2013年12月15日日曜日

EURO, like chickens, always Come Home to Roost?

今年のユーロ上昇の背景は色々な要因がありますが、有力な動きとして欧州勢のRepatriationが指摘されています。

足元でも年末に予定されているECBによるAsset Quality Reviewに備えた資本増強目的による海外資産の清算とユーロの本国還流が広範に行われているのと、更に予想の数倍と言う規模で返済されているLTROなども一役買っていると考えられます。
EURUSD DAILY ⇒ Turning?
ファンダメンタルズ的には誰もが弱いと思っていた通貨がこんな右上がりのチャートを作ってしまうのですから市場と言うのは本当に難しいものですね。

このLTRO返済やECBの資産監査に備えて海外からユーロを本国還流させて来た欧州金融機関の動きは中国に最も影響が出ていると思われます。

将来何処かで米国と対峙することを想定している中国は意識して欧州とのつながりを重視してきました。欧州側も利害は一致しているので中国にどんどん投資をしてきた訳ですが、これが今本国に還流していると言うことですね。

日本だけじゃなくて、欧州も中国も2014年が正念場と言う印象が強まりますね。