1 Key Events.
①米国
・11月製造業ISM⇒57.3に上昇(予想55.0)。
・11月ADP民間雇用レポート⇒+215千人(予想+173千人)。
・11月サービス業ISM⇒53.9に低下。
雇用データは52.5で5月以来の低水準。
・10月貿易統計⇒$40.6bioの赤字(予想以上の貿易赤字)。
・第3四半期GDP⇒3.6%に上方修正(予想3.1%)。
2012年第1四半期依頼の高水準。
・11月最終週の失業保険申請件数は過去2ヶ月で最低の298千件。
・Lockhartアトランタ連銀総裁⇒12月のTaperingは議論に乗る。
・Fed Evans⇒12月のTapering議論の用意あり。
・11月雇用統計⇒非農業部門就業者数+203千人(予想+183千人)。
失業率は7.3%⇒7.0%に予想以上の低下。
7.0%は過去5年の最低水準。
・Plosserフィラデルフィア連銀総裁⇒良好な雇用統計に満足。
It's Time To Exit QE.
・Plosserフィラデルフィア連銀総裁⇒良好な雇用統計に満足。
It's Time To Exit QE.
②欧州 / スイス
2011年6月以来の最高値+5ヶ月連続で50以上。
・伊11月PMIも51.4に改善。
・スペイン11月製造業PMI⇒48.6に低下(予想51.3)。
・仏11月PMI⇒48.3に低下。21ヶ月連続で50未満。
・スイス11月SVME PMI⇒56.5(予想54.0)
・欧州圏10月小売売上高⇒▲0.2%。第3四半期GDP⇒+0.1%。
・ECB12月会合⇒政策金利0.25%据置き。
2014年インフレ見通しを1.3%⇒1.1%に引下げ。
2015年見通しは1.3%予想。
・スイス11月CPI⇒+0.1%(予想▲0.1%)。
・スイス11月外貨準備高⇒CHF435.7bioに増加。
③英国
・11月製造業PMI⇒58.4(予想56.2)
2011年2月以来の最高値。
Outputとnew orderは19年振り高水準。
・BOE12月会合⇒政策金利0.5%据置き。
資産購入規模もGBP375bioに維持。
④豪州 / ニュージーランド
・豪州10月建築許可⇒▲1.8%mom(予想▲5%)
・NZ第3四半期交易条件⇒+7.5%(予想+2.9%)
・RBA12月政策会合⇒CashRateを2.5%に据置き。
声明文も11月と同内容。
・豪ドル水準は"Uncomfortably High"。
・豪10月小売売上高⇒+0.5%(予想+0.4%)。
・豪州第3四半期GDP⇒+0.6%(予想+0.7%)。
⑤カナダ
・BOC12月会合⇒政策金利を1.0%に据置き。
全体的にDovish。インフレの下振れを懸念。
・11月雇用統計⇒就業者数+21.6千人(予想+7.5千人)。
失業率は6.9%で変わらず(予想7.0%)。
⑥日本
・日銀黒田総裁⇒設備投資の増加を期待。
海外経済の動向は懸念材料。
経済の上振れ、下振れ双方に対処。
⑦SWIFTデータ
・10月世界貿易データで人民元が米ドルに次ぐ第二通貨に。
・ユーロから第二通貨の地位を奪取。
・米ドル81.08%、人民元8.66%、ユーロ7.9%。
・人民元利用国上位は中国、香港、シンガポール、独、豪州
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・米株は5日連続陰線の後金曜日の雇用統計後に急騰。
週次ベースでは小幅下落もほぼFlatまで回復。
・金曜日の上昇幅はS&P500は11月8日以来の最大幅。
Dowも10月16日以来の上昇幅を記録。
・債券市場は価格低下+利回り上昇モード継続。
雇用統計後に金利上昇圧力が強まる動き。
10年債利回りは一時9月13日以来最高の2.93%まで上昇後
2.86%で越週。30年債券利回りは3.89%。
②商品市場
・原油価格は反発。週次ベースで7月以降で最大の上昇幅。
・貴金属は追随出来ず。依然下向きバイアスのレンジ取引。
③為替市場
・米ドルは斑模様。対円で上昇も他の主要通貨には苦戦。
・日本円は週初から円高バイアス⇒金曜日に反落し円安モード。
・週次ベースではNZDとCHFが他を圧倒する展開。