2016年7月4日(月)~7月8日(金)の週の簡単なReviewです。
*米6月FOMC議事録
⇒利上時期の判断を急がないというコンセンサス。
雇用改善の持続力や市場のインフレ期待の解釈には温度差。
*米6月雇用統計
⇒非農業部門雇用者数は287千人の増加。(市場予想180千人増)
昨年10月以降で最高の増加数。
5月のデータは38千人増から11千人増に下方修正。
失業率は、4.7%から4.9%に上昇。
*加6月雇用統計
⇒雇用市場が0.7千人の減少。(市場予想6.9千人増)
失業率は、6.9%から6.8%に低下。(市場予想7.0%への上昇)
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は堅調推移。債券市場は価格続伸(利回り続落)。
・前週5連騰の日経平均は、円高懸念や選挙を控えて火曜日から
4日続落し約2か月ぶり安値となる15,106.98円で越週。
(前週15,682.48円)
・米Dow→$18,146.74、S&P500→$2,129.90、Nasdaq→$4,956.76)
(前週 $17,965.87 $2,104.18 $4,867.69)
(前週比 +1.1% +1.3% +1.9% )
・米Dowは1年2か月ぶりの高値圏。
・米10年債利回りは、1.36%。(前週1.46%)
・米30年債利回りは、2.10%。(前週2.25%)
②商品市場
・世界景気先行き不透明感から原油価格は反落。
貴金属価格も調整を経て週末に反発する展開。
・原油価格は、1バレル当たり$45.20で越週。(前週$48.62)
・金価格は、1オンス当たり$1,365.96で越週。(前週$1,336.00)
③為替市場
・GBPが最弱通貨の座を譲らず。
・欧州通貨全般と雇用統計が弱かったCADが下落組。
・JPY、NZDが上昇組の中心。
・USDJPYは一時99円台。