2013年9月16日月曜日

Review of the Week(Sept.9th - Sept.13th 2013)

9月9日(月)~13日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①日本
  ・2020年オリンピック開催地が東京に。
  ・第二四半期GDPが+0.9%に上方修正 ⇒ 年率換算+3.8%。

 ②欧州圏Sentix投資家信頼指数
  ・9月の数字が+6.5まで急進(予想▲4)。
  ・2011年5月以降の最高値。
  ・2011年7月以降初のプラス圏。
  ・2003年の統計開始以来で2番目の上昇幅。

 ③中国貿易統計
  ・8月は$28.5bioで1月以来で最高値。
  ・同鉱工業生産は+10.4%(予想+9.9%,yoy)で、過去17ヶ月で最高値。
  ・同小売売上高も+13.4%(yoy)で市場予想の+13.2%を上回る。

 ④豪州
  ・Tony Abbott氏が次期首相に内定。
  (Liberal-National Coalitionのリーダー)
  ・数種類の減税及び課税撤廃の実施を選挙公約に当選。
  ・NABビジネス信頼指数が7月の▲3 ⇒ 8月は+6に大幅改善。

 ⑤シリア情勢
  ・米国の世論は空爆に慎重。
  ・オバマ大統領も地上軍の投入は排除。
   期間も地域も限定した空爆と言う事で議会を説得。
  ・ロシアがシリアの化学兵器を国際管理下にシフトする提案を行い、
   シリア政府も受諾。

 ⑥英国
  ・7月失業率が7.7%に低下(改善)。
  ・失業保険申請者数が▲21.2千人の予想に対して▲32.6千人と
   予想以上の減少。
  ・BOEのCarney総裁が英国経済の回復基調が極めて順調である事
   を強調。

 ⑦ニュージーランド
  ・RBNZが政策金利を2.5%に据え置き。(予想通り)
  ・2014年には利上げの可能性を示唆。
  ・利上げ可能性時期も6月に示唆した2014年第二四半期から
   第一四半期に。

 ⑧米国
  ・9月第一週の失業保険申請者数が292千人まで低下。
   2006年4月以降の最低値。
  ・8月小売売上高は+0.2%(予想+0.3%)

 ⑨FRB次期議長レース
  ・オバマ大統領がLarry Summers氏を指名予定との噂が繰り返し
   流される。
  ・White Houseが正式に否定声明を出す。

2 金融市場

 ①RORO
  ・基本的にRisk-Onモード。
  ・週初の東京市場の株高が先導。
  ・シリア空爆可能性の後退。中国の経済指標の改善も材料に。

    ②TOTO
  ・金融市場の過半数はTaperingの9月開始をメインシナリオに維持。
  ・毎月の資産購入額を減額する事。減額対象は米国債のみ
   との見方。

       ③世界的に株式上昇。債券は上値限定
  ・米国10年債利回りが3%手前の膠着状態。
  ・FOMC後には大きく変動する可能性も。
  ・株高の基調もFOMC後に足腰の強さが試されそう。

    ④商品市場/為替市場
  ・コモディティ、コモディティ通貨が上昇。
  ・週初に円安になるも流れ続かず。後半は膠着で越週。
  ・GBPとNZDが堅調なトレンド。AUDは途中から後退。
  ・Risk-Onを背景に貴金属がダラダラと下落。