EURUSD DAILY ⇒ False Break? |
ただこれはかなりトリッキーな動きですね。
チャートの通りですが、大きな上髭を残して日足の実体部分はロウソク足の下4分の1程度まで圧縮されています。
先週はEUR反落期待のショートポジションも多かったので、最後に大きなSqueezeが入っただけの話であって、レンジを上抜けし始めていると言う解釈は時期尚早のようなイメージですね。
何も無ければ静かな越週だった可能性もありますが、ECBメンバーでもある独ブンデスバンクのWeidmannから予想外にタカ派的な発言が出た事が引き金となったとされています。
物価上昇圧力が低い事が緩和的な金融政策を許容するとは限らないと言う趣旨の発言でした。
(Low price pressure cannot be a licence for arbitrary monetary easing.)
元々インフレファイターと言えばブンデスバンクの代名詞ともいえる訳で、Weidmannはインフレ懸念には迅速適時に引締めをするべきとも述べています。
(ECB must be sure to raise rates at the right time, should inflation pressure mount.")
EURショートを切らされた勢力からは、インフレよりお前がリスクだと思われた事は確実でしょうね。
結局Squeezeも大部分が上髭で終わってしまっていますが、こういうトリッキーな動きも年末の風物詩ではありますね・・・・・