Recapしておくと、ポイントは二つあります。
1 Fed Chairman Ben Bernanke announced a number of policy changes to stimulate the
economy.
He initiated purchases of agency mortgage-backed securities, starting Friday at a total of
US$23B through the end of the month and then at a rate of US$40B per month.
2 This measure put into effect immediately would be good for an open-ended period.
Buying would continue until the employment market has shown desirable improvement.
1のポイントは、QE3の購入対象が米債ではなくモーゲージ債であるという事。これで米債市場の長期ゾーンに売りが入って長期金利の上昇を引き起こしています。そしてこれがドル円の反発上昇の要因と一つと考えられています。また購入規模は月間$40billionです。
2のポイントは、この措置がOpen-endedである事です。期限を定めていないのです。
更に、この潜在的に無期限となるオペレーションを終わらせる条件と言うのが今や米国経済の最大の懸案事項となった雇用上情勢に顕著な改善が確認できるまでと言う事になっています。
物価の安定、過度のVolatilityの抑制、国際情勢への配慮・・・・・これらが過去の金融政策決定のパラメータでしたが、今回明確にストレートに雇用情勢を持ってきたことは歴史的なイベントとなったと思う所以です。
また細かい事ですが、上記で、Until the employment market shows desirable improvement.では無く、Until the employment market has shown desirable improvement.としているところも重要で、一定期間持続的な雇用情勢の改善が確認出来て初めて解除すると言う姿勢を明確にしています。
完了形の効能ですね。