FRBのTaperingを巡る神経質なSWING相場の中で、先週はTapering観測を大きく後退させる内容のFOMC議事録の発表を受けて、発表直後から米ドルが大幅反落しました。
前回のFOMC直後から米ドルの独歩高状態だっただけに、米ドルは一旦全面的な撤退を余儀なくされたイメージになっています。
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EURUSD DAILY ⇒ EUR Jumped vs USD. |
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GBPUSD DAILY ⇒ GBP Jumped vs USD. |
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USDCHF DAILY ⇒ USD Tumbled vs CHF. |
チャートでも明らかですが、欧州通貨の反発はお見事ですね・・・・・・・・・・・・・・・・
では、コモディティ通貨はどうでしょうか。
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USDCAD DAILY ⇒ USD Sliped vs CAD. |
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NZDUSD DAILY ⇒ NZD Strength was LIMITED. |
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AUDUSD DAILY ⇒ AUD Failed to Recover......
驚くべきは豪ドルの弱さです。豪ドルはチャートの通りですが、反発後に全戻ししてしまっており、週末も事実上の安値引けをしている状況です。この豪ドルの弱さは相当な注目を浴びており、豪州の追加利下げが不可避との思惑から反発局面でもショートカバーではなく新たな売りが殺到すると言うような状況が生じています。ある意味で円安同様に豪ドル安と言うものがグローバルマクロ戦略の主役的な立場であり続けている事は、少し前とは隔世の感すらありますね。 |