2016年7月25日(月)~7月29日(金)の週の簡単なReviewです。
*FOMC追加利上げを見送り
・5会合連続での見送り。
・6月会合から景気判断は引き上げ。
・9月の追加利上げ実施の余地を残す。
*BOJ 追加緩和
・マネタリーベース増加ペース(年間約80兆円)の現状維持。
・ETF買入れ額倍増(年間3.3兆円から6兆円へ)。
・評価の分かれる内容。全般的には低評価。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は調整バイアス。債券市場は価格上昇(利回り低下)。
・日経平均は、16,569.27円で越週。(前週16,627.25円)
BOJ追加緩和の評価を巡る波乱含みの値動き。
・米Dow→$18,432.24、S&P500→$2,173.60、Nasdaq→$5,162.13)
(前週 $18,570.79 $2,175.03 $5,100.16)
(前週比 -0.75% -0.07% +1.2% )
・7月通しでは、Dow+2.8%、S&P500+3.6%、Nasdaq+6.6%。
・米10年債利回りは、1.45%。(前週1.57%)
・米30年債利回りは、2.18%。(前週2.28%)
②商品市場
・在庫量の継続的拡大を嫌気して原油価格は続落。
3ヶ月振り安値圏で目先安定。
・1バレル当たり$41.46で越週。(前週$44.25)
・貴金属価格は小幅に反発。
・金価格は1オンス当たり$1,351.59で越週。(前週$1,323.29)
③為替市場
・FOMC利上げ見送りでUSDに反落圧力。
・BOJ追加緩和への失望感からJPYは上昇再開。
・CAD,GBPも下落バイアス。
2016年7月31日日曜日
Global Stocks : Correcting or Turning ?
主要株式市場は、上値の重さが感じられる展開が目立ちます。
まだまだ全体的には斑模様であり、欧州株は比較的元気です。
米株でもDowは失速し始めていますが、S&P500やNasdaqは依然堅調と言うダイバージェンス的な状況にあります。
日経平均は、BOJの追加緩和もあった為に目先の値動きはもう何でもあり状態のまま越週したと言ってよいでしょう。
調整バイアスの強まりを感じますが、次の動きが上昇であっても驚かないというレベルでしょう。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI225 DAILY |
まだまだ全体的には斑模様であり、欧州株は比較的元気です。
米株でもDowは失速し始めていますが、S&P500やNasdaqは依然堅調と言うダイバージェンス的な状況にあります。
日経平均は、BOJの追加緩和もあった為に目先の値動きはもう何でもあり状態のまま越週したと言ってよいでしょう。
調整バイアスの強まりを感じますが、次の動きが上昇であっても驚かないというレベルでしょう。
CRUDE OIL : Down to 3Mths’ Low.
原油価格は、継続的な在庫増を受けて(要はダブついているんですね)先週も続落しました。
$50の攻防に疲れて反落し、今は$40レベルの攻防となっています。3ヶ月振り安値圏ですね。
株価は、底堅いのに原油が需要されないと言うのも今の世界景気の煮え切らない状況をよく表しているのではないでしょうか。
為替市場でUSDが反落バイアスに晒されているので、原油価格は反発しやすい可能性もありますね。
CRUDE OIL DAILY |
$50の攻防に疲れて反落し、今は$40レベルの攻防となっています。3ヶ月振り安値圏ですね。
株価は、底堅いのに原油が需要されないと言うのも今の世界景気の煮え切らない状況をよく表しているのではないでしょうか。
為替市場でUSDが反落バイアスに晒されているので、原油価格は反発しやすい可能性もありますね。
PRECIOUS METALS : Looking Up Now?
貴金属価格は、巻き戻してきました。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
重要なのは、ここからですね。
8月相場は非常に重要なタイミングになりそうです。
貴金属価格のTake-Offのタイミングが来るでしょうか・・・・!
USD : Turned at FOMC.
FOMCの追加利上げが強く期待されていたという事でもなかったのでしょうが、7月初の雇用統計があれだけ強かったことで盛り上がっていた部分はUSDも売り戻しにあった感じです。
FOMCとBOJと言う注目イベントを消化した後に残ったのは、USD売りとJPY買いのバイアスでした。
この流れのまま8月に突入しますが、為替市場のVolatilityにも梅雨明け宣言の気配有りではないでしょうか。
EURUSD DAILY |
USDCAD DAILY |
USDCHF DAILY |
USDJPY DAILY |
この流れのまま8月に突入しますが、為替市場のVolatilityにも梅雨明け宣言の気配有りではないでしょうか。
JPY : Upward Bias Back on Surface.
経済対策が10兆、20兆、28兆と見た目の規模が膨らみながら、BOJも追加緩和策を打ち出すという流れでしたが、金融市場では株価も為替も期待先行の動きとなり、イベント終了後には反転と言う展開で重要週を締め括っています。
客観的に見ても今の世界情勢は経済的にも政治的にもあらゆる意味で楽観的でい続けることは困難と言わざるを得ません。
時折ダウンサイドリスクが顕在化しては、JPYが急騰するというパターンは今後も繰り返されることになるのでしょう。
USDJPY DAILY |
AUDJPY DAILY |
CHFJPY DAILY |
EURJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
客観的に見ても今の世界情勢は経済的にも政治的にもあらゆる意味で楽観的でい続けることは困難と言わざるを得ません。
時折ダウンサイドリスクが顕在化しては、JPYが急騰するというパターンは今後も繰り返されることになるのでしょう。
Top FX Movers for the Month of July 2016.
2016年7月の月次ベースでの主要通貨パフォーマンスです。
通貨ペア 月終値 月始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 月終値 月始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPAUD↓1.7388 1.7856 -468 -2.69%
2.CADJPY↓ 78.18 79.80 -162 -2.07%
3.AUDUSD↑0.7599 0.7451 +148 +1.95%
4.NZDCAD↑0.9393 0.9219 +174 +1.85%
5.GBPJPY↓134.90 137.36 -246 -1.82%
6.GBPNZD↓1.8316 1.8647 -331 -1.81%
7.CADCHF↓0.7428 0.7550 -122 -1.64%
8.EURCAD↑1.4566 1.4350 +216 +1.48%
9.EURAUD↓1.4692 1.4898 -206 -1.40%
10.GBPCHF↓1.2813 1.2991 -178 -1.39%
上昇通貨 ⇒ AUD(3回),JPY(2回),NZD(2回),CHF(2回),EUR
下落通貨 ⇒ GBP(4回),CAD(4回),USD,EUR
Top FX Movers of the Week.(July 25th - July 29th 2016)
2016年7月25日(月)~7月29日(金)の週次ベースでの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.CADJPY↓ 78.18 80.71 -253 -3.24%
2.GBPJPY↓134.90 139.01 -411 -3.05%
3.NZDUSD↑0.7205 0.6997 +208 +2.89%
4.NZDCAD↑0.9393 0.9184 +209 +2.23%
5.GBPNZD↓1.8316 1.8712 -396 -2.16%
6.CHFJPY↓105.17 107.41 -224 -2.13%
7.AUDJPY↓ 77.49 79.13 -164 -2.12%
8.EURJPY↓114.01 116.41 -240 -2.11%
9.AUDUSD↑0.7599 0.7461 +138 +1.82%
10.USDCHF↓0.9692 0.9866 -174 -1.80%
上昇通貨 ⇒ JPY(5回),NZD(3回),AUD,CHF
下落通貨 ⇒ USD(3回),CAD(2回),GBP(2回),CHF,AUD,EUR
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年7月29日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPJPY↓134.90 135.37 -47 -0.35%
2.USDJPY↓102.02 102.35 -33 -0.32%
3.CHFJPY↓105.17 105.50 -33 -0.31%
4.GBPCAD↓1.7239 1.7288 -49 -0.28%
5.GBPAUD↓1.7388 1.7434 -46 -0.26%
6.NZDCAD↓0.9393 0.9417 -24 -0.26%
7.USDCAD↓1.3037 1.3069 -32 -0.25%
8.GBPNZD↓1.8316 1.8354 -38 -0.21%
9.AUDJPY↓ 77.49 77.64 -15 -0.19%
10.AUDUSD↑0.7599 0.7586 +13 +0.17%
上昇通貨 ⇒ JPY(4回),CAD(3回),AUD(2回),NZD
下落通貨 ⇒ GBP(4回),USD(3回),CHF,NZD,AUD,
2016年7月24日日曜日
Review of the Week.(July 18th - July 22nd 2016)
2016年7月18日(月)~7月22日(金)の週の簡単なReviewです。
*日本政府の新経済対策が事業規模20兆円で調整中。
*RBA議事録 : 8月の追加利下げの可能性を示唆。
*RBNZも8月利下げの可能性に言及。
*ECBは現行政策を維持。
*G20財務相・中央銀行総裁会議
英国のEU離脱の影響などを討議。
為替介入に関しては日米当局に温度差。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場、債券市場共に保合い推移。長期金利小幅低下。
・日経平均は、16,627.25円で越週。(前週16,497.85円)
・米Dow→$18,570.79、S&P500→$2,175.03、Nasdaq→$5,100.16)
(前週 $18,514.84 $2,161.54 $5,029.59)
(前週比 +0.3% +0.6% +1.4% )
・米株は小幅ながら4週連騰で最高値圏を維持。
・米10年債利回りは、1.57%。(前週1.59%)
・米30年債利回りは、2.28%。(前週2.29%)
②商品市場
・商品市場は全般に下落の流れ。
・原油価格は、1バレル当たり$44.25で越週。(前週$45.97)
・金価格は、1オンス当たり$1,323.29で越週。(前週$1,328.46)
③為替市場
・株式市場の堅調維持など金融市場的には正常化バイアス
が継続する中、GBP,USDが上昇。
・商品市場低迷や中銀の利下げ示唆でAUD,NZDが下落。
・CAD,JPYも下落組。
*日本政府の新経済対策が事業規模20兆円で調整中。
*RBA議事録 : 8月の追加利下げの可能性を示唆。
*RBNZも8月利下げの可能性に言及。
*ECBは現行政策を維持。
*G20財務相・中央銀行総裁会議
英国のEU離脱の影響などを討議。
為替介入に関しては日米当局に温度差。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場、債券市場共に保合い推移。長期金利小幅低下。
・日経平均は、16,627.25円で越週。(前週16,497.85円)
・米Dow→$18,570.79、S&P500→$2,175.03、Nasdaq→$5,100.16)
(前週 $18,514.84 $2,161.54 $5,029.59)
(前週比 +0.3% +0.6% +1.4% )
・米株は小幅ながら4週連騰で最高値圏を維持。
・米10年債利回りは、1.57%。(前週1.59%)
・米30年債利回りは、2.28%。(前週2.29%)
②商品市場
・商品市場は全般に下落の流れ。
・原油価格は、1バレル当たり$44.25で越週。(前週$45.97)
・金価格は、1オンス当たり$1,323.29で越週。(前週$1,328.46)
③為替市場
・株式市場の堅調維持など金融市場的には正常化バイアス
が継続する中、GBP,USDが上昇。
・商品市場低迷や中銀の利下げ示唆でAUD,NZDが下落。
・CAD,JPYも下落組。
Global Stocks : Still Showing Resiliency.
主要株式市場は、イケイケどんどんと言う状況ではないですが下値もHOLDされる事が多く、BREXIT騒動時の大きな下落からの回復幅をしっかり守りながら保合っているイメージです。
ここからさらなる上抜けか反落かは、イベント的にFOMCおよびBOJの動向が決めることになりそうです。
G20では黒田日銀総裁が、ヘリコプターマネーは否定しながらも追加緩和には余地ありと言うスタンスを示すものと予想されています。
市場は、どのように消化していくかに注目しましょう。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
G20では黒田日銀総裁が、ヘリコプターマネーは否定しながらも追加緩和には余地ありと言うスタンスを示すものと予想されています。
市場は、どのように消化していくかに注目しましょう。
CRUDE OIL : Correcting Lower Again.
原油価格は、掘削活動の拡大傾向を示すデータが数週間継続していることなどを受けて上値が被ってくるような値動きでした。 見ていても重いですね・・・
USD上昇の煽りもあるのですが、目先はUSDの動向が従来以上に大きな変数となりそうです。
次は$40か反発して再度$50か・・・・
上だと思うけど、見ていて重い。
これに尽きる展開ですね。
CRUDE OIL DAILY |
USD上昇の煽りもあるのですが、目先はUSDの動向が従来以上に大きな変数となりそうです。
次は$40か反発して再度$50か・・・・
上だと思うけど、見ていて重い。
これに尽きる展開ですね。
PRECIOUS METALS : Taking the Heat.
貴金属価格は、粘りながらも上値が重い展開が続きます。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
こちらも上昇幅を相応に保ちながら価格よりも時間軸で調整する過程なのかもしれません。
落ちたら、拾う。
落ちたら、拾う。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
AUD , NZD : Talked Down by RBA and RBNZ
RBA, RBNZ共に8月にも利上げの可能性ありと言う事でAUDもNZDも素直に下落しています。
BREXIT騒動を受けて、GBP売りコモディティ通貨買いと言うクロス取引も盛んでしたので、断続的な巻き戻しが出ているという背景もありそうです。
特にNZDは綺麗に過去のサポレジライン上に戻された格好ですので、注目していきましょう。
AUDUSD DAILY |
NZDUSD DAILY |
特にNZDは綺麗に過去のサポレジライン上に戻された格好ですので、注目していきましょう。
Top FX Movers of the Week.(July 18th - July 22nd 2016)
2016年7月18日(月)~7月22日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDUSD↓0.6997 0.7113 -116 -1.66%
2.AUDUSD↓0.7461 0.7575 -114 -1.53%
3.USDCAD↑1.3126 1.2963 +163 +1.24%
4.GBPNZD↑1.8712 1.8492 +220 +1.18%
5.NZDCHF↓0.6903 0.6984 -81 -1.17%
6.EURNZD↑1.5666 1.5484 +182 +1.16%
7.USDJPY↑106.04 104.81 +123 +1.16%
8.AUDCHF↓0.7361 0.7438 -77 -1.05%
9.EURAUD↑1.4696 1.4552 +144 +0.98%
10.GBPAUD↑1.7554 1.7387 +167 +0.95%
上昇通貨 ⇒ USD(4回),GBP(2回),CHF(2回),EUR(2回)
下落通貨 ⇒ NZD(4回),AUD(4回),CAD,JPY
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年7月22日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.USDCAD↓1.3126 1.3169 -43 -0.33%
2.GBPCAD↓1.7207 1.7261 -54 -0.31%
3.EURCAD↓1.4406 1.4442 -36 -0.25%
4.GBPNZD↓1.8712 1.8755 -43 -0.23%
5.AUDCAD↓0.9793 0.9814 -21 -0.21%
6.NZDCAD↓0.9184 0.9201 -17 -0.19%
7.GBPAUD↓1.7554 1.7586 -32 -0.18%
8.EURNZD↓1.5666 1.5693 -27 -0.17%
9.GBPCHF↓1.2931 1.2952 -21 -0.16%
10.USDCHF↓0.9866 0.9881 -15 -0.15%
上昇通貨 ⇒ CAD(5回),NZD(2回),CHF(2回),AUD
下落通貨 ⇒ GBP(4回),EUR(2回),USD(2回),AUD,NZD
2016年7月17日日曜日
Review of the Week.(July 11th - July 15th 2016)
2016年7月11日(月)~7月15日(金)の週の簡単なReviewです。
*日本参院選で自民・公明与党が圧勝。
*英次期首相に内務大臣のTheresa Mayが就任。
*安倍総理が大型景気対策の策定を指示。
*Ben Bernanke前FRB議長が来日。
日銀の追加緩和余地にも言及。
*BOC金融政策据え置き(政策金利0.5%)
*BOE金融政策据え置き。8月の緩和を示唆。
*トルコで軍の一部がクーデターとの報道。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場続伸。債券価格は反落(利回り上昇)。
・日経平均は、前週比約14百円上昇の16,497.85円で越週。
(前週15,106.98円)
・米Dow→$18,514.84、S&P500→$2,161.54、Nasdaq→$5,029.59)
(前週 $18,146.74 $2,129.90 $4,956.76)
(前週比 +2.0% +1.5% +1.5% )
・米Dowは4日連続の最高値更新。S&P500も最高値更新。
・米10年債利回りは、1.59%。(前週1.36%)
・米30年債利回りは、2.29%。(前週2.10%)
②商品市場
・商品市場は斑模様の展開。原油小反発、貴金属は伸び悩む流れ。
・原油価格は1バレル当たり$45.97で越週。(前週$45.20)
・金価格は1オンス当たり$1,328.46で越週。(前週$1,365.96)
③為替市場
・上昇組はGBP,CAD,AUD,CHFなど。
・リスク選好モードでJPYが大きく反落。NZDにも調整売りが目立つ流れ。
・USDJPYは週初100.56円⇒週末106.32⇒週足105円割れ。
*日本参院選で自民・公明与党が圧勝。
*英次期首相に内務大臣のTheresa Mayが就任。
*安倍総理が大型景気対策の策定を指示。
*Ben Bernanke前FRB議長が来日。
日銀の追加緩和余地にも言及。
*BOC金融政策据え置き(政策金利0.5%)
*BOE金融政策据え置き。8月の緩和を示唆。
*トルコで軍の一部がクーデターとの報道。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場続伸。債券価格は反落(利回り上昇)。
・日経平均は、前週比約14百円上昇の16,497.85円で越週。
(前週15,106.98円)
・米Dow→$18,514.84、S&P500→$2,161.54、Nasdaq→$5,029.59)
(前週 $18,146.74 $2,129.90 $4,956.76)
(前週比 +2.0% +1.5% +1.5% )
・米Dowは4日連続の最高値更新。S&P500も最高値更新。
・米10年債利回りは、1.59%。(前週1.36%)
・米30年債利回りは、2.29%。(前週2.10%)
②商品市場
・商品市場は斑模様の展開。原油小反発、貴金属は伸び悩む流れ。
・原油価格は1バレル当たり$45.97で越週。(前週$45.20)
・金価格は1オンス当たり$1,328.46で越週。(前週$1,365.96)
③為替市場
・上昇組はGBP,CAD,AUD,CHFなど。
・リスク選好モードでJPYが大きく反落。NZDにも調整売りが目立つ流れ。
・USDJPYは週初100.56円⇒週末106.32⇒週足105円割れ。
Global Stocks : Yet Another.....
先週の主要株式市場はSolidな上昇週となりました。日経平均も週次で14百円弱の上昇ですし、米国株は最高値更新ラッシュでしたね。
各市場、まーそれは見事な上昇のオンパレードでした。
トルコ情勢なども不透明で金曜日の終盤には売り圧力も強まっての越週となっていますが、短期間で大復活の株式市場は、7月の後半戦をどう乗り切っていくのかに注目です。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
トルコ情勢なども不透明で金曜日の終盤には売り圧力も強まっての越週となっていますが、短期間で大復活の株式市場は、7月の後半戦をどう乗り切っていくのかに注目です。
CRUDE OIL : Trying to Pick Up ...maybe.
原油価格は、下げ渋りから小幅上昇と言う週でした。トルコ情勢などどう影響してきますかね・・・
今回は下値を切り上げて反発し始めていますが、このまま前回高値を取って行けると底入れ感が増しそうです。
個人的には様子見でしょうか・・・
CRUDE OIL DAILY |
今回は下値を切り上げて反発し始めていますが、このまま前回高値を取って行けると底入れ感が増しそうです。
個人的には様子見でしょうか・・・
PRECIOUS METALS : Treading Water.
貴金属価格は、もがきながらも下値圧力も跳ね返すパターンで横ばっています。
周期的には、もう1週間くらい揉んで再上昇と言うのがきれいな流れですが、そう簡単にいくかどうか・・・・
今ここで何かをやるというよりは、落ちたら買い増すつもりで見ていく感じかと思っとります。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
周期的には、もう1週間くらい揉んで再上昇と言うのがきれいな流れですが、そう簡単にいくかどうか・・・・
今ここで何かをやるというよりは、落ちたら買い増すつもりで見ていく感じかと思っとります。
JPY : Still Dancing with Risk Appetite.
JPY は、Wild Swingが続きます。
USDJPYも週初に100円台、週末に106円台まで反発するも週足は104円台でした。
株価も短期間で悲観、楽観、最高値更新と言う流れとなっていますが、この市場センチメントのバロメータであるJPYも翻弄されている格好ですね。
安倍政権の景気刺激パッケージ、月末にもBOJが追加緩和を打ち出す可能性、株式市場の賑わいなどのJPY売り材料もありますが、逆に新たな悪材料が出たり、政府やBOJが市場期待を裏切ることになれば大きく転換して100円割れても止まらないという流れもあり得るでしょう。
どちらかに中長期の決めうちポジションを持つよりも、2円幅くらいの回転技が機能するような展開が続くのかもしれません。
個人的には、どうも上昇期が取りにくいんですよね・・・・・
USDJPYも週初に100円台、週末に106円台まで反発するも週足は104円台でした。
USDJPY DAILY |
株価も短期間で悲観、楽観、最高値更新と言う流れとなっていますが、この市場センチメントのバロメータであるJPYも翻弄されている格好ですね。
安倍政権の景気刺激パッケージ、月末にもBOJが追加緩和を打ち出す可能性、株式市場の賑わいなどのJPY売り材料もありますが、逆に新たな悪材料が出たり、政府やBOJが市場期待を裏切ることになれば大きく転換して100円割れても止まらないという流れもあり得るでしょう。
どちらかに中長期の決めうちポジションを持つよりも、2円幅くらいの回転技が機能するような展開が続くのかもしれません。
個人的には、どうも上昇期が取りにくいんですよね・・・・・
Top FX Movers of the Week.(July 11th - July 15th 2016)
2016年7月11日(月)~7月15日(金)の週次ベースでの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPJPY↑138.12 130.18 +794 +5.75%
2.CADJPY↑ 80.75 77.08 +367 +4.54%
3.GBPNZD↑1.8492 1.7707 +785 +4.25%
4.AUDJPY↑ 79.35 76.04 +331 +4.17%
5.CHFJPY↑106.64 102.21 +443 +4.15%
6.USDJPY↑104.81 100.55 +426 +4.06%
7.EURJPY↑115.65 111.11 +454 +3.93%
8.NZDCAD↓0.9223 0.9520 -297 -3.22%
9.NZDCHF↓0.6984 0.7172 -188 -2.69%
10.AUDNZD↑1.0627 1.0343 +284 +2.67%
上昇通貨 ⇒ GBP(2回),CAD(2回),AUD(2回),CHF(2回),USD,EUR
下落通貨 ⇒ JPY(6回),NZD(4回)
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年7月15日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDJPY↓ 74.53 75.26 -73 -0.98%
2.EURJPY↓115.65 116.60 -95 -0.82%
3.AUDJPY↓ 79.35 79.98 -63 -0.79%
4.CADJPY↓ 80.75 81.25 -50 -0.62%
5.USDJPY↓104.81 105.40 -59 -0.56%
6.NZDCHF↓0.6984 0.7023 -39 -0.56%
7.GBPJPY↓138.12 138.89 -77 -0.56%
8.CHFJPY↓106.64 107.14 -50 -0.47%
9.NZDCAD↓0.9223 0.9262 -39 -0.42%
10.EURCHF↓1.0839 1.0881 -42 -0.39%
上昇通貨 ⇒ JPY(7回),CHF(2回),CAD
下落通貨 ⇒ NZD(3回),EUR(2回),AUD,CAD,USD,GBP,CHF
2016年7月10日日曜日
Review of the Week.(July 4th - July 8th 2016)
2016年7月4日(月)~7月8日(金)の週の簡単なReviewです。
*米6月FOMC議事録
⇒利上時期の判断を急がないというコンセンサス。
雇用改善の持続力や市場のインフレ期待の解釈には温度差。
*米6月雇用統計
⇒非農業部門雇用者数は287千人の増加。(市場予想180千人増)
昨年10月以降で最高の増加数。
5月のデータは38千人増から11千人増に下方修正。
失業率は、4.7%から4.9%に上昇。
*加6月雇用統計
⇒雇用市場が0.7千人の減少。(市場予想6.9千人増)
失業率は、6.9%から6.8%に低下。(市場予想7.0%への上昇)
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は堅調推移。債券市場は価格続伸(利回り続落)。
・前週5連騰の日経平均は、円高懸念や選挙を控えて火曜日から
4日続落し約2か月ぶり安値となる15,106.98円で越週。
(前週15,682.48円)
・米Dow→$18,146.74、S&P500→$2,129.90、Nasdaq→$4,956.76)
(前週 $17,965.87 $2,104.18 $4,867.69)
(前週比 +1.1% +1.3% +1.9% )
・米Dowは1年2か月ぶりの高値圏。
・米10年債利回りは、1.36%。(前週1.46%)
・米30年債利回りは、2.10%。(前週2.25%)
②商品市場
・世界景気先行き不透明感から原油価格は反落。
貴金属価格も調整を経て週末に反発する展開。
・原油価格は、1バレル当たり$45.20で越週。(前週$48.62)
・金価格は、1オンス当たり$1,365.96で越週。(前週$1,336.00)
③為替市場
・GBPが最弱通貨の座を譲らず。
・欧州通貨全般と雇用統計が弱かったCADが下落組。
・JPY、NZDが上昇組の中心。
・USDJPYは一時99円台。
*米6月FOMC議事録
⇒利上時期の判断を急がないというコンセンサス。
雇用改善の持続力や市場のインフレ期待の解釈には温度差。
*米6月雇用統計
⇒非農業部門雇用者数は287千人の増加。(市場予想180千人増)
昨年10月以降で最高の増加数。
5月のデータは38千人増から11千人増に下方修正。
失業率は、4.7%から4.9%に上昇。
*加6月雇用統計
⇒雇用市場が0.7千人の減少。(市場予想6.9千人増)
失業率は、6.9%から6.8%に低下。(市場予想7.0%への上昇)
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は堅調推移。債券市場は価格続伸(利回り続落)。
・前週5連騰の日経平均は、円高懸念や選挙を控えて火曜日から
4日続落し約2か月ぶり安値となる15,106.98円で越週。
(前週15,682.48円)
・米Dow→$18,146.74、S&P500→$2,129.90、Nasdaq→$4,956.76)
(前週 $17,965.87 $2,104.18 $4,867.69)
(前週比 +1.1% +1.3% +1.9% )
・米Dowは1年2か月ぶりの高値圏。
・米10年債利回りは、1.36%。(前週1.46%)
・米30年債利回りは、2.10%。(前週2.25%)
②商品市場
・世界景気先行き不透明感から原油価格は反落。
貴金属価格も調整を経て週末に反発する展開。
・原油価格は、1バレル当たり$45.20で越週。(前週$48.62)
・金価格は、1オンス当たり$1,365.96で越週。(前週$1,336.00)
③為替市場
・GBPが最弱通貨の座を譲らず。
・欧州通貨全般と雇用統計が弱かったCADが下落組。
・JPY、NZDが上昇組の中心。
・USDJPYは一時99円台。
Global Stocks : Another Nice Week.
主要株式市場は、欧米が週次ベースで続伸。アジアが足踏みと言うイメージです。
週初から調整モードの市場が多かったのですが、米雇用統計を好感して週末に上昇した格好になっています。
為替市場に円高加速リスクが燻る環境下ではありますが、日経平均も週初にどの程度反発出来るのか注目でしょう。
先週も崩れるような印象はなく、むしろ底堅い値動きですらあったのですが、しっかりと反発するだけの材料にも乏しかったという事だと思います。
中長期的な強気材料は微妙ですが、選挙で波乱がなければ短期的な反発はありかと。
週初から調整モードの市場が多かったのですが、米雇用統計を好感して週末に上昇した格好になっています。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
先週も崩れるような印象はなく、むしろ底堅い値動きですらあったのですが、しっかりと反発するだけの材料にも乏しかったという事だと思います。
中長期的な強気材料は微妙ですが、選挙で波乱がなければ短期的な反発はありかと。
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
CRUDE OIL : Seasonally Weak Consumption is Felt.
先週は燃料系の不調が際立つ週でした。NY原油は、$50の重みを感じながら後ずさりするような流れであり、ブレントは週次ベースで過去半年で最大の下落を記録してしまいました。
チャート的にもこのまま下落が続くとダウ理論上のベアトレンドが確定するイメージですので、ある意味では正念場に差し掛かってきました。
中長期がブル転していると判断しているのですが、短期的な調整で済むかどうかを見極める必要がありそうですね。
下世話な目線でいえば、円高で原油も下がれば今夏のエアコン使用に遠慮は不要と言う感じですね。
設定温度はどうしましょうか・・・
CRUDE OIL DAILY |
チャート的にもこのまま下落が続くとダウ理論上のベアトレンドが確定するイメージですので、ある意味では正念場に差し掛かってきました。
中長期がブル転していると判断しているのですが、短期的な調整で済むかどうかを見極める必要がありそうですね。
下世話な目線でいえば、円高で原油も下がれば今夏のエアコン使用に遠慮は不要と言う感じですね。
設定温度はどうしましょうか・・・
PRECIOUS METALS : Retail Interest Pitting against Corrective Pressure.
貴金属価格は、終わってみれば続伸と言う展開となりました。週央の調整圧力も強かったのですが、良く持ち堪えて跳ね返したという印象ですね。
ここのところ、GOLDが牽引したり、SILVERが先行したりと言う感じなのですが、先週はGOLDが流石の安定感で、SILVERはずっと押し込まれて週末にやっと反撃と言う流れでした。
急落するイメージは全くないので、調整局面で個人的にも貴金属の持ち高を増やしてみました。
さー上がれ・・・・上がっていいよ・・・・上がってちょうだい・・・と言う感じですね。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
急落するイメージは全くないので、調整局面で個人的にも貴金属の持ち高を増やしてみました。
さー上がれ・・・・上がっていいよ・・・・上がってちょうだい・・・と言う感じですね。
GBP : Literally Low Profile.
BREXITの国民投票から約2週間。英国の株式市場は修復が顕著ですが通貨(GBP)は落ちっぱなし・・・どころか続落傾向が続いています。
対USDで31年振り安値圏まで急落し・・・・続落中。
対JPY、対EURも然り・・・
実際に、GBPの下落は始まったばかりとの不気味な予言(?)も根強く、これまでの反発はどれも短距離かつ短命でした。
反発にしても続落にしても値幅が出ることは確実と言ってよいので、しっかり追いかけていきましょう。
GBPUSD DAILY |
対USDで31年振り安値圏まで急落し・・・・続落中。
GBPJPY DAILY |
EURGBP DAILY |
反発にしても続落にしても値幅が出ることは確実と言ってよいので、しっかり追いかけていきましょう。
NZD : Nice and Strong.
経済が比較的順調な事や中央銀行のタカ派的なスタンスなどを材料にNZDの堅調さが目立っています。
週末にUSDJPYが100円割れの局面もあったのですが、NZDJPYは陽線となっています。
その他ライバル通貨に対するパフォーマンスも圧巻ですね。
GBPNZDの日次チャートも何だか出血が止まらないイメージで真っ赤っ赤・・・・ですね。
AUDNZDは一旦反発と見せかけて、長い陽線の直後により長い陰線が出ています。ショートの長期保有戦略でまだまだいけそうな感じですね。
NZDUSD DAILY |
NZDJPY DAILY |
AUDNZD DAILY |
GBPNZD DAILY |
AUDNZDは一旦反発と見せかけて、長い陽線の直後により長い陰線が出ています。ショートの長期保有戦略でまだまだいけそうな感じですね。
登録:
投稿 (Atom)