを予見した"とされるアナリストがどれだけいる事か・・・と言う気がしますが、本当に投資業界と言うのは偽造された伝説が蔓延る世界ですので注意しましょう。
あ、勿論最大の注意は市場の動向に向けましょうね。
GOLD DAILY ⇒ Looks Furher Down? |
木曜日のGDPも金曜日の雇用統計も発表直後に穴を開けるように金価格の下落が見られました。特に金曜日の下落は単日の下げ幅としては過去1ヶ月強の期間で最大との事です。
銀価格のチャートも当然ですが、相似形の動きです。
SILVER DAILY ⇒ Same Story. |
銀の方がやや下げ渋り感はありますが・・・
年末も視野に入るこの時期に来て、インドや特に中国からの貴金属の需要が減速していると言う分析が目立つようになってきました。貴金属、特に金の産出国の対中国への輸出量(=中国からの注文量と言っても良いでしょう)が継続的な減少トレンドにあるとするものです。
先週はこういう分析レポートでセンチメントが弱まっているところでの米国経済指標の大幅改善でしたので、ちょっと底抜け形状のチャートとなってしまっています。
またかよ・・・・と思うのですが、ここへ来て「実は私は金をショートにしていました」等と言い始める人々が増えてきました。このまま貴金属が続落していくと、「何故私はこの相場を予見出来たのか」というようなレポートを出そうと言う人々ですね。
自称"リーマンショックを予見した"とされるアナリストがどれだけいる事か・・・と言う気がしますが、本当に投資業界と言うのは偽造された伝説が蔓延る世界ですので注意しましょう。
あ、勿論最大の注意は市場の動向に向けましょうね。
Top FX Movers of the Week.(Nov.4th - Nov.8th.2013)
11月4日(月)~8日(金)の週における週次ベースの主要通貨動向です。色々あった週ですが、特にECBの利下げと米雇用統計は市場インパクトも大きく、暫くは記憶に残る週になりそうですね。
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ GBP(6回),USD(2回),NZD(2回)
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
①GBPCHF ↑ 1.4756 1.4524 +232 +1.57%
②EURGBP↓ 0.8343 0.8469 -126 -1.51%
③GBPAUD↑ 1.7059 1.6876 +183 +1.07%
④GBPCAD↑ 1.6776 1.6597 +179 +1.07%
⑤USDCHF↑ 0.9215 0.9120 +95 +1.03%
⑥EURUSD↓ 1.3363 1.3490 -127 -0.95%
⑦GBPJPY ↑ 158.65 157.15 +150 +0.95%
⑧NZDCHF↑ 0.7596 0.7531 +65 +0.86%
⑨EURNZD↓ 1.6205 1.6328 -123 -0.76%
⑩GBPNZD↑ 1.9420 1.9275 +145 +0.75%
下落通貨 ⇒ CHF(3回),EUR(3回),AUD,CAD,JPY,NZD
先ずはこうして整理してみるとかなり意外感があります。ECBの利下げや米雇用統計で大きく動きましたと言う週だった割には週次ベースでの変動が小さいのです。特に材料の無かった週でもこの程度は十分動くと言う程度しか動いていません。
と言う事で改めて気が付くのは、先週前半は殆ど無風状態でありECBの利下げや米雇用統計後のドル高やユーロ下落は終盤の2日間のみの値動きであったと言う事です。ユーロにしても週初から粘っていたのですが終盤のイベントで梯子を外されて下落したとうことですね。従って週初と週末の値幅となると特段インパクトの無い週であったという事になってしまうのですが、リスクを取って市場に参加していたトレーダー等の人々にとっては結構大変な値動きだった事と思います。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
11月8日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨ペア動向です。
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
①NZDCAD↓ 0.8634 0.8664 -30 -0.35%
②GBPNZD↑ 1.9420 1.9369 +51 +0.26%
③CADJPY ↑ 94.55 94.33 +22 +0.23%
④AUDCAD↓ 0.9828 0.9850 -22 -0.22%
⑤NZDUSD ↓ 0.8242 0.8260 -18 -0.22%
⑥NZDCHF ↓ 0.7596 0.7611 -15 -0.20%
⑦GBPJPY ↑ 158.65 158.36 +29 +0.18%
⑧EURNZD↑ 1.6205 1.6178 +27 +0.17%
⑨EURCAD↓ 1.3999 1.4020 -21 -0.15%
⑩USDCAD↓ 1.0476 1.0489 -13 -0.12%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CAD(5回),GBP(2回),USD,CHF,EUR
下落通貨 ⇒ NZD(5回),JPY(2回),AUD,EUR,USD
前日のECBの利下げに続いて金曜日は予想を上回る米10月雇用統計でドル上昇に弾みが付きましたが、この時間帯も米ドルの独歩高的な状況にはなっていませんね。ユーロの独り負け的な状況でもなく、多くの市場参加者がひたすら米ドル、ユーロに対するExposureの調整に走った結果カナダドルに最も買い圧力が掛かり、ニュージーランドドルに最も売り圧力が掛かる展開となったようです。
2013年11月4日月曜日
Well-Tuned EIGO. : THAT MAKES TWO OF US.
映画の中での会話なのですが、3名の依頼人と弁護士との会話の場面で、依頼人の一人がとにかくあなたを全面的に信頼して全てを任せますと言うことを言った後で、あとの2名の依頼人が弁護士を見つめながら以下のように言っていました。
二人目 ⇒ That makes two of us.
三人目 ⇒ Three.
二人目も三人目も一人目の意見に同調しているのですが、
That makes two of us.⇒私も同意見です と言うのは知らないと言えないですよね。
この場合は一人目の依頼人と意見が同じだと言っている訳ですが、相対での1対1の交渉ごとで相手と意見や立場が同じであると伝える時に使用される事が多いようです。
我々の利害は一致している。我々は運命共同体だ。と伝えるのも,
That makes two of us. と言う表現が使えると言う事ですね。
三人目は、three of us の意味で”Three”とだけ言っていますが、基本的にはこの言い回しが適用できる数に上限は無いと言うことでしょう。
Idiomと言う事ではなくても基本単語の連なりが作り出す世界の奥深さは語学学習の醍醐味でもありますが、Two of us の反対概念となるのが、One and One です。
ある有名な俳優が自身の離婚について以下のように語っていました。
We used to be two of us but we are one and one now.
かつては多くを共有していたが、今は価値観や人生観が違っていると言う事です。
よく言う”すれ違い”と言う概念もこういう風に表現すると英語っぽいですね。
二人目 ⇒ That makes two of us.
三人目 ⇒ Three.
二人目も三人目も一人目の意見に同調しているのですが、
That makes two of us.⇒私も同意見です と言うのは知らないと言えないですよね。
この場合は一人目の依頼人と意見が同じだと言っている訳ですが、相対での1対1の交渉ごとで相手と意見や立場が同じであると伝える時に使用される事が多いようです。
我々の利害は一致している。我々は運命共同体だ。と伝えるのも,
That makes two of us. と言う表現が使えると言う事ですね。
三人目は、three of us の意味で”Three”とだけ言っていますが、基本的にはこの言い回しが適用できる数に上限は無いと言うことでしょう。
Idiomと言う事ではなくても基本単語の連なりが作り出す世界の奥深さは語学学習の醍醐味でもありますが、Two of us の反対概念となるのが、One and One です。
ある有名な俳優が自身の離婚について以下のように語っていました。
We used to be two of us but we are one and one now.
かつては多くを共有していたが、今は価値観や人生観が違っていると言う事です。
よく言う”すれ違い”と言う概念もこういう風に表現すると英語っぽいですね。
Well-Tuned EIGO. : Unlisted.
世界にはいくつ位の言語が存在しているのかよく判りませんが、各言語の間で名詞を除けば必ずしも単語間に”=”で対比出来るような1対1の紐付けが出来ない事が外国語学習の大きな壁になっていると言われます。帰国子女のような環境を除けば我々は必ず既に習得している母国語を通して外国語を学ぶからです。
List という単語も我々がちょっと意外に思う一面を有すると思います。
金融市場にはListed Marketと言う言葉があります。上場市場です。
各取引所に取引銘柄として上場されたものがListedであり、上場するという動詞はListと言う事ですが、逆に上場されていない銘柄はunlistedと言う事になります。
ここまでは、上場する=Listに載せる と言うイメージの中で判りやすいのですが、以下のような英文には一瞬「おや?」と思う人も少なくないのではないでしょうか。
例えばあるWebsiteに行くと下の方に、
This site is unlisted.
と出てきます。Websiteとしてページを作成しておきながらUnlistedと言うのは一瞬戸惑うのですが、次に続く以下の英文で「なるほどね」となります。
Think twice before sharing.
このWebsiteはUnlistedなのでShareするなと言う事ですが、要はUnlisted=非公開と言う事になります。Listに載せない、或いはListから外しているということで非公開にしていると言う事であり、上記のような英文が出るWebsiteは、一部の購読者だけを案内するリンクで誘導するようなWebsiteなどに出てきます。
冒頭の上場の話で考えても、上場するというのは株式や会社の情報を公開する事でもあるのでList=上場する、公開する と言う事であり、Unlistはその反対で非上場、非公開にする事でもあるわけですね。
インターネットの時代になって有料会員限定で情報を出すようなWebsiteは、GoogleやYahooなどの検索対象からも外して(Unlist)してあるので、上記のような注意分はそれをRemindする目的で掲載されていると言うことでしょう。限定情報なので他人に教えるなと言う事ですね。
List という単語も我々がちょっと意外に思う一面を有すると思います。
金融市場にはListed Marketと言う言葉があります。上場市場です。
各取引所に取引銘柄として上場されたものがListedであり、上場するという動詞はListと言う事ですが、逆に上場されていない銘柄はunlistedと言う事になります。
ここまでは、上場する=Listに載せる と言うイメージの中で判りやすいのですが、以下のような英文には一瞬「おや?」と思う人も少なくないのではないでしょうか。
例えばあるWebsiteに行くと下の方に、
This site is unlisted.
と出てきます。Websiteとしてページを作成しておきながらUnlistedと言うのは一瞬戸惑うのですが、次に続く以下の英文で「なるほどね」となります。
Think twice before sharing.
このWebsiteはUnlistedなのでShareするなと言う事ですが、要はUnlisted=非公開と言う事になります。Listに載せない、或いはListから外しているということで非公開にしていると言う事であり、上記のような英文が出るWebsiteは、一部の購読者だけを案内するリンクで誘導するようなWebsiteなどに出てきます。
冒頭の上場の話で考えても、上場するというのは株式や会社の情報を公開する事でもあるのでList=上場する、公開する と言う事であり、Unlistはその反対で非上場、非公開にする事でもあるわけですね。
インターネットの時代になって有料会員限定で情報を出すようなWebsiteは、GoogleやYahooなどの検索対象からも外して(Unlist)してあるので、上記のような注意分はそれをRemindする目的で掲載されていると言うことでしょう。限定情報なので他人に教えるなと言う事ですね。
2013年11月3日日曜日
Review of the Week.(Oct.28th - Nov.1st. 2013)
10月28日(月)~11月1日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①北米(米国、カナダ)
・10月消費者信頼感指数⇒71.2に低下(予想75.0)。
・Case-Shiller⇒20都市住宅価格12.8%上昇(予想12.4%yoy)。
(2006年以来最高値)
・9月PPI⇒+0.3%に低下(yoy)。
コアは+1.2%(yoy)に微増。
・9月小売売上高⇒▲0.1%。
除く自動車で+0.4%も予期せぬ下落。
・9月CPI⇒+1.2%に減速。コア+1.7%(yoy)。
・10月ADP雇用者数⇒+130千人(予想+148千人)。
・10月FOMC⇒政策金利据置き。資産購入規模据置き。
⇒12月のTapering開始可能性を否定せず。
・カナダ10月RBC PMI⇒55.6に上昇。2011年4月来高水準。
②英国
・9月Mortgage Approval⇒66.7千に増加。
・10月GFK消費者センチメント⇒▲11に低下。
・10月PMI製造業⇒56.0に低下。
③日本
・9月家計消費⇒+3.7%(yoy)。9月小売売上高⇒+3.1%
・9月失業率⇒4.0%に低下。
・9月鉱工業生産⇒+1.5%。
・9月住宅着工⇒+19.4%に上昇(yoy)。
・10月日銀政策決定会合⇒金融政策据置き。
2014年GDP成長予想1.3%⇒1.5%に引上げ。
2015年は1.5%に据置き。
コアCPI予想2014年1.3%、2015年1.9%に据置き。
④欧州
・独10月失業率⇒6.9%。
・スペイン第三四半期GDP⇒+0.1%(予想通り)。
・スイス10月KOF指数⇒1.72に上昇。
・スイス10月SVME PMI⇒54.2に低下(予想55.3)。
・欧州圏10月CPI⇒+0.7%(予想+1.1%)。
⇒2009年11月以来の低水準。
・欧州圏9月失業率⇒12.2%に高止まり。
・イタリア9月失業率⇒12.5%。
・独9月小売売上高⇒▲0.4%(mom)。
⑤南半球(豪州、NZ)
・10月RBNZ会合⇒OCR2.5%に据置き。
諸先進経済圏の景気動向に懸念。
自国経済の継続的回復は将来の引締め要因。
通貨高は引締め時期の延期要因。
・9月NZ建設許可件数⇒+1.4%。
・豪州9月建設許可⇒+14.4%(mom)に急騰。
・豪州第三四半期PPI⇒+1.3%、1.9%(yoy)に上昇。
⑥中国
・10月PMI⇒51.4に上昇。18ヶ月ぶり高水準。
2 金融市場
①株式市場
・世界的な製造業関連指標の好調を背景に上昇。
・米S&P500⇒$1,761.64、Dow⇒$15,615.55まで上昇し、
共に史上最高値更新。
②債券市場
・世界的な製造業関連指標の好調、株式市場の堅調を
背景に価格低下、利回りは反発バイアス。
・米10年債利回りは2.62%、30年債は3.63%で越週。
③商品市場
・全般に低下。
・原油、エネルギー、貴金属も大き目の反落。
④為替市場
・米ドルが予想外の大幅反発。
・カナダドルも堅調な製造業データ、GDP予想を背景に
上昇。
・ECBに利下げ観測再台頭でユーロが大きく反落。
他の欧州通貨(GBP,CHF)にも売りが波及。
・南半球、日本円は欧州通貨比で堅調だが対北米通貨で軟調。
1 Key Events.
①北米(米国、カナダ)
・10月消費者信頼感指数⇒71.2に低下(予想75.0)。
・Case-Shiller⇒20都市住宅価格12.8%上昇(予想12.4%yoy)。
(2006年以来最高値)
・9月PPI⇒+0.3%に低下(yoy)。
コアは+1.2%(yoy)に微増。
・9月小売売上高⇒▲0.1%。
除く自動車で+0.4%も予期せぬ下落。
・9月CPI⇒+1.2%に減速。コア+1.7%(yoy)。
・10月ADP雇用者数⇒+130千人(予想+148千人)。
・10月FOMC⇒政策金利据置き。資産購入規模据置き。
⇒12月のTapering開始可能性を否定せず。
・カナダ10月RBC PMI⇒55.6に上昇。2011年4月来高水準。
②英国
・9月Mortgage Approval⇒66.7千に増加。
・10月GFK消費者センチメント⇒▲11に低下。
・10月PMI製造業⇒56.0に低下。
③日本
・9月家計消費⇒+3.7%(yoy)。9月小売売上高⇒+3.1%
・9月失業率⇒4.0%に低下。
・9月鉱工業生産⇒+1.5%。
・9月住宅着工⇒+19.4%に上昇(yoy)。
・10月日銀政策決定会合⇒金融政策据置き。
2014年GDP成長予想1.3%⇒1.5%に引上げ。
2015年は1.5%に据置き。
コアCPI予想2014年1.3%、2015年1.9%に据置き。
④欧州
・独10月失業率⇒6.9%。
・スペイン第三四半期GDP⇒+0.1%(予想通り)。
・スイス10月KOF指数⇒1.72に上昇。
・スイス10月SVME PMI⇒54.2に低下(予想55.3)。
・欧州圏10月CPI⇒+0.7%(予想+1.1%)。
⇒2009年11月以来の低水準。
・欧州圏9月失業率⇒12.2%に高止まり。
・イタリア9月失業率⇒12.5%。
・独9月小売売上高⇒▲0.4%(mom)。
⑤南半球(豪州、NZ)
・10月RBNZ会合⇒OCR2.5%に据置き。
諸先進経済圏の景気動向に懸念。
自国経済の継続的回復は将来の引締め要因。
通貨高は引締め時期の延期要因。
・9月NZ建設許可件数⇒+1.4%。
・豪州9月建設許可⇒+14.4%(mom)に急騰。
・豪州第三四半期PPI⇒+1.3%、1.9%(yoy)に上昇。
⑥中国
・10月PMI⇒51.4に上昇。18ヶ月ぶり高水準。
2 金融市場
①株式市場
・世界的な製造業関連指標の好調を背景に上昇。
・米S&P500⇒$1,761.64、Dow⇒$15,615.55まで上昇し、
共に史上最高値更新。
②債券市場
・世界的な製造業関連指標の好調、株式市場の堅調を
背景に価格低下、利回りは反発バイアス。
・米10年債利回りは2.62%、30年債は3.63%で越週。
③商品市場
・全般に低下。
・原油、エネルギー、貴金属も大き目の反落。
④為替市場
・米ドルが予想外の大幅反発。
・カナダドルも堅調な製造業データ、GDP予想を背景に
上昇。
・ECBに利下げ観測再台頭でユーロが大きく反落。
他の欧州通貨(GBP,CHF)にも売りが波及。
・南半球、日本円は欧州通貨比で堅調だが対北米通貨で軟調。
A Sudden Impressive Comeback of USD.
外国為替取引は基本的にExchangeですので、組み合わせる通貨間の片方に上昇要因があれば上昇しますが、もう片方の通貨に下落要因があれば強力なブル相場となります。
足元は予想ほどにはハト派的ではなかったと言う解釈になったFOMC後に米ドルに追い風が吹いており、値幅もかなり伸びてきました。
市場は米ドルショートに傾いていた為に米ドルの反発は実に広範囲にわたります。上昇の規模や速度は相手側通貨の状況に拠る訳ですが、やはり欧州通貨に対する上昇が他をリードしています。
やはりユーロドルの動きが大きいですね。
それにしても物凄いチャートだと思いますが、豪ドルもずっと陽線と言う状態から唐突に陰線だらかになってしまい、ユーロにしても一度それまでの取引レンジを明確に上抜けしたところから豪快に下げています。
米ドルの反発が如何に唐突且つ市場の居を突いた形だったかが現れているチャートだと言えるでしょう。
米ドルの強さはショートカバー以上の勢いも感じる流れですが、今週以降の'動きを注視していきましょう。
足元は予想ほどにはハト派的ではなかったと言う解釈になったFOMC後に米ドルに追い風が吹いており、値幅もかなり伸びてきました。
市場は米ドルショートに傾いていた為に米ドルの反発は実に広範囲にわたります。上昇の規模や速度は相手側通貨の状況に拠る訳ですが、やはり欧州通貨に対する上昇が他をリードしています。
AUDUSD DAILY ⇒ Inflection |
EURUSD DAILY ⇒ Broken... |
USDJPY DAILY ⇒ Turning Around? |
やはりユーロドルの動きが大きいですね。
それにしても物凄いチャートだと思いますが、豪ドルもずっと陽線と言う状態から唐突に陰線だらかになってしまい、ユーロにしても一度それまでの取引レンジを明確に上抜けしたところから豪快に下げています。
米ドルの反発が如何に唐突且つ市場の居を突いた形だったかが現れているチャートだと言えるでしょう。
米ドルの強さはショートカバー以上の勢いも感じる流れですが、今週以降の'動きを注視していきましょう。
Tomorrow is always Another Day for EURO.
ユーロの弱さも広範囲です。米ドル以外、欧州内クロスでも軒並み弱い状況です。
一旦ユーロロングになっていたはずのテクニカル系の勢力は先週後半は相当傷んでいると思われます。当面はダメージコントロール中心のわかり難い展開になるかもしれませんね。
EURUSD DAILY ⇒ A Big Inflection. |
EURJPY DAILY ⇒ Upward Bias Broken. |
EURAUD DAILY |
EURCHF DAILY |
EURGBP DAILY ⇒ Oh My God. |
一旦ユーロロングになっていたはずのテクニカル系の勢力は先週後半は相当傷んでいると思われます。当面はダメージコントロール中心のわかり難い展開になるかもしれませんね。
Precious Metals Bow to Mighty Dollar.
貴金属には底打ち反発の兆しが出ていたのですが、それも米ドル反発の猛威の前にはひれ伏してしまったかのような動きになりました。
米ドル不信とかQE政策による将来のハイパーインフレ懸念とかは根強いのでしょうが、貴金属市場を考える時にかつて貴金属価格を強烈に押し上げ続けていた中国やインドからの恒常的なしつこい需要が最近どうなっているのかも良く分析してみる必要がありそうですね。
GOLD DAILY ⇒ Hanging in? |
SILVER DAILY ⇒ Struggling to Hold on. |
米ドル不信とかQE政策による将来のハイパーインフレ懸念とかは根強いのでしょうが、貴金属市場を考える時にかつて貴金属価格を強烈に押し上げ続けていた中国やインドからの恒常的なしつこい需要が最近どうなっているのかも良く分析してみる必要がありそうですね。
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