1 Key Events.
①欧州 / スイス
・欧州圏Sentix投資家信頼感⇒予想外の低下(8まで低下)。
・欧州圏10月工業生産⇒▲1.1%。
・独10月鉱工業生産⇒▲1.2%(mom)。
・独10月貿易収支⇒eur16.8bioに低下。
・スイス11月失業率⇒3.2%(unch)。
・スイス10月小売売上高⇒+1.2%に上昇(yoy)。
・ECBの資産査定に備えて欧州金融機関が海外資産を縮小
⇒ユーロのレパトリ加速。
・ECBボード Coeure⇒欧州はデフレリスク低く米国のようなQEは不要。
・ECB月例報告⇒資金市場の金利上昇を牽制。
・ECB Liikanen⇒金利は相当期間現行水準以下で推移。
政策オプションは多岐に渡り必要に応じて実施。
・スイスSNB⇒CHFの対EURレートの上限1.2は不変のポリシー。
必要に応じてCHF売り介入も辞さず。
政策金利のゼロ金利政策は有効に機能。
・Eur22.7bioの3年物LTROが返済へ(市場予想の約4倍)。
・スイス11月PPI⇒▲0.1%(mom),▲0.4%(yoy)。
②日本
・第3四半期GDP確定値⇒暫定値+0.5%から+0.3%に下方修正。
・10月経常収支⇒▲1,279億円と9ヶ月ぶり赤字。
・11月工作機械受注⇒+15.4%(mom)。
・10月第三次産業指数⇒▲0.7%(mom)。
・11月消費者信頼感⇒42.5に上昇。
③英国
・10月鉱工業生産⇒+0.4%(mom),+3.2%(yoy)。
・10月貿易収支⇒▲GBP9.7bioに赤字拡大。
・BOE Carney総裁⇒フォワードガイダンスは成功している。
英国経済の回復は加速傾向。
完全正常化にはまだ時間が掛かる。
④米国
・St.Louis連銀 Bullard総裁⇒12月のTaperingに言及。
雇用データで判断すればTapering開始可能性が上昇。
小規模なTapering後に2014年前半の動向を見極めれ
ば良い。
・Dallas連銀 Fisher総裁⇒It's time to taper.
・米議会上院下院超党派による予算案を提出⇒上院を通過。
3年越しの懸案の決着期待。
・11月小売売上高⇒+0.7%(予想+0.3%)。
・12月6日の週の失業保険姿勢件数⇒368千件に増加
(予想321千件)。
⑤中国
・10月工業生産⇒前月の+10.3%⇒+10%に減少。
・11月小売売上高⇒前月+13.3%⇒+13.7%に上昇。
⑥豪州 / ニュージーランド
・豪11月NABビジネス信頼感⇒5に低下。
・豪11月住宅借り入れは1%上昇。
・豪12月Westpac消費者信頼感⇒▲4.8%の低下。
・RBNZ12月会合⇒OCR金利は2.5%に据え置き。
声明文はタカ派的トーンで今後の引締めを示唆。
為替市場のNZD高には懸念を表明。
・RBA Stevens総裁⇒利下げより豪ドル安による景気刺激
が理想。
AUDUSDは0.95よりも0.85寄りが
好ましい水準。
現時点での為替介入はコストに
見合わない。
⑦CFTCデータ(12月3日)
・円売りポジションが大幅拡大。
・ユーロは前週までのショートからロングへ転換。
・英国ポンドはロングポジションが拡大。
・豪ドルとカナダドルはショートポジション拡大。
①格式市場 / 債券市場
・米株は週次ベースでマイナス。
・債券市場は行って来いでほぼFlat。
・週次でDow⇒▲1.7%,S&P500⇒▲1.7%,Nasdaq⇒▲1.5%。
・日経平均は週次で103円上昇(+0.67%)と全体の牽引役に。
・米10年債利回りは2.87%(先週2.86%),
30年債は3.88%(先週3.89%)。
②商品市場
・クリスマス相場で全体的に小動きのレンジ取引。
③為替市場
・円安進行⇒週前半で反発も後半に再下落。
・ドル円の103.92、ユーロ円の142.81は共に5年ぶり高値。
・週終値は103.19、141.76まで調整して越週。
・資源国通貨は小反発の展開。
・ユーロドルのベーシススワップが2008年以来のプレミアムに。
(ユーロの先物が直物より高い状態)