9月16日(月)~20日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国
・Lawrence Summers氏がFRB次期議長候補を辞退。
・9月FOMCはノーアクション(QE縮小開始を見送り)。
・8月住宅着工891千件(予想923千件)。
・前週失業保険申請件数309千件(予想330千件)。
・セントルイス連銀Bullard総裁⇒Tapering見送りは
”Borderline Decision”だった。
・経済指標次第では10月にもTapering開始の可能性を示唆。
②日本
・安倍政権が消費税率引上げを決定。
(5%⇒8%(2014年)⇒10%(2015年))
・8月貿易統計で14ヶ月連続の貿易赤字。
ただし規模は予想比少額(▲0.79兆円)。
・黒田日銀総裁「欧米景気は順調に回復。日本経済にも好影響」。
③欧州
・ECB首脳(リッカネン氏)
「政策金利は相当な期間現行水準以下に留まる」。
④英国
・BOE議事録 ⇒ 政策金利据置き(0.5%)は全会一致。
・第3四半期の成長見通しを0.5%⇒0.7%に上方修正。
・8月小売売上高は▲0.9%(予想+0.4% mom)。
⑤スイス
・9月のSwiss ZEWが7.2⇒16.3に大幅上昇。
・SNBが政策金利据置き(0-0.25%)。
・EURCHFの下限も1.2で維持。
・2013年のGDP成長予測を1.0%~1.5%⇒1.5%~2.0%へ引上げ。
⑥ニュージーランド
・第2四半期経常収支が大幅改善(赤字縮小)。
・同GDPは+0.2%で予想通り(qoq)。
⑦豪州
・コンファレンスボード7月景況指数+0.3%
2 金融市場
①株式市場が反発
・世界的に株式市場が反発。
・米株はDowで$15,709.58、S&P500で$1,729.86を付け
て最高値更新。
②長期金利低下(債券価格上昇)
・米10年債利回りは3%目前から2.7%台へ低下。
③貴金属市場乱高下
・貴金属価格は大幅上昇後に大きく失速。
・金価格は1オンス辺り$1,375.4まで上昇後に$1,325.6まで反落。
④為替市場
・米ドルが大きく反落。
・日本円も下落でFOMC後は円安バイアス。
・ニュージーランドドル、スイスフランが先週の勝ち組。