9月9日(月)~13日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①日本
・2020年オリンピック開催地が東京に。
・第二四半期GDPが+0.9%に上方修正 ⇒ 年率換算+3.8%。
②欧州圏Sentix投資家信頼指数
・9月の数字が+6.5まで急進(予想▲4)。
・2011年5月以降の最高値。
・2011年7月以降初のプラス圏。
・2003年の統計開始以来で2番目の上昇幅。
③中国貿易統計
・8月は$28.5bioで1月以来で最高値。
・同鉱工業生産は+10.4%(予想+9.9%,yoy)で、過去17ヶ月で最高値。
・同小売売上高も+13.4%(yoy)で市場予想の+13.2%を上回る。
④豪州
・Tony Abbott氏が次期首相に内定。
(Liberal-National Coalitionのリーダー)
・数種類の減税及び課税撤廃の実施を選挙公約に当選。
・NABビジネス信頼指数が7月の▲3 ⇒ 8月は+6に大幅改善。
⑤シリア情勢
・米国の世論は空爆に慎重。
・オバマ大統領も地上軍の投入は排除。
期間も地域も限定した空爆と言う事で議会を説得。
・ロシアがシリアの化学兵器を国際管理下にシフトする提案を行い、
シリア政府も受諾。
⑥英国
・7月失業率が7.7%に低下(改善)。
・失業保険申請者数が▲21.2千人の予想に対して▲32.6千人と
予想以上の減少。
・BOEのCarney総裁が英国経済の回復基調が極めて順調である事
を強調。
⑦ニュージーランド
・RBNZが政策金利を2.5%に据え置き。(予想通り)
・2014年には利上げの可能性を示唆。
・利上げ可能性時期も6月に示唆した2014年第二四半期から
第一四半期に。
⑧米国
・9月第一週の失業保険申請者数が292千人まで低下。
2006年4月以降の最低値。
・8月小売売上高は+0.2%(予想+0.3%)
⑨FRB次期議長レース
・オバマ大統領がLarry Summers氏を指名予定との噂が繰り返し
流される。
・White Houseが正式に否定声明を出す。
2 金融市場
①RORO
・基本的にRisk-Onモード。
・週初の東京市場の株高が先導。
・シリア空爆可能性の後退。中国の経済指標の改善も材料に。
②TOTO
・金融市場の過半数はTaperingの9月開始をメインシナリオに維持。
・毎月の資産購入額を減額する事。減額対象は米国債のみ
との見方。
③世界的に株式上昇。債券は上値限定
・米国10年債利回りが3%手前の膠着状態。
・FOMC後には大きく変動する可能性も。
・株高の基調もFOMC後に足腰の強さが試されそう。
④商品市場/為替市場
・コモディティ、コモディティ通貨が上昇。
・週初に円安になるも流れ続かず。後半は膠着で越週。
・GBPとNZDが堅調なトレンド。AUDは途中から後退。
・Risk-Onを背景に貴金属がダラダラと下落。