2013年9月22日日曜日

Review of the Week.(Sept.16th. - Sept.20th.2013.)

9月16日(月)~20日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①米国
  ・Lawrence Summers氏がFRB次期議長候補を辞退。
  ・9月FOMCはノーアクション(QE縮小開始を見送り)。
  ・8月住宅着工891千件(予想923千件)。
  ・前週失業保険申請件数309千件(予想330千件)。
  ・セントルイス連銀Bullard総裁⇒Tapering見送りは
   ”Borderline Decision”だった。
  ・経済指標次第では10月にもTapering開始の可能性を示唆。

 ②日本
  ・安倍政権が消費税率引上げを決定。
   (5%⇒8%(2014年)⇒10%(2015年))
  ・8月貿易統計で14ヶ月連続の貿易赤字。
   ただし規模は予想比少額(▲0.79兆円)。
  ・黒田日銀総裁「欧米景気は順調に回復。日本経済にも好影響」。

 ③欧州
  ・ECB首脳(リッカネン氏)
  「政策金利は相当な期間現行水準以下に留まる」。

 ④英国
  ・BOE議事録 ⇒ 政策金利据置き(0.5%)は全会一致。
  ・第3四半期の成長見通しを0.5%⇒0.7%に上方修正。
  ・8月小売売上高は▲0.9%(予想+0.4% mom)。
 
 ⑤スイス
  ・9月のSwiss ZEWが7.2⇒16.3に大幅上昇。
  ・SNBが政策金利据置き(0-0.25%)。
  ・EURCHFの下限も1.2で維持。
  ・2013年のGDP成長予測を1.0%~1.5%⇒1.5%~2.0%へ引上げ。

 ⑥ニュージーランド
  ・第2四半期経常収支が大幅改善(赤字縮小)。
  ・同GDPは+0.2%で予想通り(qoq)。

 ⑦豪州
  ・コンファレンスボード7月景況指数+0.3%

2 金融市場

 ①株式市場が反発
  ・世界的に株式市場が反発。
  ・米株はDowで$15,709.58、S&P500で$1,729.86を付け
   て最高値更新

 ②長期金利低下(債券価格上昇)
  ・米10年債利回りは3%目前から2.7%台へ低下。

 ③貴金属市場乱高下
  ・貴金属価格は大幅上昇後に大きく失速。
  ・金価格は1オンス辺り$1,375.4まで上昇後に$1,325.6まで反落。

 ④為替市場
  ・米ドルが大きく反落。
  ・日本円も下落でFOMC後は円安バイアス。
  ・ニュージーランドドル、スイスフランが先週の勝ち組。