注目イベント満載だった先週ですが、欧州では注目されたドイツ最高裁がESM(European Stability Mechanism)に条件付なるも一応の合憲判断を示し、米国でもFOMCで今回は見送るかと思われたQE3を、しかも想定以上に踏み込んだ内容で実施する決定をした事から金融市場でも大きなうねりが見られました。
・株式市場は上伸。
・米国債市場では長期が売られ、長期金利が上昇。
・金、銀の価格が続伸。
・為替市場ではユーロが大幅上昇。
・米ドルは続落となるも、最弱通貨は日本円に。
総括するとそんな感じになるでしょう。細かい考察は別項に譲ります。
さて、主要通貨ペアの週次の変動上位を確認しましょう。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①EURJPY ↑ 102.89 100.24 +265 +2.58%
②EURUSD ↑ 1.3128 1.2814 +314 +2.39%
③NZDJPY↑ 64.93 63.50 +143 +2.20%
④CHFJPY↑ 84.52 82.78 +174 +2.06%
⑤NZDUSD↑ 0.8286 0.8119 +167 +2.02%
⑥USDCHF↓ 0.9270 0.9444 -174 -1.88%
⑦EURCAD↑ 1.2757 1.2538 +219 +1.72%
⑧AUDJPY↑ 82.68 81.27 +141 +1.71%
⑨GBPJPY↑ 127.12 125.18 +194 +1.53%
⑩AUDUSD↑ 1.0550 1.0391 +159 +1.51%
通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ EUR(3回),NZD(2回),CHF(2回),AUD(2回),GBP
下落通貨 ⇒ JPY(5回),USD(4回),CAD
先々週からの2週間程の動きに関しては、見事に欧米(金融)当局の大勝利と言った印象を受けます。