2014年1月13日(月)~17日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国
・FRB⇒オバマ大統領が元イスラエル中銀総裁の
Stanley Fischer氏を次期副議長に任命。
(Yellen次期議長の後任)
・12月小売売上高⇒+0.2%(予想+0.3%)。
・Atlanta連銀Lockhert総裁⇒状況に著変無ければ年内は
"Similar Tapering Step"を想定。
雇用にも物価にも若干の懸念。
12月の失業率6.7%は実体よりもよい数字。
この状況での6.5%のThreshouldは本来の意味を持たない。
・1月The Empire State製造業Index⇒12.5(予想4.5)。
・12月Headline PPI⇒+1.2%(予想+0.8%yoy)。
Core PPI⇒+1.4%(予想+1.3%yoy)。
・Philadelphia連銀 Plosser総裁⇒12月の弱い雇用統計は
Tapering計画への影響は無し。
・Dallas連銀Fisher総裁⇒Tapering開始を歓迎。
2倍のペースが望ましい。
・St.Louis Bullard総裁⇒単月データの影響は軽微。
Taperingは継続。
・Richmond連銀 Lacker総裁⇒今後も同様のtaperingを議論。
・12月CPI⇒+1.5%yoy。コアCPIは+1.7%。
・失業保険申請件数⇒1月11日の週は326千件と微減。
・Fed's Beige Book⇒全地域でModerate to Modestな景気拡大。
全地域で製造業、不動産が拡大。
異常寒波の影響は軽微。
複数地域の複数セクターで雇用に逼迫間。
三分の二の地域で雇用が改善。
②欧州 / スイス
・ECB⇒ Draghi総裁が"The Banker"により
"Governor of the Year award for 2014"に選出。
・11月欧州圏鉱工業生産⇒+1.8%(予想+1.6%mom)。
・11月欧州圏貿易統計⇒eur160bioの黒字(予想を下回る)。
・スイス11月小売売上高⇒+4.2%(予想+2.3%yoy)。
・欧州圏12月CPI⇒+0.8%(unch)。
・独12月CPI⇒+0.4%,コア+1.4%(unch)。
③英国
・12月CPI⇒+2.0%(yoy)に減速(予想+2.1%)。
コアCPIも+1.7%に減速(予想+1.8%)。
・12月小売売上高⇒+2.6%(予想+0.5%mom)。
1996年以来で12月データの最高値。
④世銀
・2014年世界経済成長予測⇒+3.0%⇒+3.2%に引上げ。
・2015年世界経済成長予測⇒3.3%⇒3.4%に引上げ。
⑤豪州
・12月雇用統計⇒雇用者数▲22.6千人(予想+10.3千人)。
Full Time▲31.6千人,Part Time +9千人。
失業率は5.8%(unch)。
Participationは64.8%⇒64.6%に低下。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・先週の雇用統計の影響は軽微か?
株式市場、債券市場共に落ち着いた展開。
・週次ベースでDow+0.1%,S&P500▲0.2%,Nasdaq+0.5%。
・米10年債利回り2.82%(前週2.86%),30年債3.75%(前週3.8%)。
②商品市場
・厳冬要因で原油価格は1バレル$94.08(前週$92.71)。
・金価格も1オンス$1,253.43と堅調。
③為替市場
・米ドル反発。NFP後の下落を全戻し。
・雇用ショックは豪ドルへ。豪ドルも前週上昇分全戻し。
・英国ポンドは調整後に一段高。
・日本円は円高一服も小康状態。