先週の金融市場は、前週までのECB,FRBに続くBOJの動向に注目が集まりました。
欧州、米国があれだけ踏み込んだ措置をとった後にゼロ回答では失望と円高を招くと言う内外からの圧力が強まる一方で、多くの日銀Watcher達は据え置きを予想していた訳ですが、結果的には資産買入れ基金を10兆円増額する措置を決定しました。
円はこれで一旦売られた後で、大き目に買い戻される展開となりましたが、最終的な評価は今週以降の市場に委ねられた格好です。
先ずは毎度の週次の変動の整理をしておきましょう。
通貨ペア ↑↓ 週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①EURJPY↓ 101.44 102.89 -145 -1.43%
②AUDJPY↓ 81.65 82.68 -103 -1.26%
③EURGBP↓ 0.7998 0.8092 -94 -1.18%
④EURUSD↓ 1.2983 1.3128 -145 -1.12%
⑤EURNZD↓ 1.5666 1.5838 -172 -1.10%
⑥GBPAUD↑ 1.5523 1.5370 +153 +0.99%
⑦CHFJPY↓ 83.70 84.52 -82 -0.98%
⑧AUDUSD↓ 1.0451 1.0550 -99 -0.95%
⑨AUDNZD↓ 1.2613 1.2730 -117 -0.93%
⑩CADJPY↓ 79.97 80.63 -66 -0.83%
通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ JPY(4回),GBP(2回),USD(2回),NZD(2回)
下落通貨 ⇒ EUR(4回),AUD(4回),CHF,CAD
EURは前週の反動で調整、JPYはBOJの追加緩和にも拘らず週次ベースで勝ち組の筆頭格となってしまいました。