2013年8月4日日曜日

Very Interesting Anomaly about NFP.

私の家族もスタジオジブリの大ファンでして、金曜日の晩にも録画しながら”天空の城ラピュタ”を見ていましたが、皆さんは、”ジブリの法則”とか”ジブリの呪い”等とも呼ばれているちょっとしたアノマリーをご存知でしょうか?

WSJ紙日本版に面白い記事が出ています。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323451804578642561445230042.html?mod=djem_Japandaily_t

私は全く聞いた事はありませんでしたが、大変興味深い話だと思いました。

要するに放映後に相場が荒れると言う事なんですね。

記事の抜粋ですが、以下はとても興味深いですね。

”ジブリの法則を信じている人々は、異様ともいえる的中度を指摘する。日テレは2010年1月以来、ジブリ作品を24回放映してきた。そして、3分の2近くで、放映後の最初の取引日には東京市場で円高が起こり、また約半数の場合で株価が下落した。

”ジブリ作品の放映と重なった9回の雇用統計の発表のうち8回が市場予測を下回った。そして7回で、ドルは円に対して下落したのだ。”

ところで8月2日(金)の天空の城ラピュタは、10回目の雇用統計と言う事なのでしょうが、市場予測を下回り、ドル円も下落したと言う事は実現していますね。つまり上記のアノマリーは、過去10回の雇用統計のうち9回が市場予測を下回り、うち8回でドル円が下落したと言う具合に昇格(?)したのではなでしょうか。

世の中には面白い事に気が付く人がいるものだと思いますが、こういうのは本当に馬鹿に出来ないんですね(笑)。例えばあのジョージソロスが自身の取ったポジションが損失を計上しても簡単には損切りをしない一方で、背中の筋肉が痙攣するとあっさり損切ると言う話も有名ですが、彼はそれを神の啓示のようなものと信じているんですね。

意外と市場や世の中を動かしている要素には、極めて非科学的な事も含まれていると言う事なんですね。