9月23日(月)~27日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①欧州
・独9月IFOは107.7と先月の107.5から上昇も市場予想の
108には届かず。
・独GFK消費者信頼指数7.7に改善。
・ECBのDraghi総裁⇒新たなLTROを含む諸施策で短期金利を
低水準に維持する用意。
・同Nowotny氏⇒ECBが多くの施策を示していく事が重要。
・同Constancio副総裁⇒LTCOには拘らない。
・独9月CPI+1.4%yoy(予想通り)。
・スイスKOF1.53に改善(予想1.46)。
②米国
・NY連銀Dudley総裁⇒米経済は回復基調と財政危機の板挟み。
・Altanta連銀Leckhart総裁⇒今月のFOMCではQE規模維持を支持。
雇用回復に減速感。10月会合までに発表予定のデータでは
方針変更は無いだろう。
・シカゴ連銀Evans総裁⇒Tapering開始は1月の可能性に言及。
・Dallas連銀Fisher総裁⇒Tapering延期は連銀の信任失墜リスク。
WHの次期議長候補選定プロセスを批判。
Yellen副議長を支持しない。
・8月Durable Goods+0.1%(予想▲0.1%)。
・8月New Home Sales421千件に改善(ほぼ予想通り)。
・Q2GDP確定値+2.5%(予想+2.7%)。
・Debt Ceiling問題。Lew財務長官が議会に上限引上げを要求する
書簡を出す。
・上限引上げが無ければ10月中旬に財政枯渇。
・8月個人所得+0.4%、コアPCE+1.2%(予想通り)。
③英国
・9月CBI売上高34に大幅上昇。
・BOEのCarney総裁⇒景気回復は順調。追加QE考えない。
・先進国経済概ね順調。英国がそれを主導している。
・9月GFK消費者信頼感▲10に改善。
④日本
・8月Corporate Service Price Index+0.6%。
・安倍首相、今週に消費税率引き上げと景気刺激策の発表へ。
・麻生財務大臣は法人税率引下げや経済対策用の
新規国債発行には慎重。
・8月CPIコア+0.8%に上昇(予想+0.7%)。2008年以来最高値。
⑤ニュージーランド
・8月貿易収支が予想外の悪化⇒
▲nzd1,191mio(予想nzd▲700mio)⇒(過去5年の最悪値)
・同輸出が2011年9月以来の最低値。
主因は酪農製品輸出(▲1.8%yoy)。
2 金融市場
①株式市場
前週のセンチが腰折れ。調整的な下落へ。
②長期金利(債券市場)
長期金利は続落(債券価格が続伸)。
③商品市場
頭の重いレンジ取引。
④為替市場
・全体的にはレンジ取引の継続。
・米ドルは相対的に軟調基調。
・ユーロは対ドルで上昇基調も対GBPやCHFの域内クロスで軟調。
・円は下落後に反発。消費税と法人税の動向待ち。