2012年9月23日日曜日

Gold & Silver Updates.

CRBインデックスは下落する中で貴金属価格は堅調を維持しています。

業界内の知人・友人からの買い推奨も強まる一方であり、従来から注目してもいるので注意深くWatchしていますが、確かに不確実性が上昇する一方の世の中にあって貴金属を強気に見る理由は枚挙に暇がない事は事実です。
GOLD DAILY ⇒ 高値圏にSTAY











SILVER DAILY ⇒ これも落ちない・・・











世界中が紙幣を刷り捲るという量的緩和政策で市場を自国通貨でジャブジャブにして景気浮揚を狙う中で、貨幣価値の希薄化や景気回復後に起こる強烈なインフレ圧力を中銀が景気を殺さずにコントロール出来る可能性への疑問から印刷も出来ない、腐食もしないと言う歴史的にもオリジナルマネーと言える貴金属に価値保蔵機能を期待する投資家が急増しているのは無理からぬ事です。

国際社会がG7国を中心に回っていたのが新興国の台頭でG20 と言われたり中国の台頭でG7プラス1などと言われながら最終的には、G0の世界と言われるコアの無い状態になっています。

通貨の世界でも基軸通貨であった米ドル、その有力な代替候補であったユーロが共に今のような状況であり、自他共に新たな世界の中軸たらんとしている中国の人民元も昨今の同国の状況に鑑み、明らかに時期尚早であると言う判断が広がっていると思います。
 中軸、機軸たるべき存在を失いつつある為替市場の現状も価値保蔵機能の貴金属へのシフトを演出しているのではないでしょうか。