2012年9月9日日曜日

Gold & Silver....Wait !?

ECBの国債無制限購入やFRBのQE3実施可能性の増大、更に中国も新たに$150bio規模の財政出動を承認しており、短期的な景気浮揚効果は期待できますが、またしても世界中の中央銀行による紙幣の刷り捲り政策が強化される流れが強まりました。

これを受けて、オリジナル貨幣であり、印刷出来ない貨幣である貴金属が手が付けられない価格上昇を続けています。
GOLD DAILY ⇒ 遂に1オンス1700㌦超え










SILVER DAILY ⇒ 銀も33ドル台へ!











これも本当に調整らしい調整も無く上昇しており、市場のセンチメントでは既に強気派が80%台後半にまで膨らんでいる状況なので既に買いたい人は買っている状況ではあるのですが、相変わらず中国やインドなどからの需要も衰えていないと言う分析もあり、益々目が離せなくなって来ました。

既存の貨幣制度への不信感が背景なだけに根の深い話です。
これは、世界中の中央銀行に対する強烈なメッセージであり、”あなた方の発行する小切手(紙幣)は将来価値が暴落しそうなので持っていたくありません”と言われている訳です。

少し前までは非伝統的な緩和政策からの出口政策をちらつかせながら、結局はQE3でより深みにはまっていきそうなFRBをはじめ、ECBもドイツの反対を蹂躙しながら同じ方向に舵を切っていますので貴金属市場は調整はあってもトレンドは変わりにくい状況が続きそうです。