1 Key Events.
①米国
・12月ISM非製造業⇒53.0(予想54.5)。
・11月Factory Order⇒+1.8%(予想+1.7%)。
・11月貿易収支⇒▲$34.3bio(予想以上に赤字縮小)。
・上院がYellen副議長の次期議長昇格を承認(56-26)。
・12月ADP雇用レポート⇒民間雇用+238千人(予想+195千人)。
11月データも+215千人⇒+229千人に上方修正。
・12月雇用統計⇒NFP+74千人(予想+193千人)。
2011年1月以来の最低水準NFP。
11月データは+203千人⇒241千人に上方修正。
出業率は7.0%⇒6.7%に低下。
2008年10月以来の最低失業率。
②カナダ
・Flaherty金融相⇒「製造業にはCAD安が望ましい」
「OEDやIMFはカナダの金融引締めを予想」
[2015/16年の財政黒字は予想を上回る可能性」
・11月貿易収支⇒▲cad0.9bio(予想▲cad0.15bio)。
・12月住宅着工件数⇒190千件(予想196千件)。
・11月建築許可件数⇒▲67%(mom)と急ブレーキ。
・12月雇用統計⇒▲45.9千人の雇用喪失(予想=13.1千人増加)
失業率も6.9%⇒7.2%に大幅上昇。
③欧州
・欧州圏12月サービス業PMI確定値⇒51.0(Revise無し)。
・伊12月サービス業PMI⇒47.9(予想に届かず)。
・独12月サービス業PMI⇒53.5(下方修正)。
・仏12月サービス業PMi⇒47.8(上方修正)。
・独12月CPI⇒+1.4%(予想+1.3%,yoy)
・独12月雇用統計⇒失業者数▲15千(予想▲2千)。
失業率は6.9%で変わらず。
・独12月小売売上高⇒+1.5%(予想+0.5%)。
・欧州圏12月CPI⇒+0.8%(予想+0.9%yoy)。
・欧州圏11月失業率⇒12.1%
⇒8ヶ月連続で過去最高値(12.1%)での高止まり。
・欧州圏11月小売売上高⇒+1.4%(過去12年の最高値)。
・独11月Factory Order⇒+2.1%(予想+1.8%)。
・ECB1月政策決定会合⇒金融政策Unchanged。(政策金利0.25%)
・ECBDraghi総裁声明⇒欧州圏金利は相当な長期間現行水準未満。
低インフレ環境はかなり長期間継続。
先行きのリスクは下振れリスクに傾く。
不測の事態にはあらゆる手段で対処。
④英国
・英国中銀1月政策会合⇒金融政策Unchainged。
政策金利0.5%、資産購入gbp375bio。
・11月鉱工業生産⇒±0%(mom),+2.5%(yoy)。(予想+0.2%,+2.8%)。
・11月製造業生産⇒±0%(mom),+2.8%(yoy)。(予想+0.3%,+3.2%)。
⑤中国
・12月HSBC/Markitサービス業PMI⇒50.9(前月52.5)。
・12月CPI⇒+2.5%(予想+2.7%,yoy)。
・12月PPI⇒▲1.4%(予想▲1.3%,yoy)。
⑥豪州
・11月貿易収支⇒▲aud118mio(予想▲aud250mio)。
輸出=+10.7%、輸入=▲1.3%(yoy)。
・11月小売売上高⇒+0.7%(予想+0.4%,mom)。
・11月建築許可件数⇒▲1.5%(予想▲3.0%)。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は安定基調
・週次ベースでDow▲0.2%,S&P500+0.6%,Nasdaq+1.0%。
・債券市場は価格上昇、利回り低下。
・米雇用統計後の10日(金)の米債利回りは単日ベースでは
昨年10月以来最大の下落幅を記録。
・米10年債利回り2.86%(前週3.0%),30年債3.8%(前週3.92%)。
②商品市場
・原油価格は1バレル$92.71で越週(前週$94.26)。
ただし、金曜日は雇用統計後に1.15%上昇して終了。
・貴金属も雇用統計後のドル下落を受けて1.5%程上昇。
③為替市場
・金曜日雇用統計後に米ドルが大きく反落。
・最弱通貨はCAD。
・米ドルは対CAD以外の全主要通貨に対して下落。
・上昇通貨は日本円と南半球通貨。
・日本円≧豪ドル,NZD>欧州通貨>米ドル>カナダドル。